Tag Archive for 東京シティ・フィル

藤岡幸夫(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

会心のコンビが放つ、冴えた好プログラム  今春から東京シティ・フィルの首席客演指揮者に就任した藤岡幸夫が、早くも得意のプログラムで熱演を繰り広げてくれそうだ。  まずはヴォーン=ウィリアムズの「『富める人とラザロ』の5つのヴァリアント」。長く歌い継がれるイギリス民謡の異稿を集め、一種の変奏形式にまとめたもの。朗々と、そ…

下野竜也(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

卓越したプログラミングで聴かせるドイツ三大Bの名曲  下野竜也といえば、いわゆる名曲と演奏機会の多くない作品を絶妙に組み合わせて、それらの真価を聴かせることを得意とする名指揮者である。オッフェンバック&スッペにシェーンベルクを加えた、東京シティ・フィルの2月の定期演奏会はその好例だろう。その下野が、10月の同団の定期で…

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

BACHが導く大編成サウンドの妙  このところ東京シティ・フィルの定期演奏会で好演が続いている。4月の高関健指揮のブルックナーも、5月の川瀬賢太郎指揮のショスタコーヴィチも、作品に対する誠意に溢れた熱演で聴く者を魅了した。指揮者とオケ一体で“音楽する”彼らのコンサートを、ぜひとも多くの人に聴いてほしいと願わずにはおれな…

藤岡幸夫(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

幕開けは得意の北欧・英国プロで華やかに  パッションの迸るダイナミックな指揮が人気の藤岡幸夫が、この4月に東京シティ・フィルの首席客演指揮者に就任した。関西フィルとの好調な共演は伝えられていたが、これからは首都圏でもその雄姿に定期的に触れることができそうだ。  就任披露となる同楽団7月定期には、自らのバックボーンを反映…

川瀬賢太郎(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

俊才たちが魅せるオール・ショスタコーヴィチ・プロ  20世紀作品に近年積極的な東京シティ・フィルが、5月末の定期演奏会でショスタコーヴィチ・プロに挑む。しかも大曲のない小粋な演目で、愛好者にも敬遠気味な方にも薦めたい公演である。  まず、ロシア革命が題材となる交響詩「十月革命」。本公演では最も重厚な音楽で、金管と打楽器…

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

詩情あふれるフランスの宗教曲と劇的音楽を一堂に集めて  東京シティ・フィルは、首席客演指揮者であった矢崎彦太郎とともにフランス音楽のシリーズ(その中にはプーランクの歌劇《カルメル派修道女の対話》もあった)を手掛けていたように、フランス音楽との相性が良いように思われる。現在の常任指揮者・高関健とも、ラヴェルの歌劇《スペイ…

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

充実のコンビで独墺音楽の真価を堪能    いま東京シティ・フィルが好調だ。昨年末の高関健指揮の「第九」、2月の下野竜也指揮のウィーンものなど、楽曲の魅力を的確に表現した誠意溢れる好演が続いている。無類のオーケストラ・ビルダー、高関が常任指揮者に就任して4年、着実に向上を遂げている同楽団のコンサートは、間違いな…

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

熱を帯びた旋律とリズムが躍動するハンガリーの二大巨星  元号が明治に変わった翌年の1869年、日本とオーストリア=ハンガリー帝国は修好通商航海条約に調印。今年はそれから150周年を迎え、外交関係開設記念事業が数多く行われる。中でも、ハンガリーを代表するバルトークとコダーイの作品による東京シティ・フィルの定期演奏会は、特…

下野竜也(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

オペレッタ序曲特集で二人の作曲家のアニバーサリーを寿ぐ  東京シティ・フィル2月の定期演奏会は、下野竜也の指揮で、19世紀後半のウィーンに縁のある作曲家が取り上げられる。ウィーンでオペレッタが爆発的に流行したのは、1850年代後半にオッフェンバックの作品が上演されたことがきっかけ。その流行を受けて、スッペ、ミレッカー、…

飯守泰次郎(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

ドイツ音楽に深く傾倒するマエストロによるブラームス演奏の集大成  東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団桂冠名誉指揮者、飯守泰次郎が、同楽団とともに取り組むブラームス交響曲全曲演奏シリーズの第2回が、2019年1月11日に東京オペラシティコンサートホールで開催される。18年1月の第1回では交響曲第2番と第4番が取り上げ…