Tag Archive for 東京シティ・フィル

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

ベートーヴェンからベルクまで――ウィーンを彩った音楽の系譜  毎回渾身の演奏を繰り広げる東京シティ・フィルだが、常任指揮者・高関健との公演はやはりひときわ違うものになる。新旧ウィーンの作曲家3人が並ぶ11月定期も、高関らしい仕掛けが感じられるプログラムで、興味が尽きない。  最初は生誕250年のベートーヴェンから交響曲…

沼尻竜典(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

ダイナミックな管弦楽サウンドを浴びる喜びをかみしめる  東京シティ・フィルの第337回定期演奏会を指揮するのは、びわ湖ホールでの《神々の黄昏》無観客公演のライヴ・ストリーミング配信が記憶に新しい沼尻竜典。東京シティ・フィルの定期演奏会には今回が初登場となる。  プログラムには芥川也寸志とラフマニノフの作品が並べられた。…

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

オルガンとオーケストラの華麗な融合  常任指揮者就任から5年を経た高関健のもとで、濃密かつ生気に充ちた快演を繰り広げている東京シティ・フィル。当コンビは筋が通ったプログラミングも魅力だ。9月の定期演奏会はまさにそう。ここには、バッハ、ジョンゲン、フランクという“オルガニスト”作曲家による“オルガン的”な作品が並んでいる…

【8/7】飯守泰次郎(指揮)東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

 この原稿を書く直前の6月26日、いよいよ再開したオーケストラ・コンサートで聴いた飯守泰次郎は、まさに渾身。いつもにも増して気迫が伝わる熱演にジーンときた。  日本を代表するドイツ音楽のスペシャリスト。サマーミューザではブルックナーの交響曲第4番を聴かせてくれる。「ロマンティック」の愛称があるように、重厚長大なブルック…

動き出す日本のオーケストラたち(2)〜フルサイズの定期も遂に再開、東響が一番のり。都響、N響も独自色で臨む

 オーケストラの定期演奏会。4ヵ月前までは普通に聴いていた序曲→協奏曲→休憩→交響曲で構成された、オーケストラファンとしては嬉しい「定番セット」がついに戻ってきた。  この3月下旬以降、活動休止を経て無観客ライヴの動画配信を続けてきた東京交響楽団(東響)は6月26日、サントリーホールの第681回定期演奏会でフルサイズの…

動き出す日本のオーケストラたち(1)〜様々な課題に取り組み、待望のコンサートを再開

 新型コロナウイルス問題で2020年3月末から公演中止&延期を余儀なくされていた日本のオーケストラが動き出した。密閉、密集、密接の「3密」の条件に照らすと、オーケストラ演奏会では客席だけでなく、舞台上に所せましと並ぶ楽団員の感染リスクも軽視できない。東京都交響楽団(都響)が科学者や医師も交えた公開試演会を6月半ばに開い…

藤岡幸夫(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

絶好調のサッチーがお届けするフェイバリット・プロ!  誠実な演奏を持ち味とする東京シティ・フィルだが、首席客演指揮者に藤岡幸夫が就任してからさらに熱い魅力が加わった。関西フィルの首席指揮者であり、テレビ番組MCでも明るいキャラクターを見せて、特別な存在感を発揮している。その藤岡が登場する6月の定期は、自身が大好きと公言…

アーティストメッセージ(13)〜高関 健(指揮)

 音楽ファンの皆様、こんにちは。指揮の高関健です。  数ヵ月前には想像さえしていなかったコロナウイルスが世界中で猛威を振るい、私たちに襲いかかり、多くの人々の命を奪っています。本当に恐ろしいです。  誰もが経験したことのない困難の中、先頭に立って治療にあたられるお医者様、医療に携わる皆様、これ以上の感染を抑えるために最…

横山 奏(指揮)

音楽を心から楽しみ、謙虚に向き合う若きマエストロ  2018年の第18回東京国際音楽コンクール〈指揮〉は、沖澤のどか、横山奏、熊倉優という、今後日本の指揮界を担っていくであろう、注目の俊英たちが上位3人に並んだ。このとき「聴衆賞」を受賞したのが第2位の横山奏。本選のエルガー「エニグマ変奏曲」での高い集中力と心のこもった…

フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020ラインナップ発表

 首都圏のオーケストラがミューザ川崎シンフォニーホールに集結、大規模な競演を繰り広げて、すっかり真夏の風物詩として定着した「フェスタサマーミューザKAWASAKI」。今年も7月23日から8月10日までの全19公演で開催される(2公演は新百合ヶ丘のテアトロ・ジーリオ・ショウワ)。初登場の群馬交響楽団による「第九」など生誕…