Tag Archive for 日本フィル

ピエタリ・インキネン(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団 マーラー撰集Ⅴ 夜の歌

作品本来の姿を伝える若きマエストロの魅力  ピエタリ・インキネンと日本フィルのコンビが好調だ。11月には『マーラー撰集』のシリーズ第5弾として、マーラーの交響曲第7番「夜の歌」とシベリウスの交響詩「大洋の女神」を披露する。  日本フィル首席客演指揮者を務めるインキネンはフィンランドの出身。母国の作曲家であるシベリウスは…

アレクサンドル・ラザレフ(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

渾身のオーケストラ音楽がここにある  ラザレフ&日本フィルの充実ぶりは、何度でも強調せずにおれない。2008年の首席指揮者就任以来のプロコフィエフ、ラフマニノフ、スクリャービン各シリーズを通して、日本フィルのホットな持ち味にスケール感と緻密さが加わり、今や“ライヴに足を運びたい”筆頭格にまで上昇した。それを象徴する例が…

CD『ベスト・オブ・ミュージカル』  岡幸二郎 with 日本フィルハーモニー交響楽団

25年間の想いを込めて 月号から) ミュージカルスター・岡幸二郎が、デビュー25周年を記念してCDを発売。『レ・ミゼラブル』『オペラ座の怪人』『ミス・サイゴン』などの珠玉のミュージカルから選び抜いた25曲の名曲に、25年間の想いを存分に込めた。岡自身の、表情豊かで艶のある歌声はもちろんだが、日本フィルハーモニー交響楽団…

三ツ橋敬子(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

2人の才媛で聴く名曲の楽しみ  昨年、齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞し、ますますの躍進が期待される指揮者、三ツ橋敬子。現在イタリアのヴェネツィアに在住する三ツ橋が、日本フィルの指揮台でイタリア音楽の名曲を聴かせてくれる。軽快なロッシーニの《セヴィリアの理髪師》序曲、哀切で甘美なプッチーニの《マノン・レスコー》第3幕への…

日本フィル杉並公会堂シリーズ 山田和樹 コンチェルトシリーズ Vol.3

協奏曲の醍醐味と児童合唱の愉しさを  山田和樹の肝いりプログラムで注目を集めている日本フィルの『コンチェルトシリーズ』も3回目。今回は2人の若手ソリストをゲストに迎えた協奏曲を2曲、そして合唱指揮に長けた山田ならではの楽しい作品が取り上げられる。  19歳の山根一仁を迎えるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、ロシア…

山田和樹(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

後期ロマン派の多面性をたっぷりと  山田和樹が若手指揮者陣のトップを快走している。スイス・ロマンド管を率いての来日公演は大成功。演奏だけではなく、独自の選曲の評価も高かった。来シーズンにはモンテカルロ・フィルへの首席客演指揮者就任、パリ管との「火刑台上のジャンヌ・ダルク」などに加え、日本フィルとのマーラー・ツィクルスも…

第12回 東京音楽コンクール

未来の巨匠たちを探そう  新しい才能と出会うことができる、コンクールという場所。国内で開催されるものは、手軽に足を運んで自らの耳でその出会いを体験できる、貴重な機会だ。  国内の実力派が集結することでおなじみの東京音楽コンクールが、今年も開催される。7月後半に行われる第1次予選(非公開)、第2次予選(公開)から約1ヵ月…

フェスタサマーミューザKAWASAKI 2014

10回目は10のプロ・オーケストラで! エキサイティングな2週間  ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンと同様、2005年にその歴史がスタートし、今年で10回目を迎える真夏の音楽祭『フェスタサマーミューザ』。サイモン・ラトルやマリス・ヤンソンスなどにも愛され、首都圏の重要な音楽ホールとなったミューザ川崎シンフォニーホール…

第40回 日本フィル 夏休みコンサート 2014

家族みんなで楽しむオーケストラとダンス  「クラシック音楽が未体験の子供たちに、家族と一緒に、生のオーケストラを聴いてほしい」との願いから、日本フィルハーモニー交響楽団が毎年続けている「夏休みコンサート」が、40回目の節目に。そんな特別の機会である今回は、本格的なフル・オーケストラの響きだけでなく、ダイナミックなダンス…

ピエタリ・インキネン(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

“北欧の感性”で挑むマーラーの大作  フィンランド出身の若手指揮者ピエタリ・インキネン。ニュージーランド響の音楽監督を務めると同時に、オペラ上演でも国際的な躍進を続けており、ドラマティックな筋書きを端正にまとめ上げる腕には定評がある。2009年の日本フィル首席客演指揮者の就任直後から、両者はマーラー撰集と題して交響曲第…