Tag Archive for 新日本フィル

フェスタ サマーミューザ KAWASAKI2017が今年も開催

 2005年にスタートし、「音楽のまち・かわさき」の夏の風物詩としてクラシック・ファンの間でもおなじみのイベントとなっている『フェスタ サマーミューザ KAWASAKI』が7/22(土)〜8/11(金・祝)に開催される。  13年目となる今年は、オープニングとフィナーレで演奏するホストオーケストラの東響をはじめ、東京シ…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

輝かしくも幸福な音楽  新日本フィル、3月の『トパーズ』定期演奏会は、上岡敏之が指揮をするドイツ語圏音楽のプログラム。となれば、これまでの演奏会でスタンダードな曲を斬新なアプローチにより刷新してきた実績ゆえ、期待を胸に足を運びたくなる。ベートーヴェンの交響曲第1番、シューマンの第2番という2つのハ長調交響曲は、19世紀…

すみだ平和祈念コンサート2017―すみだ×ベルリン

鎮魂の想いを祈りに込めて  すみだトリフォニーホールがある一帯は、昔から住宅の密集する下町で、20世紀に2度も甚大な災害を経験している。1923年の関東大震災では、地震を何とか生き延びた住人達を紅蓮の火災旋風が襲い、45年の東京大空襲では米軍による焼夷弾が再び町を灰燼へと変えた。JR錦糸町駅前の錦糸公園は震災復興事業と…

明日を担う音楽家たち 文化庁在外研修の成果

新世代のきらめく才能をコンチェルトで聴く  音楽界の未来を拓く若手演奏家たちが、文化庁の新進芸術家海外研修制度による研鑽の成果を披露する『明日を担う音楽家たち』。今回は、川田修一(トランペット)、宮西純(テューバ)、大野若菜(ヴィオラ)、上村文乃(チェロ)、入江一雄(ピアノ)という5人の俊英たちが、大井剛史指揮の新日本…

ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

北欧の名匠と気鋭の若手で聴く“超名曲”  新日本フィルが「ルビー 〈アフタヌーン コンサート・シリーズ〉」と名付ける金曜日と土曜日の午後2時開演の公演に、フィンランドの名指揮者ユッカ=ペッカ・サラステが招かれる。サラステはフィンランド放送交響楽団やトロント交響楽団などでシェフを務め、現在はケルンWDR交響楽団首席指揮者…

NISSAY OPERA 2017 プッチーニ《ラ・ボエーム》

 日生劇場のオペラの快進撃が続いている。昨年の《セビリアの理髪師》と《後宮からの逃走》で、熱心なファンのみならず、“オペラ初体験”の少年少女たちも大いに楽しませたからである。客席の筆者も、若者たちの歓声や溜息を目の当たりにして嬉しくなった。その成功の源は、やはり、「内容を分かりやすく伝えたい」と願う作り手側─演出家を代…

井上道義(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

武満サウンドのエッセンスをじっくりと味わう  2016年は武満徹没後20周年にあたり、さまざまな追悼コンサートが行われたが、我らがトリックスター、井上道義が新日本フィル2016/17シーズンに贈るコンサートはひねりを効かせ、シリアスな音楽だけでなくその創作の多彩な源を探る。  武満は青年期にラジオから聞こえてくるシャン…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

新鮮な驚きで満たされるオール・ロシアン・プログラム  新日本フィルの音楽監督就任1年目にして、すでにいくつかの名曲を刷新するような演奏を展開。「次はどんな音楽を聴かせてくれるのか」と思わせてくれる上岡敏之。  多層的に音が重なるスコアを抑制された美によって再現したような「ツァラトゥストラはかく語りき」、快速テンポで音楽…

ガエタノ・デスピノーサ(指揮)

ショスタコーヴィチに深い繋がりと魅力を感じます  イタリア出身の若きマエストロ、ガエタノ・デスピノーサが新日本フィルに客演し、ショスタコーヴィチの交響曲第15番とチェロ協奏曲第1番(独奏:マット・ハイモヴィッツ)、そしてロッシーニの《ウィリアム・テル》序曲を取り上げる。  作曲も手掛けるマエストロにとって、ショスタコー…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

 これは超名曲集にして超新鮮なコンサートだ。9月から新日本フィルの音楽監督に就任した上岡敏之が打ち出した新機軸のひとつが、金曜と土曜の午後にすみだトリフォニーホールで行う『ルビー〈アフタヌーン コンサート・シリーズ〉』。就任記念を兼ねたその第1回が、「コリオラン」序曲、ヴァイオリン協奏曲、交響曲第5番「運命」によるベー…