Tag Archive for フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020

【7/30】秋山和慶(指揮)東京交響楽団

 新百合ヶ丘の昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワで開催される予定だった、恒例の「出張サマーミューザ@しんゆり!」は、曲目・出演者はそのまま、日程を変えて、ミューザ川崎での開催に変更された。この日は「運命」「田園」という黄金の名曲プログラム。ベートーヴェンの交響曲を代表する2曲の傑作が初演されたのは1808年12月…

【8/1】高関 健(指揮)群馬交響楽団

 フェスタサマーミューザは首都圏オーケストラの祭典だが、最近はゲストに地方オーケストラを招いて可能性を拡げている。今年は1945年創立の、地方オケの草分けかつ代表的存在である群馬交響楽団がやってくる。  地方オーケストラとはいっても群馬県は首都圏の一部だから、満を持しての初登場といっていい。予定されていた群馬交響楽団合…

【8/2】尾高忠明(指揮)東京フィルハーモニー交響楽団

 渡航制限で来日できない首席指揮者アンドレア・バッティストーニに代わって、現在桂冠指揮者である名匠・尾高忠明が登場する。  1974年に26歳で東京フィルの常任指揮者に就任した尾高。「東京フィルが僕を育ててくれた」と述懐する、特別な関係だ。プログラムはまず、ベートーヴェンの三重協奏曲。ソリストには10代の戸澤采紀(ヴァ…

【8/4】久石 譲(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団

 映画音楽作曲家の第一人者として変わらぬ活躍を続ける一方で、近年は指揮者としての活動をどんどん充実させている久石譲。新日本フィルは、繰り返し共演を重ねてきた大事なパートナーだ。今回は自作とベートーヴェンを振る。  久石のベートーヴェンといえば、交響曲全集の録音が昨年のレコード・アカデミー賞を受賞している。そのうたい文句…

【8/5】田中祐子(指揮)昭和音楽大学

 明日のオーケストラ界を担う若者たちのフレッシュな演奏に接することができるのもサマーミューザの楽しみのひとつ。ミューザのお膝元・川崎市に本部キャンパスを構える昭和音楽大学と洗足学園大学の2つの音楽大学のコンサートは毎年の恒例だ。今年は残念ながら洗足の公演は中止されたが、ライバルであり音楽仲間である昭和音大の学生たちが、…

【8/6】渡邊一正(指揮) 神奈川フィルハーモニー管弦楽団

 これも「出張サマーミューザ@しんゆり!」として予定されていた公演のお引越し。「@しんゆり!」の恒例が、協奏曲三昧のコンサート。今年はベートーヴェンのピアノ協奏曲3曲という大型企画で、3世代のソリストたちが顔を揃えた。指揮は渡邊一正。  協奏曲第1番を弾くのは、昭和音大4年生の黒木雪音。昨年の第43回ピティナ・ピアノコ…

【8/7】飯守泰次郎(指揮)東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

 この原稿を書く直前の6月26日、いよいよ再開したオーケストラ・コンサートで聴いた飯守泰次郎は、まさに渾身。いつもにも増して気迫が伝わる熱演にジーンときた。  日本を代表するドイツ音楽のスペシャリスト。サマーミューザではブルックナーの交響曲第4番を聴かせてくれる。「ロマンティック」の愛称があるように、重厚長大なブルック…

【8/8】梅田俊明(指揮)日本フィルハーモニー交響楽団

 ギターのミューズ村治佳織を迎えての公演。彼女が登場するのは、オーボエ・ダモーレとギターを独奏楽器とする武満徹の「虹へ向かって、パルマ」(オーボエ・ダモーレは日本フィルのオーボエ副首席奏者の松岡裕雅)。武満には絵画のタイトルを曲名に持つ作品がいくつかあるが(ルドンの「閉じた眼」、クレーの「すべては薄明の中で」など)、こ…

【8/9】真夏のバッハ V 「椎名雄一郎パイプオルガン・リサイタル」

 生涯にわたって教会をホームグラウンドとして生きたJ.S.バッハにとって、もっとも身近だった楽器はオルガンだった。奏者としてはもちろん、優れたオルガン鑑定士として、各地の教会から招かれて評価していたほどの精通ぶり。オルガン音楽の原点に戻って、バッハをとことん聴かせてくれるのが5回目を迎える「真夏のバッハ」だ。日本最大級…

【8/10】原田慶太楼(指揮)東京交響楽団 フィナーレコンサート

 フィナーレもやはり、ミューザのフランチャイズオーケストラ東京交響楽団。真夏の祭典を締めくくるのは、雪解けのソ連から帝政ロシアへ、時代をさかのぼる3曲のロシア・プログラムだ。  ショスタコーヴィチの「祝典序曲」は、作曲前年の独裁者スターリンの死で解放されたかのような晴れ晴れとした人気作。ソ連時代を代表する作曲家の一人グ…