注目公演

金子三勇士 ピアノ・リサイタル

究極のピアノ作曲家二人の魅力に迫る  1989年、日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれた金子三勇士は6歳で単身ハンガリーに渡り、リストやバルトークの作品を中心に幅広いピアノ作品を学んだ。2006年に帰国後は東京音楽大学で研鑽を積み、08年にバルトーク国際ピアノコンクールで優勝の栄冠に輝く。以来、国内外で幅広い活動…

鈴木優人(指揮/チェンバロ/オルガン) & バッハ・コレギウム・ジャパン

新・首席指揮者が鍵盤でも妙技を発揮  古楽シーンをリードする精鋭集団が、開館25周年を迎えたサラマンカホールに再び降臨──。バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)が、歴史的鍵盤楽器の名手で指揮や作曲などマルチに活躍、昨秋にBCJ首席指揮者に就任した鈴木優人の弾き振りで、バッハのチェンバロ協奏曲を披露する。  バッハの教…

平井丈一朗チェロリサイタル

名匠の多才ぶりと高潔な演奏に耳を澄ます  2年前に傘寿を迎え、その記念公演でも衰えぬ至芸を聴かせた、チェリスト平井丈一朗。この7月には次男の平井元喜のピアノと共に、演奏活動65周年を記念する公演が開かれる。  平井丈一朗といえば、チェロの神様パブロ・カザルスに認められた、数少ないチェリストである。カザルスは平井のために…

エベーヌ弦楽四重奏団 ベートーヴェン・アラウンド・ザ・ワールド

世界的プロジェクトの鮮烈なる生体験  エベーヌ弦楽四重奏団が今もっとも聴くべきクァルテットであるのは間違いない。フランス出身の彼らは、2004年に難関のARDミュンヘン国際コンクールで優勝して以来、第一線で活躍。ウィグモア、コンセルトヘボウ、カーネギー等の権威あるホール、ルツェルン、ザルツブルク等の著名音楽祭へ頻繁に招…

仲道郁代 ピアノ・フェスティヴァル

名手6人が集結する驚異のピアノ・アンサンブル  5台のピアノがステージに並ぶ壮観ぶり、そして圧巻のパフォーマンスで会場を沸かせた「仲道郁代 ピアノ・フェスティヴァル」が今年も開催される。ソロのみならず、ピアノ同士の技巧的なアンサンブルもたっぷり聴けるこのコンサートは、昨年、ピアノの持つ多彩な魅力を知ってもらいたいと願う…

エイフマン・バレエ 『アンナ・カレーニナ』『ロダン〜魂を捧げた幻想』

 ロシアの鬼才ボリス・エイフマン率いるエイフマン・バレエが21年ぶりに来日する。クラシック・バレエの技術を基礎にしながら、それをアクロバティックなほどの大胆な動きに新化させ、さらに身体の動きで人間の心の襞までも舞台上でつまびらかにするエイフマンの振付は、ロシア・バレエの伝統を継承しつつ、現代人の感性に訴える。名門バレエ…

演奏家と邦人作曲家シリーズ2019 in KANSAI

 音楽家たちの互助組織として1965年に発足した日本演奏連盟(演連)は、現在約3200余名の会員を擁する国内最大規模の音楽団体として活動している。連盟創立50周年の2015年には一週間にわたり日本の近代音楽史を俯瞰する意欲的な企画を行ったが、今年は同連盟関西委員会の創立30周年にあたり、それを記念して「演奏家と邦人作曲…

ファゴット・トリオ・ザルツブルク

 低音のダブルリード楽器で、オーケストラやアンサンブルの枠組みをがっちりと支えるファゴット。でも、単なる“縁の下の力持ち”かと思えば、これがなかなか機動力に富み、優雅で饒舌、そして何よりも魅力的なのだ。ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団で同僚だった、3人の名手で構成される「ファゴット・トリオ・ザルツブルク」。ファゴ…

ヘンリク・ナナシ(指揮) 読売日本交響楽団

 2018年3月に読響と初共演が予定されていながら、病気でキャンセルとなったヘンリク・ナナシが、ようやくこの7月に読響の指揮台に立つ。「ナナシ」というなじみの薄い姓に「どこの人だろう」と首をかしげる方も多いかもしれないが、出身はハンガリーだ。バルトーク音楽院で作曲とピアノを学び、ロイヤル・オペラでアントニオ・パッパーノ…

響きあうアジア 2019 ガラコンサート

 瑞々しいアジアの響きを、体感できる好機となりそうだ。日本の国際交流基金アジアセンターが支援を行ってきた、ベトナム・タイ・フィリピン・インドネシア・ミャンマーという5ヵ国の8オーケストラから選抜された、約80名の精鋭メンバーが来日。日本の奏者を交えて、「響きあうアジア2019交響楽団」を結成し、“炎のマエストロ”こと小…