注目公演

サラ・チャン ヴァイオリン・リサイタル

2つの「四季」で示す、貫禄の音楽性  8歳でニューヨーク・デビュー、そして史上最年少となる10歳でのCDリリース…。かつて“天才少女”として旋風を巻き起こしたサラ・チャンも、30代半ばを迎えた今、現代アメリカを代表する“ヴァイオリンの女王”に。ヴィヴァルディとピアソラ、2つの「四季」に挑む来日公演。完璧な技巧に深い精神…

古典四重奏団 ムズカシイはおもしろい!! バルトークの時代 2018〈その4〉

 「弦楽四重奏曲なんて、難しい。ましてや、近代の作品なんて…」。そう思い込んでいる人にこそ、ぜひ聴いてほしい。  精鋭集団・古典四重奏団が取り組む、人気のレクチャー付きコンサート「ムズカシイはおもしろい!!」。今期は「バルトークの時代」と題し、20世紀の傑作を“解剖”しているが、10月に開く第4弾では、プロコフィエフの…

ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮/リコーダー) 読売日本交響楽団

イタリア古楽界の鬼才がモダン・オケにもたらすスリリングな響き  読響10月マチネーシリーズに古楽の鬼才、ジョヴァンニ・アントニーニが登場する。アントニーニ率いる「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」は、1985年の創設以来、エッジの効いた、エキサイティングな演奏で、古楽界に旋風を巻き起こしてきた。アントニーニは、“イル・…

トンチエ・ツァン(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

未知の才能に出会う驚きと喜び  10月の東京シティ・フィル定期に注目の指揮者が登場する。その名はトンチエ・ツァン。2015年ニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで優勝して脚光を浴びる、1982年台湾生まれの逸材だ。カーティス音楽院とワイマール音楽大学で学んだ彼は、ショルティ、マーラー両指揮者コンクールでも良績を収め、す…

ハンヌ・リントゥ(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

奥深きフィンランドの音楽の森へ  シベリウス生誕150周年であった2015年、ハンヌ・リントゥは、すみだトリフォニーホールで、新日本フィルおよびフィンランド放送交響楽団を相手にシベリウス交響曲全曲演奏会を指揮した。今回の新日本フィルの定期演奏会への登場はそのアンコールともいえよう。  リントゥは、1967年、フィンラン…

水戸室内管弦楽団 第102回定期演奏会

 水戸室内管弦楽団(MCO)の10月の定期演奏会は、指揮者なしで、ストラヴィンスキーの「プルチネッラ」組曲、カバレフスキーのチェロ協奏曲第1番、ヴィヴァルディの「四季」が取り上げられる。名手揃いのこの団体は、総監督の小澤征爾が述べるように「指揮者がいなくてもアンサンブルができるオーケストラ」であり、これまでにも指揮者な…

ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)

ストラディヴァリウスとガダニーニで描く至高の無伴奏  演奏にじっくりと耳を傾けるべきヴァイオリニストであると同時に、発見の喜びへと導いてくれる優れたプランナーとしても注目したい音楽家、それが現在のヴィクトリア・ムローヴァだ。2016年の来日時、ガダニーニ(ガット弦)でJ.S.バッハの作品を、ストラディヴァリウスでプロコ…

シュトイデ弦楽四重奏団 with 小林有沙

ウィーン伝統のサウンドで魅了する名作室内楽の数々  世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務めるフォルクハルト・シュトイデのもと、楽団の次世代を担う名手たちが集った「シュトイデ弦楽四重奏団」。この10月、ベートーヴェンとシューベルトの弦楽四重奏の佳品に加え、俊英ピアニストの小…

東京オペラシティ B→C 黒田鈴尊(尺八)

伝統音楽と“ダンス・ミュージック”が出会ったら?  東京オペラシティで20年以上続く名物企画『B→C』。10月に出演する黒田は、早稲田大学在学中に武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」を聴いて尺八の魅力に開眼。人間国宝の二代目青木鈴慕(現・青木鈴翁)らに師事し、東京藝大で研鑽を積んだ。世界の第一線で活躍する細川俊夫や藤倉…

第22回 京都の秋 音楽祭 光と色彩の作曲家 クロード・ドビュッシー

音と言葉でドビュッシーの芸術に多角的に迫る  古都・京都はフランス文化と関連の深い土地でもある。京都・パリ友情盟約締結60周年・日仏友好160周年にあたる2018年、没後100年を迎えたドビュッシーを3回シリーズで楽しむスペシャル企画が京都コンサートホールで開催される。斬新な響きや繊細なリズム感をもつ彼の音楽は、光と影…