注目公演

仲道郁代 ピアノ・リサイタル ベートーヴェンと極めるピアノ道 vol.2(全10回) 〜悲哀の力〜

“悲哀の中から立ち上がる力”を聴きとる  2017年にデビュー30周年を迎えたピアニストの仲道郁代が、これを機にベートーヴェン没後200年とデビュー40周年となる2027年に向けて意義深いプロジェクトを実践している。題して「Road to 2027」。これは毎年2回、春にはベートーヴェンをメインに据え、彼と関連する作曲…

ピョートル・アンデルシェフスキ ピアノ・リサイタル

ピアニスト人生の節目を彩ってきた変奏曲にいま再び対峙する  知的な顔立ちそのままに安定感のある演奏で多くの聴衆を魅了してきたピョートル・アンデルシェフスキ。デビュー当時まだあどけなさの残る20歳そこそこだった青年も、今年で50歳を迎える。節目の年のツアーに彼がメインに選んだのが、ベートーヴェンの「ディアベリ変奏曲」だ。…

ジュゼップ・ポンス(指揮) NHK交響楽団

名匠と新鋭が届けるラテンの香り  スペインからの熱い風が吹く。同国を代表する名指揮者ジュゼップ・ポンスとN響が、横須賀芸術劇場とかつしかシンフォニーヒルズを舞台に「オール・スペイン・プログラム」を披露する。プログラムには華やかで色彩感豊かな作品が並ぶ。ファリャの歌劇《はかない人生》から間奏曲とスペイン舞曲、ラロのスペイ…

第12回 トッパンチャリティーコンサート

クラシックの演奏会で識字教育支援事業に貢献  世界的な総合印刷企業として知られる凸版印刷が、途上国での識字能力の向上を支援するため、毎年開催している「トッパンチャリティーコンサート」。第12回では、ギターの大萩康司とバンドネオンの三浦一馬による若手実力派デュオ(5/29)、そして、圧倒的な人気と実力を誇るソプラノの森麻…

開館65周年、神奈川県立音楽堂がリニューアルオープン!

川端康成原作の室内オペラから気鋭のアンサンブルまで充実の記念ラインナップ  桜木町から紅葉坂の急な坂を登りきったところに位置する神奈川県立音楽堂。開館65周年となる今年、1年にわたる改修工事を終え6月1日にリニューアルオープンする。ここでは記念ラインナップとなる2019/20シーズンについてご紹介したい。主催事業は「音…

サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン 2019

王道の室内作品に秘曲をプラスした室内楽ファン垂涎のプログラム 注目のクス・クァルテット登場  初夏恒例となったサントリーホールのチェンバーミュージック・ガーデン。同ホール館長でもあるチェリストの堤剛が監修した全19公演。  今年は、クス・クァルテット(ドイツ)による、全5回に分けたベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏「…

舘野 泉 & ラ・テンペスタ室内管弦楽団 〜2つのピアノ協奏曲〜

日本とフィンランドの国交樹立100周年を讃えて  20代後半でフィンランドに移住し、以来、日本とフィンランドの架け橋として多彩な活動を行う舘野泉。左手のピアニストとして活動するようになった82歳の今も、レパートリーの拡張や新作初演に精力的に取り組む。日本フィンランド国交樹立100周年の今年は、親善大使に就任。ラ・テンペ…

第7回仙台国際音楽コンクール

世界的名手も輩出した、協奏曲をメインとしたコンクール  3年毎に開催される仙台国際音楽コンクールが今年で第7回を迎える。部門はピアノとヴァイオリンの2つ。両部門ともソリストとしての実力が最も試される「協奏曲」が課題曲の中心に据えられた、世界にも類を見ないコンクールであり、セミファイナル以降はコンクールのホストオーケスト…

ジョナサン・ノット(指揮) 東京交響楽団

時代を証言する20世紀の傑作2編  ショスタコーヴィチとブリテン。共に時代の深淵を覗き込み、その闇を後世に伝える傑作を数多く遺した、20世紀のソヴィエトとイギリスを代表する巨人である。実際に彼らは親交を持ち、作品を献呈しあうほど互いに尊敬しあっていた。  5月の東京交響楽団の定期は、そのふたりの聴きごたえある作品のカッ…

新日本フィルの生オケ・シネマ Vol.4 チャップリン『キッド』&『担へ銃』

今回は二本立て! チャップリンの傑作をライヴ・オーケストラの迫力とともに  大画面に映し出される名作映画を、新日本フィルハーモニー交響楽団による生演奏で楽しむ人気コラボレーション企画「生オケ・シネマ」。優れた才能を持つ俳優・映画作家にして天才音楽家でもあったチャールズ・チャップリン。彼が関わったオリジナル・サウンドトラ…