注目公演

スパニッシュ・ブラス

情熱の音楽を満載した本場のスーパー・ブラス  “世界中で彼ら以上に素晴らしいクインテットは思い当たらない”と、かのクリスチャン・リンドバーグに絶賛された「スパニッシュ・ブラス」が、5年ぶりに来日する。彼らは1989年に結成されたメンバー全員がスペイン人の金管アンサンブル。96年のナルボンヌ国際金管五重奏コンクール優勝で…

ミラノ・スカラ座 2020年日本公演

「オペラを観た!」と実感したい人は必見の舞台 オペラ初心者から熱烈なファンまで虜にする名作オペラ2本立て!  1981年の初来日から、ミラノ・スカラ座の来日公演は、毎回、我が国のオペラ界にとって、一つの「事件」となってきた。40年近く前、ロッシーニの《セビリアの理髪師》のフィガロ役で、バリトンのレオ・ヌッチが早口のアリ…

山田和樹 × 東京混声合唱団 アンセムコンサート

世界各国の旋律に“来年”への思いをのせて  東京オリンピック・パラリンピックに向けて世界の国歌、あるいは「第2の国歌」のような位置付けで多くの人々に親しまれている愛唱歌をコンサートやCDを通じて広く発信する──自身のこうしたコンセプトのもとに行われているのが「山田和樹アンセム・プロジェクト Road to 2020」。…

第155回 リクライニング・コンサート 本條秀慈郎 三味線リサイタル

邦楽器初登場! 和洋の出会いが生み出す新世界  心身共にリラックスしながら音楽を、というコンセプトで好評のHakuju Hall「リクライニング・コンサート」で邦楽器の演奏が聴けるのは、かなり珍しいだろう(どうやら初めてのことらしい)。しかし登場するのが洋楽、つまりクラシック〜現代の音楽を演奏することで楽器の可能性を広…

ニコラス・ナモラーゼ ピアノリサイタル2020 クラシック再構築 op.2

独自の視点から音楽史を俯瞰するプログラミング  2018年のカナダ・ホーネンス国際ピアノコンクールの覇者、ジョージア出身でハンガリーで研鑽を積んだニコラス・ナモラーゼは、とてつもなく個性的で才能豊かなピアニストである。同コンクールは参加者に自主的なプログラム構成を課し、インタビューを録画するなど、これも他と異なる。ナモ…

ピエタリ・インキネン(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

世界が注目するインキネンが打ち出す新たなベートーヴェン像  今夏にはバイロイト音楽祭登場が予定されているインキネン。いきなり新制作の《指環》全曲という衝撃のデビューだが、日本フィルとの《ラインの黄金》で私たちはもう3年も前にその実力を確認している。総本山もいよいよ放っておけなくなった、というところか(その後、事務局の発…

下野竜也(指揮) 東京交響楽団

《フィデリオ》のための序曲4連発ほか、頭文字“B”で攻めるプログラム  ユニークなプログラミングを得意とする指揮者、下野竜也が、5月末の東京交響楽団の定期演奏会でもその本領を発揮する。演奏会後半に、生誕250年のベートーヴェン唯一のオペラ《フィデリオ》にまつわる4つの序曲が一挙に演奏されるのである。本公演は作曲順とは違…

transit Vol.13 ジュスタン・テイラー(チェンバロ) 〜ゴルトベルク変奏曲〜

欧州の古楽シーンで注目を集める若手筆頭格が初来日  今をときめく俊英奏者と、鍵盤作品の最高峰。幸せな邂逅の瞬間に、ぜひ立ち会いたい。2015年、23歳の若さでブルージュ国際古楽コンクールで優勝を果たし、一躍脚光を浴びたフランスのチェンバリスト、ジュスタン・テイラーが初来日。若い才能や未知のアーティストを紹介する、王子ホ…

荘村清志 × 武満 徹 〜武満 徹生誕90年記念〜

さまざまなエピソードとともに、ゆかりの地で聴くTAKEMITSU  ユニークな企画で区民に愛されてきた文京シビックホール。今年開館20年となる同ホールで、文京区本郷生まれの世界的作曲家、武満徹の生誕90年にちなんだ「荘村清志×武満徹」が開催される。生後すぐ父の転勤で大連に渡ったものの、7歳で単身帰国した後は長らく文京区…

アレクサンダー・クリッヒェル ピアノ・リサイタル

頭脳明晰なピアニストが描くベートーヴェンの名作  ドイツはハンブルク生まれの俊英アレクサンダー・クリッヒェルは各国で引く手数多のピアニストである。数学、生物学、語学でも秀でた能力を発揮する理知的なクリッヒェルは、何よりも音楽に対する情熱が深く熱い。その優れたテクニックは彼の理知的かつ詩情溢れる表現を思いのままに伝え、ソ…