注目公演

『別れの曲』シネマ&リサイタル 近藤嘉宏 plays ショパン

映画とライヴで愉しむショパンの世界  『シネマ&リサイタル』は、映画史に残る名画を楽しんだ後、関連する楽曲を名手による生演奏で味わえる、映画好きなクラシック音楽ファンにはたまらない贅沢なプログラム。今回は、若きショパンの生きざまを描いた往年のドイツ映画『別れの曲』(ゲツァ・フォン・ボルヴァリー監督)を鑑賞し、国際的に活…

小川敦子(ヴァイオリン)&橘高昌男(ピアノ)

音楽への限りない愛情と野心的な思い  2人の名手が相見えるところ、“何か”が起こるはず。東京芸大に学び、ゲルハルト・ボッセやライナー・ホーネックら巨匠の薫陶を受け、東京交響楽団員として活躍する一方、ソリストとしてもキャリアを積んできたヴァイオリンの小川敦子。そして、やはり東京芸大を経て、第65回日本音楽コンクールなどを…

アルベルト・ゼッダ(指揮) 東京フィルハーモニー交響楽団

名匠が繰り出す新旧イタリア音楽の魅力  名匠という称号にふさわしいマエストロにも、さまざまなタイプがある。イタリアのミラノ生まれ、今年で86歳になるアルベルト・ゼッダの音楽は、爽快かつ作為のないカンタービレにあふれ、「楽譜に命が吹き込まれるとはこういうことか」という気にさえさせてくれる。ロッシーニ研究の第一人者でもある…

神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第299回・第300回定期演奏会

演奏者にマッチした絶妙なプログラミング  毎回バラエティ豊かな出演者とプログラミングで人気の神奈川フィル。5〜6月の定期も実に意欲的で覇気が漲っている。  名誉指揮者の現田茂夫が指揮する第299回定期。最大の聴きどころは、今シーズンから第1コンサートマスターに就任する崎谷直人がソロを弾くモーツァルトの協奏曲第4番だ。当…

レ・クロッシュ

爽やかなヨーロッパの風を感じる  ピアノの宇宿真紀子とチェロの宇宿直彰による姉弟デュオ「レ・クロッシュ」が、リサイタル『ピアノ&チェロの世界』を開く。父親の海外赴任に伴って、幼少時に渡仏、パリ高等音楽院やルエイユ・マルメゾン音楽院大学院など共に名門に学んだ2人。修了後はヨーロッパ各国や日本でソリストとして活躍する一方、…

佐原敦子(ヴァイオリン)&今川恵美子(ピアノ)

フレッシュな煌めきのデュオ  東京芸大と同大学院を経て、文化庁在外研修員としてウィーン国立音楽大学で研鑽を積み、国内のみならず、欧米やアジアなど国際舞台でも活躍しているヴァイオリンの佐原敦子。オーストリア国際室内楽音楽祭で最優秀賞を獲得するなど受賞も数多い。そして、やはり東京芸大と同大学院を経て、ロゼピアノコンクールで…

宮本文昭(指揮)東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 2014/15年シーズン

“男の花道”を見逃すな  2012年の就任以来、“完全燃焼”を掲げて邁進してきた東京シティ・フィルの音楽監督・宮本文昭が、2014/15年に指揮者としての最後のシーズンを迎える。就任前インタビューした際に彼は、「3年の任期が終わったら指揮を辞める」と語っていた。これは、オーボエ奏者にもきっぱりと終止符を打った彼の“男の…

オペラ集団「アマルコルド」 抱腹絶倒!オペラ・コミック

“爆笑間違いなし”のステージ  オペラの国、イタリアからやって来た歌手たちが熱唱する、アリアやカンツォーネの名旋律の数々。でも、ちょっと様子が変だ。「テノールの高音が出なくなった?」「“無茶振り”ばかりする歌手に、ヴァイオリン奏者がキレた?」。次々に起こる“事件”が、やがて抱腹絶倒を誘う。オペラ集団「アマルコルド」のス…

ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)

前奏曲の小宇宙とソナタの深遠なる世界  すでに「巨匠」の風格を持つフランスのピアニスト、ジャン=クロード・ペヌティエ。彼の放つピアノの音色は、音楽に対する深い愛情に裏打ちされており、作品が内包する歴史と文化の香りを届けてくれる。そんな彼が今年、実に斬新なプログラムを引っさげてトッパンホールに現れる。前半の核となるのは、…

ケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団

相性抜群のコンビが待望の再来日!  カナダの名門モントリオール交響楽団といえば、わが国ではかつて、シャルル・デュトワの名と結びついて人気のあったオーケストラである。ディスクを中心に音楽を楽しんでいる愛好家たちにとっては、もしかしたら今でも同じイメージかもしれない。だが、2006年から新しくこのオーケストラの音楽監督とな…