注目公演

sonorium 東日本大震災復興支援 子供たちに贈る音楽祭 2014

 閑静な住宅街の一角にたたずむ、小さくも贅沢な響きの空間sonoriumを舞台に開催されている『子供たちに贈る音楽祭』。コンサートを聴く子供たちには素晴らしい音楽を、チケットの売り上げ全額を東日本大震災で被災した子供たちの音楽活動支援へ贈る、とのコンセプトのもと、sonoriumの企画主催で2012年にスタートし、今年…

unit-Cyan『シアンの孤独』

 肩書きがすごい2人である。日本唯一のレジデンス・ダンスカンパニーnoismの芸術監督である金森穣と、その副芸術監督である井関佐和子。が、そんな肩書きを全て置き去り、「ただの2人のダンサー」として、そして現実の夫婦である一組の男女として出会い、踊る。それがユニット・シアン(unit-Cyan)である。  これまでも『シ…

夏休み 親子で楽しむバレエ in 立川

 子どもと一緒にバレエを観たいが、迷惑になりそうで行きづらいという人にもぜひ足を運んでほしい公演がこちら。演目は『白鳥の湖』第2幕と『ピーター・パン』。優雅で精緻なフォーメーションが醍醐味の叙情的な古典の名作と、子どもが大好きな物語をバレエ化した躍動感溢れる快活な演目の2本立てで、バレエの魅力を堪能できるラインナップと…

第40回 木曽音楽祭

 音楽を愛する純粋な思いが、結実する場と言えよう。長野の林業の町・木曽で1975年、ヴィオラの巨匠ウィリアム・プリムローズが公開レッスンとコンサートを開いたのをきっかけとして、翌年にスタートした木曽音楽祭。世界的な演奏家の来演などで聴衆を驚かせ、幾度かの危機も地元の人たちの熱意で乗り越えてきた。  40回目の節目となる…

小林紀子バレエ・シアター『マクミラン・トリプルビル』

 長年にわたって英国バレエの巨匠ケネス・マクミラン作品に取り組んできた小林紀子バレエ・シアターが「マクミラン・トリプルビル」を上演する。マクミランと言えば、『ロミオとジュリエット』や『マノン』といった物語バレエがよく知られているが、今回バレエ団初演となる『Winter Dreams 〜三人姉妹〜』はチェーホフの戯曲に基…

『Lost Memory Theatre』

 ダンサー・振付家として独自の世界を確立している森山開次。鬼気迫るソロで観客を魅了する一方、演劇やミュージカルなどでも幅広く活躍。近年は、能楽師・津村禮次郎をはじめとする日本の古典芸能畑の才能とのコラボレーション、インドネシアやベトナムでの文化交流大使としての活動なども、精力的にこなしている。常に新たな出会いや発見を求…

サントリー芸術財団 サマーフェスティバル2014

現代作品と古代楽器との出会い  夏の終わりの音楽シーンに欠かせなくなった現代音楽祭、サントリー芸術財団サマーフェスティバル。昨年から一人のプロデューサーが、そのキャリアと問題意識をプログラミングにぶつける〈ザ・プロデューサー・シリーズ〉が始まった。2年目は国立劇場の演出室長を務めた木戸敏郎が登場する。だが、人選に首をか…

銀座オペラVol.4 《椿姫》

銀座の夜はオペラで楽しむ  オペラ《椿姫》には「翳」が要る。華やかな光が当たる人ならではの、心の翳りが歌に要求されるのだ。どの分野でも、スター的な存在ほど裏では寂しさを抱えるもの。《椿姫》の高級娼婦ヴィオレッタも贅沢三昧の暮らしだが、実は胸の病から来る死の予感に独り怯える女性である。行き交う人々が見とれる絶世の美女でも…

秋川雅史 出演 ビゼー《カルメン》

秋川雅史のオペラ・デビューに注目!  2007年にシングル「千の風になって」でミリオンセラーを達成し、オペラティックな歌唱の素晴らしさを知らしめたスター・テノール歌手、秋川雅史。2月には近年の全CD化作品から24曲を厳選した初のベスト・アルバム(2枚組)をリリースし、再び音楽シーンを賑わせている。そんな秋川がこの夏、オ…

第35回 草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル

今年の草津はシュトラウス三昧  古くから温泉地として知られる群馬・草津を舞台に、若手演奏家を養成する場として1980年にスタート、地元の人や訪問客も共に楽しめるようにコンサートも併せて行うようになった『草津夏期国際アカデミー&フェスティヴァル』。35回目となる今夏も、お馴染みのパノハ弦楽四重奏団やヴァイオリンのウェルナ…