注目公演

高崎芸術劇場 音楽ホール 2020年度前期ラインナップ

極上の音楽空間に、多彩かつ豪華なアーティストが続々登場  昨年9月にオープンした高崎芸術劇場は、様々な舞台芸術に対応した同市の新たな文化創造の場。中でも400席の音楽ホールは、優れた音響、木の温もりに包まれた親密な空気感、そして大物アーティストの相次ぐ出演で話題を呼んでいる。2020年度前期のラインナップも多彩かつ豪華…

東京オペラシティ B→C 會田瑞樹(パーカッション)

さまざまな打楽器を駆使し、創造と表現の最前線へ  若い才能を積極的に発掘してきた東京オペラシティ リサイタル シリーズB→C(バッハからコンテンポラリーへ)にパーカッショニストの會田瑞樹が登場する。  作曲家との協業を通じ打楽器創作の世界を精力的に切り開いてきた會田は、すでに200曲以上の初演曲を誇り、リリースしたCD…

東京2020 NIPPONフェスティバル 共催プログラム アンセム・プロジェクト2020 in Suginami

世界の広さを体感するスペシャルコンサート!  最近よく見かけるのが“東京2020 NIPPONフェスティバル”の告知。これは東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、スポーツはもちろん日本の文化・芸術の力を国内外に発信するイベントの総称だ。その中で注目されるのが「アンセム・プロジェクト2020 in Sugin…

ニルス・メンケマイヤー(ヴィオラ) モーツァルト・プロジェクト 〜ライナー・クスマウルをしのんで〜

恩師への追悼の思いを込めた二夜   4月のトッパンホール「モーツァルト・プロジェクト」は、“室内楽の殿堂”の面目躍如たる公演だ。中心をなすのはニルス・メンケマイヤー。ドイツ生まれの彼は、自然で温かな音楽を聴かせる“ヴィオラ新世代の旗手”であり、まずはその自在の奏法と豊かな表現力が存分に披露される。さらに本公演は“ライナ…

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

充実顕著なコンビの壮大な新シーズン開幕  高関健の常任指揮者就任から丸5年、緻密さや表現の幅を着実に向上させながら好演を続けている東京シティ・フィル。新シーズンは、就任6年目に入る高関によるドイツ後期ロマン派の壮大な2曲で幕を開ける。  4月定期の前半は、ブラームスのピアノ協奏曲第2番。スケルツォを含む全4楽章という協…

METライブビューイング2019-20シーズン 後半の見どころ聴きどころ

心とろかすガーシュウィンの名作からワーグナーの出世作、3つの「歴史ヒロインもの」まで  ニューヨークのメトロポリタン歌劇場のハイライトを映画館で体験できるMETライブビューイング。2019-20シーズン後半の5演目は、なんと3つが新演出。キャストも適材適所で、見逃せない作品ばかりだ。  一番の話題作は、現地で今季のシー…

第495回日経ミューズサロン アレッサンドロ・カルボナーレ クラリネット・リサイタル

世界的巨匠が絶賛する驚異の名技を堪能  驚異的な超絶技巧で知られるクラリネット奏者、アレッサンドロ・カルボナーレが、再び日本公演を行う。イタリア生まれの彼は、フランス国立管等を経てサンタ・チェチーリア国立管の首席奏者を務める世界屈指の名手。一流オケとの協奏曲、世界各地でのリサイタル、アルゲリッチらとの室内楽やマスターク…

勅使川原三郎 アップデイトダンス No.69『トリスタンとイゾルデ』

1時間に凝縮された“愛の死”の世界  《トリスタンとイゾルデ》は演奏時間4時間超えのオペラだが、勅使川原三郎による佐東利穂子とのダンス版はこの世界を1時間に凝縮してみせる。勅使川原は、トリスタンとイゾルデの互いへの強い「憧れ」と、その完全な達成の(不)可能性にフォーカスする。ほかの人々や社会的な軛が消えた世界でふたりき…

東京・春・音楽祭 2020

待望の開幕! 注目公演を一挙紹介  今年も上野を舞台に多彩な公演がくりひろげられている「東京・春・音楽祭」。音楽祭は4月18日まで続く。これからでも間に合う注目公演をいくつか挙げてみよう。  まずは東京文化会館大ホールで開催される「東京春祭 合唱の芸術シリーズ」vol.7、ベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」(4/12…

ジョナサン・ノット(指揮) 東京交響楽団

新しい時代のベートーヴェンを近現代の力作とともに  今年はベートーヴェン・アニヴァーサリー。その作品をどう解釈するかは演奏家にとっての試金石だ。ノット&東響はポイントごとに交響曲を取り上げてきたが、この「第2番」をもって全曲踏破となる。  昨年末に聴いた「第九」はとても印象的だった。強力な東響コーラスに対し弦の規模をや…