注目公演

マチュー・デュフォー フルート・リサイタル

最高峰を極めた稀有の名手の至芸を堪能  ベルリン・フィル、シカゴ響の世界2大ヴィルトゥオーゾ楽団のトップを制覇した驚異のフルーティスト、マチュー・デュフォーが、この夏再びリサイタルを行う。  1972年パリ生まれの彼は、93年、弱冠20歳でトゥールーズ・キャピトル国立管の首席奏者に就任。96〜99年パリ国立歌劇場管のス…

藤岡幸夫(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

幕開けは得意の北欧・英国プロで華やかに  パッションの迸るダイナミックな指揮が人気の藤岡幸夫が、この4月に東京シティ・フィルの首席客演指揮者に就任した。関西フィルとの好調な共演は伝えられていたが、これからは首都圏でもその雄姿に定期的に触れることができそうだ。  就任披露となる同楽団7月定期には、自らのバックボーンを反映…

小泉和裕(指揮) 九州交響楽団

熟成コンビ7年目の気宇壮大なシーズン開幕  このところ小泉和裕の充実が際立っている。4楽団のポストを兼務する引く手数多の名匠も今年70歳。持ち前の堅牢な構築と弦楽器を分厚く鳴らした壮麗な表現に円熟味を加え、精緻かつ雄弁な名演を随所で展開している。中でも特筆されるのが、九州交響楽団の2018年9月定期のマーラー「千人の交…

王子ホール + 観世宗家監修 「はごろも」〜銀座の飛翔

能と西洋音楽の新たなる融合  「羽衣伝説」は、民話や童話などで多くの日本人が幼い頃から親しんできた物語であるだけでなく、室町時代から現代まで上演され続けている能の人気演目でもある。三保の松原の松の木に美しい羽衣がかかっていて、それをみつけた漁師の前に天女が現れ、「それは自分の羽衣だから返してほしい」というが漁師は返そう…

ジョナサン・ノット(指揮) 東京交響楽団

キューブリックへのオマージュ? 興味が広がるプログラム  一夜のコンサートを成す選曲には、作曲年代やジャンル、編成や組み合わせの相性、得意分野かどうかなど、演奏者側の様々な意図や戦略が反映されるが、時に常識を大胆に踏み越え、私たちを思いがけない発見へと導いてきたのがジョナサン・ノット&東響だ。今回もふるっている。  現…

第45回 日本フィル夏休みコンサート2019

「クラシック・デビュー」「バレエ・デビュー」をぜひファミリーで!  日本フィルの「夏休みコンサート」は「初めてクラシックを聴く子どもたちに、家族と一緒に本物のオーケストラを聴いてほしい」という思いから、1975年にスタートした名物シリーズ。40年以上も続いているため、幼少時にコンサートを聴いた人が大人になって自分の子ど…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

マエストロからのプレゼントはフランス音楽の花束  お客様にもっとコンサートに参加してもらいたい。そんなオーケストラの姿勢が打ち出されているのが、新日本フィルのシーズン最後を飾る「リクエスト・コンサート」。上岡敏之音楽監督肝入りのこの企画は、今回で3回目。これまでに「パガニーニとベルリオーズ」(2017年)、「ラフマニノ…

チョン・ミョンフン(指揮) 東京フィルハーモニー交響楽団

絆の深まるコンビによる渾身の「新世界より」  新しい時代のスタートを祝うように、チョン・ミョンフン&東京フィルがドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」を演奏する。彼にとって、ドヴォルザークは特別に愛着のあるレパートリーであり、かつてドイツ・グラモフォンでウィーン・フィルとともに、交響曲第3番、第6番、第7番、第8番…

第40回 霧島国際音楽祭 2019

雄大な自然と極上の音楽が織りなす、ファン垂涎の夏フェス  “日本で最も熱いフェスティバル”霧島国際音楽祭が、今年ついに40回を迎える。霧島は1980年にスタートした日本で最も歴史ある音楽祭の1つ。コンサートとマスタークラスを両輪に熟成を重ね、現在は堤剛音楽監督のもと、アジアを代表する音楽祭として国内外から高い評価を得て…

第147回 スーパー・リクライニング・コンサート 佐藤晴真 チェロ・リサイタル

世界水準の実力を聴く絶好の機会  決して大柄ではない体を、まるで一体と化すようにチェロに寄り添わせ、ダイナミックかつ繊細な音楽を紡ぎ出してゆく。昨年ポーランドで開かれた、第11回ルトスワフスキ国際チェロ・コンクールで弱冠20歳にして優勝し、一躍、国際的な注目を集めている佐藤晴真が、Hakuju Hallの人気シリーズ「…