注目公演

ウィーン少年合唱団

今だからこそ心にしみる安らぎの「天使の歌声」を  新型コロナウイルスの感染拡大により5月〜6月の来日が中止となったウィーン少年合唱団だが、この秋、改めて来日ツアーを行うことが発表された。来日するのはカペルマイスターのマノロ・カニンが率いるブルックナー組。コロナ禍を乗り越える希望を込めて、プログラムには「Together…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

 上岡敏之が新日本フィルの音楽監督として迎える最後のシーズン(2020年9月〜21年8月)は、ブルックナーの最高傑作と言われる交響曲第8番で始まる。ブルックナーの多くの交響曲と同じく、この曲も改訂への道をたどった。1887年に作曲を終えたブルックナーは、自信満々で総譜を送った指揮者ヘルマン・レーヴィから理解不能と告げら…

~愛と平和への祈りをこめて Vol.10〜 森 麻季 ソプラノ・リサイタル

新境地を開拓する名ソプラノが届ける歌の贈り物  日本を代表するオペラ・シンガーとして着実にキャリアを積み重ね、歌唱表現の幅を広げてきた人気ソプラノ。現地で米国同時多発テロ事件に遭遇した体験を胸に、10年後の2011年にスタートさせた9月恒例のリサイタルは「音楽の持つ力」を信じ、何かと不安なこの時代に、聴き手の心にすっと…

東京文化会館 リラックス・パフォーマンス

新機軸も登場、誰もが気軽にクラシック音楽を楽しめるコンサートが実現  様々な事情によりオーケストラコンサートになかなか行けない、という人たちに薦めたいコンサートが、東京文化会館の「リラックス・パフォーマンス」である。ナビゲーター付きのステージで、公演時間約60分(休憩無し)の初心者プログラムが用意され、通常の公演とは異…

東日本大震災 復興支援 チャリティコンサート ~クラシック・エイドVol.10~

苦難を超え復興を願う熱いステージ  2011年3月11日に発生した大災害、東日本大震災から9年が経った。近年も大型台風や地震が続き、復興は着実に進められつつも、被災地の傷は完全に癒えていない。ジャパン・アーツ及び所属アーティストたちは、「真の芸術にふれた感動は、人々に生きる力を与えてくれる」という信念のもと、東日本大震…

アラン・ギルバート(指揮) 東京都交響楽団

端正な造形と豊かな情熱を持って古典派シンフォニーの最高峰に挑む  7月、東京都交響楽団に首席客演指揮者アラン・ギルバートが帰ってくる。毎回の共演で意欲的なプログラムを組んで、互いの相性のよさを感じさせるギルバートと都響だが、今回のプログラムはモーツァルトの「三大交響曲」。交響曲第39番、第40番、第41番「ジュピター」…

小林沙羅 ソプラノ・リサイタル 日本の詩

自身のキャリアを“和”の美しさに捧げて  あらためて書くまでもないが、日本語には独特のリズムや抑揚があり、言葉一つひとつの深みも伝えてくれる「歌」の数々は日本語の美感を教えてくれる。  多彩なオペラ公演やコンサートなどで活躍する小林沙羅は、黛まどか&千住明によるオペラ《万葉集》や、人気漫画『ガラスの仮面』から生まれたオ…

アフタヌーン・コンサート・シリーズ 2020-2021前期 Vol.4 はばたけ! ヤング・アーティスト 驚異の16才! “今”を聴く!

音楽をする喜びをともに感じるステージ  若き才能に触れるのは心が高揚し、生きる力が湧き、音楽を聴く真の喜びが味わえる。今年16歳を迎えるチェロの北村陽とピアノの奥井紫麻は、まさに若芽がぐんぐん空に向かって伸びていくような勢いに満ちた演奏をする逸材。北村は幼いころからオーケストラと共演し、J.S.バッハの無伴奏作品にも積…

Music Program TOKYO 小曽根 真 & アラン・ギルバート Jazz meets Classic with 東京都交響楽団

NYで共演した名指揮者を相手にコンポーザーピアニストの本領を発揮  ジャズピアニスト小曽根真による“Jazz meets Classic”企画は、2013年から毎年のように開催されてきた。当初は小曽根と仲の良い一流ジャズミュージシャンが東京都交響楽団と共演。クラシックの名曲に挑み、フレッシュな演奏を聴かせてくれるという…

紀尾井ホール開館25周年記念 室内オーケストラ・フェスティヴァル

世界の精鋭集団が名技を競う!意欲的な企画が実現  それまで室内オーケストラにふさわしい中規模音楽専用ホールがなかった東京に、800席の紀尾井ホールが誕生したのは、1995年のことであった。それと同時に紀尾井シンフォニエッタ東京(現・紀尾井ホール室内管弦楽団)が創設された。  紀尾井ホールは、2020年度に開館25周年を…