注目公演

ニューイヤー・コンサート2019 ウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラ

年明けは本場ウィーンのワルツとダンスを存分に  伝統的な様式と響きを尊重し、その芸術性を追求する中から、“音楽の都”の魅力と愉悦を紡いできたウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラ。創立者で名ヴァイオリニスト、シュトラウス一家の作品研究の権威でもあるペーター・グートに率いられて新春の日本へと降り立ち、オー…

青柳いづみこ(ピアノ/トーク) 未完のオペラ《アッシャー家の崩壊》

エドガー・アラン・ポーの怪奇と頽廃の美を音で描いたドビュッシー  ドビュッシーの演奏・研究で高い評価を受けてきた青柳いづみこが、1月11日にドビュッシーの未完のオペラ《アッシャー家の崩壊》の試補筆版上演を行う(コンサート形式、昼夜2公演)。同オペラはエドガー・アラン・ポーの小説に基づくが、2019年はポーの生誕210年…

読売日本交響楽団 第584回定期演奏会Preview

官能の交錯、そして世界初演のコンチェルトを  世界で躍進を続ける山田和樹。会場に一度でも足を運べば、あなたも虜になるはずだ。さわやかな身のこなしで登場し、歯切れ良く進めていくかと思いきや、時に思いがけない大技もかけてくる。日本人にはあまり見かけないスター性の持ち主なのだ。  その山田が、いよいよ読響の首席客演指揮者とし…

住谷美帆(サクソフォン) デビュー・アルバム『プロムナード』発売記念コンサート

 「これまでいなかった本格派女性クラシカル・サクソフォニスト、ついに登場!」の惹句を見て意外な気もしたが、確かにそうだ。名手はいるがクラシック系のソリストとなれば、この住谷美帆が現れるまではなかなかお目にかかれなかった。2018年に東京藝大を首席卒業した彼女は、在学中にN響ツアーの「展覧会の絵」のソロパートに抜擢され、…

神林あゆみ(ソプラノ) CD『Crystal Fairy』発売コンサート

透明感あふれる美声で届ける唯一無二のクラシカルクロスオーバー  清楚な歌声を持ち、クラシックからジャンルを超えてポップスやジャズ、ボサノヴァなど幅広いレパートリーを歌いこなし、ポールダンス、フラメンコ、ベリーダンスとのコラボも展開。2013年からはクラシカルクロスオーバーに傾倒して活躍中のハイブリッドなソプラノ、神林あ…

ウィーン・サロン・オーケストラ ニューイヤーコンサート2019

現代に息づくシュトラウス・ファミリーのDNA  新年のクラシック・ファンの大きな楽しみは、ワルツやポルカ、オペレッタの名曲が華やかに彩るウィーンの音楽だ。毎年国内外のさまざまなアーティストたちがウィーンの香りを運んでくれる。本場ウィーンからやってくるオーケストラもあとをたたないが、その大本命のひとつが、ウィーン・フォル…

東京・春・音楽祭 2019 の聴きどころ

《リゴレット》や《オランダ人》など、15周年にふさわしい充実のラインナップ  すっかり春の上野の風物詩となった「東京・春・音楽祭」。2019年は節目の第15回を迎え、いっそう充実したプログラムが組まれた。  聴きどころはたくさんあるが、まず筆頭に挙げたいのはリッカルド・ムーティの登場だ。今回、「イタリア・オペラ・アカデ…

第480回 日経ミューズサロン ヨハネス・フライシュマン(ヴァイオリン) & 村田千佳(ピアノ) ニューイヤーコンサート

今までにない新鮮なコンテンツのステージ  ワルツやオペレッタだけが新年のウィーン音楽ではない。ウィーンのヴァイオリニスト、ヨハネス・フライシュマンと、ウィーンで学び、その音楽を知り尽くしたピアニスト村田千佳のデュオが贈る日経ミューズサロンのニューイヤーコンサートは、J.シュトラウスⅡはもちろんのこと、シューベルトからク…

第41回 日本フルートフェスティヴァル in 東京

 参加資格は、「フルートを愛していること」だけだ。毎年1月に開催され、プロ・アマを問わぬ奏者が一堂に会し、共に音楽を楽しむ「日本フルートフェスティヴァル in 東京」。41回目は、名フルーティストで、パリ国立高等音楽院教授でもあるフィリップ・ベルノルドを迎え、“奏でる喜び”を紡ぐ。  同フェスティヴァルは1979年にス…

プラハ国立劇場オペラ《フィガロの結婚》

モーツァルトゆかりの劇場が繰り広げる《フィガロ》の愉悦  モーツァルトの《フィガロの結婚》に最も必要なもの─それは「練習に次ぐ練習」である。登場人物の数が多く、みな多弁で丁々発止のやり取りが続くから、稽古に稽古を重ねないとテンポよく進まない。だから、このオペラではチームワークが大切になる。主役から端役までみっちり練習を…