注目公演

沼尻竜典(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

ダイナミックな管弦楽サウンドを浴びる喜びをかみしめる  東京シティ・フィルの第337回定期演奏会を指揮するのは、びわ湖ホールでの《神々の黄昏》無観客公演のライヴ・ストリーミング配信が記憶に新しい沼尻竜典。東京シティ・フィルの定期演奏会には今回が初登場となる。  プログラムには芥川也寸志とラフマニノフの作品が並べられた。…

自由で素敵なコンサート Vol.2 柴田智子(ソプラノ)が歌い、語る 「かけがえのないもの」 With 内門卓也(ピアノ)

ハイブリッドで贈る大切な歌のアンソロジー  クラシックというジャンルの垣根を越え、世界中の歌を聴衆の心に届ける活動を続けてきた柴田智子。コロナ禍にあっても自身のYouTubeチャンネルで対談番組「Create for the Next」をプロデュースするなど、今という時代を呼吸し続けているソプラノが、ネット配信をメイン…

大友直人(指揮) 東京交響楽団

「源氏物語」とシベリウスが合流し広がる世界  映画で、ドラマで、教養番組で、CMで、私たちは千住明のあまたの音楽を耳にしてきた。映像の意図に的確な音を与え奥行をぐんと作り出す仕事には、場面に見合った表現をオーケストラで構築する才能、耳から心へとすっと届くしゃれた旋律を生み出す才能、言葉のもつ抑揚をメロディへと具現化する…

《バロック・ライヴ劇場》第12回公演 フォー・タイムズ・バロック

若き4人のスピード感あふれる痛快なアンサンブル  桃栗三年柿八年…。フォー・タイムズ・バロックはもう7年…。待望の初来日。  メンバー全員まだ20代後半ではあるものの、すでにこのメンバーで十分演奏を重ねてきただけに、パフォーマンスの密度とテンションの高さはさすがの4人だ。  激しさもあるし、表現の貫きや意思の強さにおい…

セリーナ・オット トランペットリサイタル

難関コンクールを制した麗しき実力者の魅力溢れるプログラム  若きミューズが、魅惑の音色とともに降臨する。“最難関”のミュンヘン国際音楽コンクールのトランペット部門を、女性として初めて、弱冠20歳にして制したオーストリア出身の名手、セリーナ・オットが初来日。歌心と技巧に彩られた、ロシア近現代の佳品をたっぷりと聴かせる。 …

雄大と行く 昼の音楽さんぽ 第22回 横坂 源 チェロ・リサイタル

充実の時を迎えたチェリストの魅力が詰まった60分  平日昼間の第一生命ホール、音楽ライター山野雄大の案内で送るシリーズ「雄大と行く 昼の音楽さんぽ」。今秋開催予定の第22回は、チェロの若き名匠、横坂源が登場する。横坂は桐朋学園からシュトゥットガルトとフライブルクの音楽大学に学び、全日本ビバホール・チェロコンクールで最年…

高崎芸術劇場 音楽ホール 2020年度後期ラインナップ

豊かな残響を誇る贅沢な空間で愉しむ多彩なプログラム  昨年9月にオープンした高崎芸術劇場は群馬の中核的文化施設。400席ほどの音楽ホールは、舞台の熱気を肌で感じられる贅沢な空間だ。本年度後期も個性豊かな6つの公演がラインナップされている。  4人のコントラバス奏者からなるザ・ベースギャングは中でもユニークだ(10/17…

トッパンホール開館20周年 2020/2021シーズンラインナップ(10月〜12月)

記念イヤーの殿堂を深く彩る室内楽の豊穣  質の高さにこだわり抜く“室内楽の殿堂”トッパンホールは今年開館20周年。10月から始まる記念シーズンは、ゆかりの深い顔ぶれを軸にした充実の内容が目を引く。ここでは、そのスタートとなる年内の公演をご紹介しよう。 フォーレをはじめとした濃密なプログラム  10月1日恒例の「バースデ…

浜離宮ランチタイムコンサートvol.200 林 美智子メゾソプラノ・リサイタル

 浜離宮朝日ホールのランチタイムコンサート。2004年1月に始まった人気企画がついに200回目を迎える。お昼の11時半からという出かけやすい時間帯に、リラックスした気分で一流演奏家の演奏を、しかもリーズナブルな入場料で気軽に楽しめる、うれしいコンサート・シリーズだ。  記念すべき節目の回に登場するのはメゾソプラノの林美…

リオネル・ブランギエ(指揮) 東京交響楽団

新鋭指揮者と人気ヴァイオリニストが描き出す20世紀音楽の傑作  リオネル・ブランギエは18歳でブザンソン国際指揮者コンクールに優勝、2014/15シーズンからはデイヴィッド・ジンマンの後任として名門チューリッヒ・トーンハレ管の首席指揮者・音楽監督を務める30代トップ指揮者の一人である。昨年秋の東響定期初登場は同楽団のフ…