宮川彬良×田尾下哲 対談〜6月8日開催〜「OPERA ART ACADEMIA 2018」

最高峰の演奏家が日本初演〜ウンスク・チン

Radioぶらあぼ〜特集:コンポージアム2018

ぶらあぼ2018年6月号

ニュース

カタリーナ・ワーグナーが語るオペラ《フィデリオ》

 新国立劇場が5月20日から、開場20周年記念特別公演としてベートーヴェンのオペラ《フィデリオ》(新制作)を上演する。初日を前に、演出のカタリーナ・ワーグナー、ドラマツルグのダニエル・ウェーバーが登壇し、記者懇親会を行った。  具体的な演出プランやコンセプトには言及しないが、それでも言葉の端々にはカタリーナ・ワーグナー…

サントリーホール&エイベックス・クラシックスが「サントリーホール ARKクラシックス」を開催

 2018年10月に開催されるARK Hills Music Week 2018のオープニングを飾るコンサートシリーズ「サントリーホール ARKクラシックス」(主催:サントリーホール、エイベックス・クラシックス)の記者会見が5月14日に行われた。サントリーホール総支配人の市本徹雄、エイベックス・クラシックス・インターナ…

東京バレエ団、森山未來ら出演『Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2018』概要発表

 3年に一度開催される日本最大級のダンスフェスティバル『Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2018』(以下『DDD』、主催:横浜アーツフェスティバル実行委員会)が8月4日(土)から9月30日(日)まで、横浜市内全域で行われる。これに先立ち5月9日、ディレクターを務める近藤良平とドミニク・エルヴュ…

デジタルコンサートライブ事業化検討コンソーシアムが説明会を開催

「デジタルコンサートライブ事業化検討コンソーシアム(以下DCLC)」は5月16日、ロスレス圧縮技術MPEG-4 ALSを用いたコンサートホール演奏のハイレゾライブ配信サービス商用化に向けた説明会および試聴会を行う。  DCLCは、「デジタルライブ市場」活性化に向けた様々な課題の検証と解決に向けた活動を行い、持続可能な音…

小澤征爾がフェスティバルの指揮を降板

 セイジ・オザワ 松本フェスティバル2018で、オーケストラプログラム3公演を指揮する予定だった総監督の小澤征爾が、体調面の大事をとり降板することとなった。5月11日、同フェスティバル実行委員会が発表した。3公演は指揮者、プログラム内容および、料金を変更する。  3月に大動脈弁狭窄症治療のため入院していた小澤総監督は、…

八木大輔がチッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール 古典派部門で優勝

 4月29日から5月7日にかけてイタリア北部のカントゥで行われた第28回チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクールの古典派部門で、八木大輔が史上最年少となる14歳で優勝した(併せてベートーヴェン特別賞も受賞)。第2位はRiccardo Zangirolami(イタリア)、第3位はKozhakhmetova Zhibek…

新国立劇場が開場20周年記念特別公演《フィデリオ》を新制作

 昨年10月、開場20周年の新シーズンを《神々の黄昏》で開幕した新国立劇場が5月20日から、開場20周年記念特別公演としてベートーヴェンのオペラ《フィデリオ》(新制作)を上演する。指揮はオペラ芸術監督の飯守泰次郎。フロレスタン役にステファン・グールド、レオノーレ役にリカルダ・メルベートを迎えるが、なんと言っても注目はリ…

山田和樹がバーミンガム市交響楽団首席客演指揮者に就任

 指揮者の山田和樹が、2018/19シーズンから英国バーミンガム市交響楽団首席客演指揮者に就任する。所属先のジャパン・アーツが5月9日に発表した。山田は、2012年の初共演以来、同楽団にたびたび客演。16年には日本公演でベートーヴェンの交響曲第7番やシベリウスの同第2番などを振り、好相性を印象づけた。  就任にあたり、…

トピックス

第7回 野島 稔・よこすかピアノコンクール結果発表

 4月29日から5月5日にかけて、よこすか芸術劇場で行われた「第7回 野島 稔・よこすかピアノコンクール」の結果が次の通り発表された。 第1位:安並貴史(26歳) 第2位:伊舟城歩生(いばらき・あゆむ)(20歳) 第3位:山崎佑麻(18歳)  第1位の安並は静岡県静岡市出身。現在、東京音楽大学大学院博士後期課程1年に在…

高松国際ピアノコンクールで古海行子が第1位、伏木 唯が第3位に入賞

 3月12日〜25日にかけて開催された、第4回高松国際ピアノコンクールで古海行子(やすこ)が第1位、伏木唯が第3位に入賞した。第2位はカンテ・キム(韓国)。古海はさらに委嘱作品演奏者賞をはじめとする5つの特別賞も受賞。同コンクールは2006年にスタートし、4年に一度の開催。今回より第3次審査に室内楽が導入された。  古…

第28回 出光音楽賞の受賞者が決定

 第28回出光音楽賞の受賞者が決定した。同賞は主にクラシックの音楽活動を対象に育成という観点から素質、将来性などに重きを置き、新進音楽家を顕彰している。受賞者は以下のとおり。(五十音順) ◎上野耕平(サクソフォン) 第28回日本管打楽器コンクールサクソフォーン部門第1位ならびに特別大賞、第6回アドルフ・サックス国際コン…

特集:OPERA ART ACADEMIA2018

宮川彬良×田尾下哲 対談〜6月8日開催〜「OPERA ART ACADEMIA 2018」

「様々な専門家を招いてオペラを様々な視点から見つめ、学ぶだけではなく、オペラの可能性について検証し、意見を交わし合いたい」〜演出家・田尾下 哲  演出家・田尾下哲が主宰する「田尾下哲シアターカンパニー」では、主にオペラ歌手やオペラ公演関係者、オペラファンを対象に4月から「OPERA ART ACADEMIA 2018(…

「OPERA ART ACADEMIA 2018」第2弾を5月17日に開催

 演出家・田尾下哲が主宰する「田尾下哲シアターカンパニー」では、主にオペラ歌手やオペラ公演関係者、オペラファンを対象に4月から「OPERA ART ACADEMIA 2018」を開催している。第2回目の講義は、5月17日(木)に桜美林大学四谷キャンパス(千駄ヶ谷)で行われる。プロローグ「オペラ芸術論2 〜歌唱、演技、表…

田尾下哲シアターカンパニーが「OPERA ART ACADEMIA 2018」を開催

 演出家・田尾下哲が主宰する「田尾下哲シアターカンパニー」では、主にオペラ歌手やオペラ公演関係者、オペラファンを対象に4月から「OPERA ART ACADEMIA 2018」を開催する。    同企画は、年間を通じてトークセッションやワークショップ等、およそ20回のプログラムを実施することで、あらゆる視点からオペラと…

特集:東京オペラシティ コンサートホール

最高峰の演奏家が日本初演〜ウンスク・チン

 いま世界で最も注目される女性作曲家ウンスク・チンが、現在来日中であることをご存知だろうか? 東京オペラシティで開催中の「コンポージアム2018」のため、9年振りに日本を訪れているのだ。  5月24日(木)には彼女がこの10年に作曲した3つの傑作が日本初演され、5月27日(日)には彼女がひとりで審査員を務める武満徹作曲…

Radioぶらあぼ〜特集:コンポージアム2018

 インターネット・ラジオ・ステーション「OTTAVA」の番組『Radio ぶらあぼ』では、5月11日と14日、東京オペラシティコンサートホールで5月23日から開催される『コンポージアム2018「ウンスク・チンを迎えて」』を特集した。  ここでは、5月11日に放送したプレゼンター林田直樹(音楽ジャーナリスト)の解説をオン…

『Radio ぶらあぼ』でウンスク・チンを特集

 インターネット・ラジオ・ステーション「OTTAVA」の番組『Radio ぶらあぼ』で、5月11日と14日、東京オペラシティコンサートホールで5月23日から開催される『コンポージアム2018「ウンスク・チンを迎えて」』を特集する。 『Radio ぶらあぼ』は、「OTTAVA」とクラシック音楽情報雑誌「ぶらあぼ」とがコラ…

【5/20(日)発売】ベルリン・フィル「アジア・ツアー2017〜ライブ・フロム・サントリーホール」

 昨年11月のサイモン・ラトル&ベルリン・フィルの日本公演を収録したSACD5枚+Blu-ray1枚で構成される「アジア・ツアー2017〜ライブ・フロム・サントリーホール」が5/20(日)にリリースされる。  このなかには、2017年11月25日、サントリーホールでのウンスク・チン:《コロス・コルドン》日本初演の様子が…

インタビュー

伊藤亮太郎(ヴァイオリン)

 NHK交響楽団のコンサートマスターとして活躍する伊藤亮太郎は、20年以上にわたって「ストリング・クヮルテットARCO」の第1ヴァイオリン奏者を務める、熱い“室内楽愛”の持ち主でもある。この6月、5人の仲間たちとともに、一期一会の弦楽アンサンブルを聴かせる。出演者は伊藤のほか、横溝耕一(ヴァイオリン)、柳瀬省太、大島亮…

小林道夫(チェンバロ)

 我が国の歴史的鍵盤楽器のパイオニアである小林道夫が、5年ぶりとなる新録音『J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニア』(マイスター・ミュージック)を発表する。溢れるような音楽への愛情によって、バッハが子弟への教育を第一の目的に書いた“練習曲”から現れ出でる、限りない魅力と滋味。  「60年以上の演奏生活の中で、多…

荘村清志(ギター)

 現代ギター界を引っ張り続ける荘村清志。昨年3月にシンガーソングライターさだまさしとの共演でスタートしたのが、2019年のデビュー50周年に向けたゴージャスな記念企画「荘村清志スペシャル・プロジェクト」。その第2弾は、ヴァイオリンの古澤巌、アコーディオンのcoba、テノールの錦織健との共演という独創的なコラボレーション…

橋本京子(ピアノ)

 モントリオール(カナダ)のマギル大学音楽学部ピアノ本科主任教授を務めるピアニストの橋本京子は、これまでにスイス、米国、ベルギー、オランダなどに居住し、30ヵ国以上の国をまわり、多彩な演奏活動を行ってきた。豊富なレパートリーを持つ彼女が今回『影からの音たち』と題した新譜のために選んだのはオール・モーツァルト・プログラム…

ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)

 「アイスランドは人口がわずか30万人ほどの小さな国ですが、アイスランド交響楽団はイギリスやドイツのハイレベルな楽団に匹敵する実力があると考えています」  現在、この楽団の桂冠指揮者を務めるウラディーミル・アシュケナージは自信を持って断言する。1950年に創立されたアイスランド響は、本拠地首都レイキャビクの美しいホール…

ジュゼッペ・サッバティーニ(指揮)

 世界的なテノーレ・リリコ(抒情的なテノール)として、日本でもたびたび美声を披露しているジュゼッペ・サッバティーニ。現在は指揮者として、欧州各地でプッチーニやマスネ、ベッリーニなどのオペラを振り続ける日々を送っている。その彼が、この夏に藤原歌劇団の本公演に登場し、モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》で指揮台に立つとのこ…

特集:ぶらあぼ×OTTAVAコラボ

早出し!ぶらあぼ6月号〜Radioぶらあぼ

 クラシック音楽情報雑誌「ぶらあぼ」とインターネット・ラジオ・ステーション「OTTAVA」がコラボし、最新のコンサート情報をお届けしていく「Radio ぶらあぼ」。4月19日から、シーズン2がスタートしました。  5月17日(木)は18:30ごろから、プレゼンターの飯田有抄さんとぶらあぼ編集長の大塚正昭が出演。ぶらあぼ…

『Radio ぶらあぼ』でウンスク・チンを特集

 インターネット・ラジオ・ステーション「OTTAVA」の番組『Radio ぶらあぼ』で、5月11日と14日、東京オペラシティコンサートホールで5月23日から開催される『コンポージアム2018「ウンスク・チンを迎えて」』を特集する。 『Radio ぶらあぼ』は、「OTTAVA」とクラシック音楽情報雑誌「ぶらあぼ」とがコラ…

4/28(土)Radioぶらあぼ増刊号に鈴木舞(Vn)生出演!

 5月15日、第一生命ホールで開催される「雄大と行く 昼の音楽さんぽ 第13回 鈴木 舞 ヴァイオリン、光が薫るとき」に出演するヴァイオリニスト、鈴木舞が4月28日(土)、インターネット・ラジオ・ステーション「OTTAVA」の「Radioぶらあぼ増刊号」に生出演する。  Radioぶらあぼ増刊号は、「OTTAVA」が天…

注目公演

鈴木秀美(指揮/チェロ) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

 バロック・チェロの名手として知られる鈴木秀美は、近年、指揮活動にも積極的に取り組んでいる。自ら、オーケストラ・リベラ・クラシカを主宰して、音楽監督を務めるほか、2013年から山形交響楽団の首席客演指揮者のポストにある。これまでに、日本フィル、読響、神奈川フィル、京響、名古屋フィルなどのオーケストラに客演し、昨年は新日…

渡辺健二 ピアノリサイタル

 東京藝術大学教授として長らく後進の指導に情熱を注ぎ、また同時に卓越したリスト弾きとして演奏活動を続けてきた渡辺健二。リスト音楽院留学中、リスト・バルトーク国際コンクールに入賞したことで、ハンガリーゆかりの作曲家を積極的に取り上げてきた。  今度のリサイタルは、バルトークの「ソナチネ」と「ルーマニア民族舞曲」という親し…

クァルテットの饗宴2018 アルテミス・カルテット

 ヨーロッパの弦楽四重奏界で現在トップを走る存在と言えるのがアルテミス・カルテットだ。2014年の紀尾井ホールでのコンサートでは、その実力のほどを遺憾なく証明してくれたが、彼らが4年ぶりに来日を果たす。  ベルリンを拠点に活動するアルテミス・カルテットは1989年の結成。ワルター・レヴィン、アルフレート・ブレンデルなど…

マット・ハイモヴィッツ(チェロ) & 児玉麻里(ピアノ)

 1970年イスラエル生まれ、80年代にはドイツ・グラモフォンに録音を行うなど、チェロの天才少年として登場したマット・ハイモヴィッツ。そのデビューアルバムから約30年、常に世界の最先端を走り続けてきて、いまや経験豊かなベテランとして円熟期に入るハイモヴィッツが、パリを拠点にやはり世界の第一線で活躍するピアニスト児玉麻里…

アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮) フランクフルト放送交響楽団

 フランクフルト放送交響楽団は1929年創立の歴史と伝統を誇るオーケストラ。豊かにうたう弦楽器とダイナミックな管楽器の響きが特徴である。2014年、同オーケストラはコロンビア出身のアンドレス・オロスコ=エストラーダを首席指揮者に迎え、新時代の幕を開けることになった。オロスコ=エストラーダはウィーンで学び、いまもっとも勢…

河野克典 バリトン・リサイタル 歌の旅 Vol.6 旅空の彼方

 河野克典は、日本とヨーロッパでリート、オペラ、宗教曲と幅広い分野で活躍するバリトン歌手。深く芳醇な歌声、ドイツ語のディクションの美しさで各方面から高い評価を受けてきた。とりわけ彼の活動で注目されるのが、定期的に行っている自主企画リサイタル・シリーズで、「歌・三夜一夜物語」や「歌物語」と題し、ドイツリートの名曲はもちろ…

ニルス・メンケマイヤー(ヴィオラ)

 ヴィオラは魅力的な独奏楽器である。ニルス・メンケマイヤーは、真にそう思わせる旬の名手の一人だ。1978年ドイツ生まれの彼は、2006年バシュメット国際ヴィオラ・コンクール等で優勝後、第一線でソロ&室内楽活動を行い、ソニーから8点のCDをリリースしている。その演奏は自在かつ自然体。しかもしなやかな“柔”とドイツ的な“剛…

岡田美和(ピアノ)室内楽シリーズ ヴィオラ&ピアノのデュオ・コンサート

 音楽を奏でる喜びで、ホールが満たされる――。実力派ピアニストの岡田美和が続けている「室内楽シリーズ」。今回は1994年にイギリス・ターンブリッジウェルズ国際コンクール弦楽器部門を制するなど実績を重ね、国際的な活躍を続けるヴィオラの松実健太を迎えて、珠玉の名曲を温かな音色で紡ぐ。  岡田は、桐朋学園大卒業後の89年にデ…

New Release Selection

【CD】ドビュッシーの夢/青柳いづみこ

 ドビュッシーが思い描いた情景、果たせなかった夢の音風景が、1925年製のベヒシュタインE型で鮮やかに蘇った。低音の渋みがかった色彩、スタッカートの心地よい音の弾みなど、不思議な魅力のある名器である。青柳いづみこは、少々古風で、且つどこか我の強い楽器を意のままに操り、「沈める寺」「ミンストレル」などの名曲から意外な表情…

【CD】鈴木輝昭 室内楽の地平

 目まぐるしく動く声部が有機体のように絡んで線の束を織り上げ、音の波となって押し寄せる。鈴木輝昭は音のアクロバティックな身振りを次々と繰り出して聴き手を圧倒するが、その関心は音色や奏法の開発というよりも、弦楽四重奏やピアノトリオといった古典的なメディアにおけるテクスチュアやドラマトゥルギーの探求へと向いている。出発点に…

【CD】お菓子と娘 橋本國彦歌曲集/小川明子&山田啓明

 選曲は橋本(1904〜49)のほぼ全創作期にまたがる。それを年代順に収録したことで改めて気づくのは、語るように歌う朗唱的な様式や、当時すでに無調的書法も持ち込んで日本歌曲史上の特異点だった橋本が、その方面の代表作である〈舞〉〈黴〉〈斑猫〉などと、〈お菓子と娘〉や一連の新民謡などの明快な様式の作品とを、並行して同時期に…

【CD】聖アポリナーレ教会のレクツィオ/山内房子

 埋もれたバロック作品を蘇演するなど、独創的な演奏活動を展開する山内房子が21年前、図書館のマイクロフィルムを通じ、偶然に知った作者不詳の聖週間の「レクツィオ」。かつて17世紀末〜18世紀前半頃にローマ・聖アポリナーレ教会で演奏され、今はロンドンに2種の写譜が現存。誰にも演奏されることなく、数百年間、眠り続けてきた。「…

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