《マノン・レスコー》いよいよ東京文化会館へ!

 9月16日に神奈川県民ホールでの初日を終えた《マノン・レスコー》。20日、22日はいよいよ東京文化会館での公演です。
 初日終演後すぐに舞台装置の撤収作業は開始されましたが、次なる会場の東京文化会館への搬出が完了したのは翌日の午後2時でした。運び出したからといっても、そのまま東京文化会館に直行するわけには行きません。17日には《椿姫》最終公演が行われていたからです。

 《椿姫》終演後、まずこちらの装置が撤収され、それから《マノン・レスコー》の舞台装置や衣裳が運び込まれるまでまるまる二日がかかり、その後セッティングが行われるのです。《マノン・レスコー》では、舞台装置もさることながら、微妙なニュアンスをもった照明合わせにも時間がかかります。また、ソリストの他に合唱団やエキストラなどの衣裳は長い廊下を埋めつくすほどの数! これらは公演が終わる毎に一つひとつのメンテナンスも欠かせません。
 感動を与える公演は、ソリストたちだけでなく、多くのスタッフが地道な仕事をこなすことによって生み出されているのです。
 《マノン・レスコー》東京公演は9月20日(木)と、ローマ歌劇場日本公演の最終公演となる9月22日(土)です。

神奈川県民ホールでの終演後、すぐに始められた舞台撤収作業

左:着用したカツラは、毎回汗や汚れをきれいにメンテナンス
右:廊下にズラリと並べられた合唱団とエキストラの衣裳

■舞台写真および動画:ゲネプロ(舞台総稽古)より 撮影:寺司正彦

■ローマ歌劇場2018年日本公演《マノン・レスコー》ゲネプロから(その2)
(スティール撮影のシャッター音が入っています。ご了承ください)

終演直後にみんなでパチリ! 初演を終えてハッピーな“マノン・チーム”
左より:グレゴリー・クンデ、クリスティーネ・オポライス、キアラ・ムーティ(演出家)、アレッサンドロ・ルオンゴ、マウリツィオ・ムラーロ


【公演情報】
ローマ歌劇場2018年日本公演

《マノン・レスコー》
9月16日(日) 15:00 神奈川県民ホール
9月20日(木) 15:00 東京文化会館
9月22日(土) 15:00 東京文化会館

指揮:ドナート・レンツェッティ
演出:キアラ・ムーティ

■出演
マノン:クリスティーネ・オポライス
デ・グリュー:グレゴリー・クンデ
レスコー:アレッサンドロ・ルオンゴ

ローマ歌劇場管弦楽団
ローマ歌劇場合唱団

※表記の出演者は2018年5月31日現在の予定です。病気や怪我などのやむを得ない事情により出演者が変更になる場合があります。その場合、指揮者、主役の歌手であっても代役を立てて上演することになっておりますので、あらかじめご了承ください。

■料金(税込)
S席¥54,000 A席¥47,000 B席¥40,000 C席¥33,000
D席¥26,000 E席¥19,000 F席¥12,000
学生券¥8,000
*学生券はNBS WEBチケットのみで2018.8/3(金)18:00より受付開始。

http://www.nbs.or.jp/stages/2018/roma/