シカゴ・カブスWS優勝の影にムーティあり?!

 ウィーン国立歌劇場日本公演、本日《フィガロの結婚》の2回目公演が終了し、残すは11月15日の最終公演を残すばかりとなりました。オペラの素晴らしさは会場で満喫していただくとして、今日はマエストロ・ムーティに関する、ちょっと楽しい話題をご紹介します。
 《フィガロの結婚》の指揮のためにリッカルド・ムーティが来日したのは11月4日のこと。その前日に、米大リーグのワールドシリーズでシカゴ・カブスの108年ぶりの優勝が報じられました。日本に到着早々、マエストロの口からは「私たちの応援演奏が優勝をもたらしたんだよ!」。実はムーティは、音楽監督を務めるシカゴ交響楽団とともに、決戦前にシカゴ・カブスのための特別な演奏を行っていたのです。
 本拠地のホールで、お客さんは入れず、マエストロは背番号16番のユニフォーム姿、演奏するメンバーもカブスのTシャツやユニフォームを着て、Take Me Out to the Ball Game (私を野球に連れてって)を演奏。シビアなオペラやコンサートの雰囲気とは異なる、楽しい演奏の様子は下記YouTubeで。

《フィガロの結婚》
作曲:W.A.モーツァルト
演出:ジャン=ピエール・ポネル
指揮:リッカルド・ムーティ

■公演日程
11月10日(木) 5:00p.m.
11月13日(日) 3:00p.m.
11月15日(火) 3:00p.m. 
会場:神奈川県民ホール

■予定される主な出演
アルマヴィーヴァ伯爵:イルデブランド・ダルカンジェロ
伯爵夫人:エレオノーラ・ブラット
フィガロ:アレッサンドロ・ルオンゴ
スザンナ:ローザ・フェオーラ
ケルビーノ:マルガリータ・グリシュコヴァ

*表記のキャストは2016年4月8日現在の予定です。

■入場料(税込)
S=¥65,000 A=¥60,000 B=¥54,000 C=¥49,000 D=¥33,000 E=¥25,000 F=¥17,000
エコノミー券=¥13,000 学生券=¥8,000

ウィーン国立歌劇場2016年日本公演公式HP
http://www.wien2016.jp/