東京春祭でコルンゴルトを特集

 昨日まで新国立劇場で上演されていたコルンゴルトのオペラ《死の都》に続き、31日には東京春祭でコルンゴルトが特集される。

《死の都》第1幕で歌われる美しい「マリエッタの歌」や、コルンゴルトの「オペラ作曲家」としての出発点ともいえる17歳の作、オペラ《ポリュクラテスの指環》ほか、ピアノ曲、室内楽曲など、普段あまり生演奏に接することが限りなく少ない作品がまとめて聴き比べられる構成となっている。

■東京春祭ディスカヴァリー・シリーズ vol.1《E.W.コルンゴルト》
〜二つの世界の狭間で〜
ウィーンからハリウッドへ、20世紀を生きた「最後の神童」を聴く
http://www.tokyo-harusai.com/program/page_1851.html

■日時・会場
3.31 [月] 19:00開演(18:30開場)
上野学園 石橋メモリアルホール

■出演
ソプラノ:天羽明惠
テノール:又吉秀樹
ピアノ:村田千佳
ストリング・クヮルテットARCO
 第1ヴァイオリン:伊藤亮太郎
 第2ヴァイオリン:双紙正哉
 ヴィオラ:柳瀬省太
 チェロ:古川展生
お話・企画構成:中村伸子

■曲目
コルンゴルト:
歌劇《ポリュクラテスの指環》op.7より冒頭
おとぎ話の絵 op.3 より
 1. 魔法にかかったお姫さま
 2. えんどう豆の上に寝たお姫さま
 3. 山の精
まつゆき草(《6つの素朴な歌》op.9より)
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 op.6 より 第4楽章
マリエッタの歌(歌劇《死の都》op.12より)
シュトラウスの物語 op.21
シェイクスピアの詞による歌曲 op.31より
 1. デズデーモナの歌
 2. 緑なす森の木陰で
弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 op.34
ウィーンに捧げるソネット op.41

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文・飯尾洋一(音楽ジャーナリスト)
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中村伸子(お話・企画構成)
http://www.tokyo-harusai.com/news/news_2043.html
●ようこそハルサイ〜クラシック音楽入門〜コルンゴルトって誰?
文・小味渕彦之(音楽学、音楽評論)
http://www.tokyo-harusai.com/news/news_2020.html