ミュージアム・コンサート 「プーシキン美術館展」プレ・コンサート vol.2 浜田理恵(ソプラノ)

 19世紀ロシアを代表する文豪プーシキンの名を冠した、モスクワの「プーシキン美術館」は、ロシアの代表的な美術館のひとつ。珠玉のフランス絵画コレクションで知られるプーシキン美術館が所蔵する17世紀から20世紀の風景画65点が来日し、4月14日から7月8日まで、東京都美術館で「プーシキン美術館展──旅するフランス風景画」が開催されるが、それを記念する2つのプレ・コンサートが東京春祭で開催される。

左より:浜田理恵、三ツ石潤司、有田紘平、門脇大樹

 第2回目となる公演は、フランスを中心にオペラ歌手として活躍を重ねてきた名ソプラノ歌手、浜田理恵によるフレンチ・プログラム。パリ国際声楽コンクールオペラ部門で第1位のほか、パリ、トゥールーズほかの名門歌劇場で出演を重ね、ブーレーズともツアーで共演するなど、その経歴は華々しい。フランス在住ながら、日本でも数多くの重要公演に出演し、その透明な美声とフランス語歌唱の至芸を聴かせてくれている。フランスでの演奏経験も豊かなピアノの三ツ石潤司ほかとの共演で、ドビュッシーとラヴェルの名品集を中心に、カプレやルーセルの佳品も絡めた演目で、浜田がフランスの風景への旅に誘う。

ミュージアム・コンサート
「プーシキン美術館展」プレ・コンサート vol.2
浜田理恵(ソプラノ)

2018.4.11 (水)14:00 [約60分]
東京都美術館 講堂

●出演
ソプラノ:浜田理恵
ピアノ:三ツ石潤司
フルート:有田紘平
チェロ:門脇大樹

●曲目
ドビュッシー:
 星の夜
 美しき夜
 《雅な宴 第1集》より
  ひそやかに
  操り人形
  月の光
カプレ:おいで、目に見えぬフルートのため息が
ラヴェル:《5つのギリシャ民謡》
 花嫁の歌
 乳香樹の花摘み女たちの歌
 向こうの教会の方に
 俺に敵う色男がいるだろうか
 なんて楽しい
ルーセル:笛吹きたち
ラヴェル:《マダガスカル島民の歌》
 ナアンドーヴ
 おーい
 それは優しく

●チケット
全席自由 ¥2,100