2台のピアノによるワーグナー & R.シュトラウス ~レジーネ・ハングラー(ソプラノ)を迎えて

左より:イェンドリック・シュプリンガー、 トーマス・ラウスマン、レジーネ・ハングラー

 「コレペティトゥーア(コレペティトゥール)」をご存じだろうか。主にオペラ制作で、歌手や合唱との稽古を担当するピアニストのこと。しかし、ただの伴奏者と思ったら大間違い。オペラのあらゆる場面をすぐに万全に弾けて、どんな指揮者や歌手とも合わせられ、さらには歌い手に指導も行う、まさに歌の現場の“名人・達人”だ。大指揮者のアシスタントを務めるケースも多く、名オペラ指揮者にはコレペティトゥーア出身者も数多い。
 そのコレペティトゥーアにスポットライトを当てる、東京春祭ならではのコンサート。しかも、ベルリンやニューヨークで主役を務める若き世界的ソプラノで、今回の東京春祭《ローエングリン》ではエルザを歌うレジーネ・ハングラーを、わざわざ「迎えて」とする念の入れよう。
 主役となるのは、ティーレマンの信頼厚く名歌手との共演も数多いイェンドリック・シュプリンガーと、ウィーン国立歌劇場の声楽指導監督も務めるトーマス・ラウスマンのふたり。前者はクラウス・フロリアン・フォークトとの共演ピアニストでの出演、後者はヤノフスキ指揮《リング》チクルスや今回の《ローエングリン》で音楽コーチを務めるなど、東京春祭との縁も深い。
 演目も、ワーグナーとR.シュトラウスのオペラ名場面を2台ピアノ版で聴けること自体貴重だし、それをふたりの達人がどう料理するのか、興味が尽きない。もちろん、ハングラーとの歌曲も、読み込みの深い名演を味わえるだろう。

 

2台のピアノによるワーグナー & R.シュトラウス
~レジーネ・ハングラー(ソプラノ)を迎えて

2018.3.24(土)18:00 東京文化会館 小ホール

■出演
ピアノ:イェンドリック・シュプリンガー、 トーマス・ラウスマン
ソプラノ:レジーネ・ハングラー

■曲目
ワーグナー(レーガー編): 《ニュルンベルクのマイスタージンガー》 第1幕への前奏曲
ワーグナー:《ヴェーゼンドンク歌曲集》
 第1曲 天使
 第2曲 止まれ
 第3曲 温室にて
 第4曲 悩み
 第5曲 夢
ワーグナー(ドビュッシー編): 《さまよえるオランダ人》 序曲
R.シュトラウス(フリース編):《ばらの騎士》 組曲
R.シュトラウス:《最後の花びらより8つの歌》 op.10
 第1曲 献呈
 第2曲 何もなく
 第3曲 夜
 第4曲 ダリア
 第5曲 待ちわびて
 第6曲 もの言わぬ花
 第7曲 サフラン
 第8曲 万霊節
ワーグナー(レーガー編):《ワルキューレ》より「ヴォータンの別れ」、「魔の炎」

■料金
S席 ¥6,200 A席 ¥4,600 U-25* ¥1,500
*U-25チケットは、2018年2月9日(金)12:00発売開始

■チケット発売日:11月26日(日)10:00
*先行発売:11月12日(日)10:00