ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽

〜ピアノ三重奏の夕べ――ラフマニノフ、ブラームス、シューマン

 2017年の「東京春祭」開幕を飾る演奏会は、ベルリン・フィルのメンバーによる「ピアノ三重奏の夕べ」。
 ヴァイオリンのアンドレアス・ブーシャッツは、15年からベルリン・フィルのコンサートマスターを務め、端正な演奏姿で猛者ぞろいのオーケストラをリードしている。チェロのオラフ・マニンガーは1996年以来チェロの首席奏者を務めるばかりか、同団メディア担当や映像配信の「デジタル・コンサートホール」の中心的役割を担い、名実ともに同団の顔というべき存在。ピアノのオハッド・ベン=アリ はベルリン在住で同団メンバーとも共演を重ね、作曲家としても15年には新作がベルリン・フィルで初演されるなど、同団とは深い信頼で結ばれている才人だ。
 その3人が東京で集結し、3つの「ピアノ三重奏曲第1番」を披露する。青年ラフマニノフの哀愁に満ちた秀作、同ジャンルを代表するブラームスの傑作、妻クララのために書かれたロマンあふれるシューマンの名品、どれも美しく濃密な演奏が堪能できそうだ。

ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽〜ピアノ三重奏の夕べ――ラフマニノフ、ブラームス、シューマン
2017.3.16 [木] 19:00 東京文化会館 小ホール

■出演
ヴァイオリン:アンドレアス・ブーシャッツ
チェロ:オラフ・マニンガー
ピアノ:オハッド・ベン=アリ

■曲目
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲 第1番 ト短調 《悲しみの三重奏曲》
ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 op.8
シューマン:ピアノ三重奏曲 第1番 二短調 op.63

■料金
S席¥6,700 A席¥5,200 U-25*¥1,500
*U-25チケットは、2017年2月10日(金)12:00販売開始(公式サイトのみでの取扱い)