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 丸一日をかけて「ドビュッシーとその時代」に迫るのがこの「マラソンコンサート」。4月1日は東京文化会館小ホールに芸術都市パリが再現される!? それぞれの回は約60分のショートプログラムなので、聴きたい公演だけを聴いても、通し券で全公演に参加して「聴くマラソン」を体験することもできる。各公演の出演者陣は強力。今年生誕150周年を迎えるドビュッシーの傑作を一日にして味わい尽くしたい。(I)東京春祭歌曲シリーズ vol.8ミヒャエラ・ゼリンガー&小菅 優~ウィーンを歌う東京春祭マラソン・コンサート vol.2ドビュッシーとその時代~生誕150年に寄せて―芸術都市・パリに生きたアーティストたち【出演】メゾ・ソプラノ:ミヒャエラ・ゼリンガー/ピアノ:小菅 優【曲目】シューベルト:ゲーテの詩による歌曲/マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌/レハール:オペレッタ《ロシアの皇太子》より「愛撫のさざなみ」/カールマン:オペレッタ《マリッツァ伯爵令嬢》より「『はい』と言って、私の恋人よ」/ファル:オペレッタ《ポンパドゥール夫人》より「今日、私と幸せになれる人は」 /レハール:オペレッタ《ジプシーの恋》より「ツィンバロンの響きを聞けば」 他【料金】S:¥5,000 A:¥4,000 U-25チケット:¥1,500向山佳絵子ロジャー・チェイスミヒャエラ・ゼリンガー小菅 優実力派二人で奏でるウィーンの調べ すぐれた歌手によるリート・リサイタルが開催されるのもこの音楽祭の魅力のひとつ。今年はオーストリアのメゾ・ソプラノ、ミヒャエラ・ゼリンガーが招かれる。2007年のウィーン国立歌劇場アジア・ツアーで小澤征爾指揮のもと《フィガロの結婚》でケルビーノ役を歌った躍進する新星だ。2010年には新国立劇場にも同役で出演している。共演のピアノは若手屈指の実力者小菅優。歌唱はもちろんのこと、ピアノ伴奏にもしっかりと耳を傾けたい。 リサイタルのテーマは「ウィーン」。その内容はシューベルトのリートから、マーラーの歌曲、さらにはレハールやカールマンのオペレッタのアリアまで実に多彩。ウィーン音楽の魅力を様々な角度から描き出してくれることだろう。(I)生誕150周年のドビュッシーに浸る3314 1渡辺玲子山宮るり子河原忠之工藤重典川本嘉子本田聖嗣藤井一興永野英樹林 美智子©大窪道治©Myr Muratet©堀田力丸©中川文雄©Norikatsu Aida©Steffen Jänicke日小ホール土15:00小ホール45●第Ⅰ部 11:00開演【出演】フルート:工藤重典/ハープ:山宮るり子/ピアノ:藤井一興/ヴィオラ:ロジャー・チェイス【曲目】ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 他●第Ⅱ部 13:00開演【出演】ピアノ:藤井一興、本田聖嗣【曲目】ドビュッシー:海(ピアノ4手版) 他●第Ⅲ部 15:00開演【出演】メゾ・ソプラノ:林 美智子/ピアノ:河原忠之【曲目】ドビュッシー:ピリティスの3つの歌、艶やかな宴Ⅰ 他●第Ⅳ部 17:00開演【出演】ヴァイオリン:小林美恵、渡辺玲子/ヴィオラ:川本嘉子/チェロ:向山佳絵子/ピアノ:藤井一興、本田聖嗣【曲目】ドビュッシー:夜想曲(ピアノ4手版)、弦楽四重奏曲●第Ⅴ部 19:00開演【出演】ピアノ:永野英樹【曲目】ドビュッシー:仮面/メシアン:《4つのリズムの練習曲》より「火の島Ⅱ」 他【料金】1日券:¥7,500 1公演:¥2,000上野で 上野で 聴聴く!く!

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