eぶらあぼ 2025.10月号
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©Shin YamagishiInterview東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団50周年記念特別演奏会藤岡幸夫&東京シティ・フィル シンフォニック・ポップス・ナイト10/10(金)19:00 東京オペラシティ コンサートホール問 東京シティ・フィル チケットサービス03-5624-4002 https://www.cityphil.jp6510/6(月)19:00 東京オペラシティ コンサートホール10/10(金)19:00 豊中市立文化芸術センター問 プロアルテムジケ03-3943-6677 https://www.proarte.jp※岐阜、鹿児島、静岡公演あり。取材・文:山田治生文:飯尾洋一 ドイツ最高峰の金管アンサンブル、ジャーマンブラスが東京、大阪、岐阜、鹿児島、静岡を巡る来日ツアーを行う。1974年に誕生し、今や50年を超える歴史をもつ屈指の金管アンサンブルだ。なんといってもメンバーがすごい。全員がドイツの名門オーケストラで実績を誇るプレーヤーなのだ。 ハンブルク・フィル首席トランペット奏者であり、ソリストとしても大活躍中のマティアス・ヘフスを筆頭に、ベルリン・ドイツ・オペラのトランペット首席ウーヴェ・ケラーや、元ベルリン・フィルのホルン奏者で多才で知られるクラウス・ヴァレン 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席客演指揮者の藤岡幸夫が同楽団の50周年記念特別演奏会「シンフォニック・ポップス・ナイト」(10/10、東京オペラシティ コンサートホール)を指揮する。 藤岡は総監督・首席指揮者を務める関西フィルハーモニー管弦楽団で長年ポップス・コンサートを指揮し、人気企画に育ててきただけに、今回の東京シティ・フィルとの公演に向けた気合いはひとしおだ。 「東京シティ・フィルの首席客演指揮者に就任したときから、ポップス・コンサートをやりたいと思っていました。こういうコンサートこそ、そのオーケストラの指揮者が振るべきだと思います。関西フィルで25年間続けてきて、ファンがすごく増え、大人気のコンサートになりました。ポップス・コンサートは新しいファンを生み出す可能性のある企画なのです」 コンサートの前半では、「宇宙戦艦ヤマト」、「マイ・ウェイ」、ポール・モーリアの「オリーブの首飾り」、「エーゲ海の真珠」などのスタンダードな名曲が演奏され、後半には、『スーパーマン』、『ゴッド・ファーザー』、『ニュー・シネマ・パラダイス』、『ミッション・インポッシブル』などの映画音楽が並ぶ。 「生誕100年のポール・モーリアにはドルフ、NDR放送フィルのトロンボーン首席エミール・ハデラーら、そうそうたるメンバーがそろう。 プログラムは前半がバッハを中心とするクラシック、後半が世界各国の音楽をオリジナルアレンジで演奏する「ジャーマンブラス世界紀行」となっている。名手たちの至芸を存分に味わいたい。いい曲がたくさんあるからぜひ聴いてほしい。『ひまわり』は僕の大好きな映画。『ルパン三世』のテーマ、ABBAメドレーや『アナと雪の女王』メドレーなど、幅広く演奏しますので、家族3世代で楽しんでいただけると思います。また、映画のことや僕の恋愛観など楽しいお話もします。 普段、クラシックを聴かない人も、東京シティ・フィル、そしてクラシックのファンになってほしいと思います。1回だけの打ち上げ花火で終わらせず、次につなげます。 東京シティ・フィルは、本気度が高く、気合いが凄い。みんな同じ方向を向いて演奏する一体感が素晴らしい。 常任指揮者の高関健さんが鍛えたオーケストラだから、しっかりと音が積み上げられていて、確固とした響きがします。ポップスも、圧倒的なパワーで、マーラーやチャイコフスキーのようなサウンドになると思いますよ。東京シティ・フィルの魅力を存分に味わっていただきたい」 藤岡は来年1月8日に行われる50周年記念特別演奏会「三大テノールの宴」(福井敬、村上敏明、笛田博昭が出演)も指揮する。 藤岡幸夫と東京シティ・フィルとの新たな展開が楽しみだ。ジャーマンブラス 2025 日本ツアードイツが誇る名手が集結、スーパー金管アンサンブル!藤岡幸夫(東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席客演指揮者)懐かしの名旋律でアニバーサリーに華を添える

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