第203回 サンシティクラシック・ティータイムコンサート 福間洸太朗(ピアノ)©T.Shimmura齋藤友香理石坂団十郎©Marco Borggreve133結成30周年記念 マイ・ハート弦楽四重奏団ひろしま ~We love the EARTH from HIROSHIMA ~9/7(日)14:00 兵庫 / 川西市みつなかホール9/9(火)18:00 京都文化博物館 別館ホール 他9/13(土)15:00 埼玉 / 草加市文化会館9/29(月)14:00 めぐろパーシモンホール(小)石坂団十郎(チェロ) & シャイ・ウォスナー(ピアノ) デュオコンサート文:近松博郎掲載している公演の最新情報は、それぞれの主催者のホームページなどでご確認ください。「マイ・ハート弦楽四重奏団ひろしま」は、13年間のドイツ滞在から帰国したヴィオラ奏者の沖田孝司によって1995年に設立され、地元広島を拠 点に活 動を続 ける。広島・長崎被爆80年となる今年の 3月には、クラウド・ファンディングで多くの支援を受け、3ヵ国5都市での欧州公演を実現。終戦80年目でもある今年、平和の使節団を体現する彼らの真摯な音楽にぜひ耳を傾けたい。Vn は辻井淳、釋伸司、Vc は松岡陽平。東京藝術大学で声楽を学んだのちに劇団四季で華々しい活躍をみせ、こんにちの本格派ミュージカル俳優たちのモデルともなってきた石丸幹二。今年でデビュー左:石丸幹二 ©HIRO KIMURA/Sony Music Labels Inc.35周年を迎える彼が右:クリヤ・マコト ©Toshiya Suzuki届けるのは、国内外でTVテーマ曲や映画音楽を手がけるジャズピアニストのクリヤ・マコトの多彩なアレンジによる「心の瞳」「マイ・ウェイ」など懐かしい名曲の数々。少し大人の音楽空間で、老若男女を問わず豊かなひとときを味わえるはず。ヴァイオリニスト・高橋和歌による、古今の無伴奏作品を集めたリサイタル。バッハ、ヘンデル、ヴュータンらの作品のほか、M-O. デュパン、香月修、久行敏彦、高橋幸代といった現代作曲家の音楽の数々が目を引く。「Chants de Paix」(平和の歌)という公演名に込められた「心ゆくまで音楽を楽しみ、誰もが穏やかに、そして優しい気持ちを持てますように…」という高橋の温かい祈りが秋の会場を包む。首都圏を中心に多彩なプログラムで音楽文化を牽引する日本フィル。「初秋の午後のクラシック」と題した本公演はベートーヴェンの名作2曲 を並べ、熱心なファンからライトな愛好家島多璃音までが気軽に楽しめる内容だ。ピアノ協奏曲第5番「皇帝」では2001年生まれの注目の若手・島多璃音(りいと)のソロが聴きどころ。交響曲第7番ではドイツで着実にキャリアを積んでいる齋藤友香理のタクトが心地よいリズムの流れを生み出してくれるだろう。圧 倒 的な実 力で独自の経歴を築いてきたチェリスト・石坂団十郎。ミュンヘン国際音楽コンクール、ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール、ルトスワフスキシャイ・ウォスナー国際チェロ・コンクー ©Marco Borggreveルで第1位の偉業を残し、現在はスイス・バーゼル音楽院とドイツ・ベルリン芸術大学チェロ科教授を務める。今回はピアノにジュリアード音楽院で教鞭をとるシャイ・ウォスナーを迎え、フランクのアレンジ作品ほかを披露。大変貴重な公演だ。今年生誕150年のラヴェルを軸としたプログラム。演奏者の福間洸太朗は人気と実力を兼ね備えた稀有なピアニストだが、知られざるピアノ作品を取り上げる演奏会シリーズ「レア・ピアノミュージック」を開催するなど、新たな地平の開拓にも余念がない。今回はポーランドの作曲家シマノフスキ(1882 ~1937)とルトスワフスキ(1913 ~94)にも焦点を当て、解説の堀内修とともに作品の未知なる魅力に迫る。石丸幹二(歌)コンサート with クリヤ・マコト(ピアノ)~ちょっと懐かしい歌たち~Chants de Paix 1er ~Le monde du violon solo ~ 高橋和歌(ヴァイオリン)フレッシュ名曲コンサート 日本フィルハーモニー交響楽団 ベートーヴェンの世界9/6(土)15:00 サンパール荒川9/12(金)19:00 和光大学ポプリホール鶴川9/20(土)14:00 埼玉 / サンシティホール(小)月の9
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