ll BooksNewReeaseSeection今月の注目公演ぶらPAL海外公演情報コンサートギャラリー新譜情報ケント・ナガノ©SergioVeranes Studioセバスティアン・ヴァイグレユライ・ヴァルチュハベネデット・ルポグザヴィエ・ドゥ・メストレ©Jean-Baptiste Millot北村 陽マキシム・パスカル85◆鮮烈! ヴァルチュハの「英雄」8/23(土)、24(日)各14:00東京オペラシティS¥8,800 A¥6,600 B¥5,500 C¥5,000指揮=ユライ・ヴァルチュハR.シュトラウス/メタモルフォーゼンベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」◆世界的巨匠ナガノが振る「グレイト」 名手ルポが奏でる“極上のモーツァルト”9/21(日)14:00横浜みなとみらいホールS¥8,800 A¥7,700 B¥6,600 C完売指揮=ケント・ナガノピアノ=ベネデット・ルポ野平一郎/ 委嘱新作(世界初演)モーツァルト/ピアノ協奏曲第24番シューベルト/交響曲第8番「グレイト」◆劇的! ヴァイグレによる名曲「悲愴」10/12(日)14:00 横浜みなとみらいホール10/14(火)19:00 サントリーホールS¥8,800 A¥7,700 B¥6,600 C¥5,000指揮= セバスティアン・ヴァイグレハープ=グザヴィエ・ドゥ・メストレモソロフ/交響的エピソード「鉄工場」、ハープ協奏曲チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」◆心震わすショスタコーヴィチ10/21(火)19:00 サントリーホールS¥8,800 A¥7,700 B¥6,600 C¥5,000指揮=セバスティアン・ヴァイグレチェロ=北村 陽グリンカ/幻想曲「カマリンスカヤ」ハチャトゥリアン/ チェロと管弦楽のためのコンチェルト・ラプソディショスタコーヴィチ/交響曲第15番12/18(木)、23(火)各19:00 サントリーホール12/20(土)、21(日)各14:00 東京芸術劇場 12/26(金)19:00 東京芸術劇場12/27(土)14:00 横浜みなとみらいホールS¥11,000 A¥8,800 B¥7,200 C¥5,500指揮=マキシム・パスカル ソプラノ=熊木夕茉テノール=シヤボンガ・マクンゴ合唱=新国立劇場合唱団 他ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱付き」 8月23日と24日は、欧米にてオペラとシンフォニーの両方で活躍している首席客演指揮者ヴァルチュハが登場。現在ヒューストン響の音楽監督を務めるほか、ベルリン・コンツェルトハウス管などに客演し、妥協を許さず極限まで磨きをかける音楽作りで高い評価を得ている。今回、R.シュトラウス「メタモルフォーゼン」、ベートーヴェン「英雄」の二つの名曲で深い芸術性を追求する。研ぎ澄まされた美意識が浸透し、鮮烈な演奏を繰り広げるだろう。 9月21日は、バイエルン国立歌劇場やハンブルク国立歌劇場で音楽総監督などを務めた世界的巨匠ケント・ナガノが、読響に初登場する。東京の常設プロ楽団に客演するのは39年振りで、大きな注目を集めている。メインには、雄大なスケールを持つシューベルトの「グレイト」を披露し、読響から鮮やかなサウンドや生き生きとしたリズムを引き出すだろう。また前半には、ナガノと親交のある作曲家・野平一郎による新作を世界初演するほか、イタリアを代表するピアノの名手ルポとモーツァルトの協奏曲で共演する。飽くなき美を追求するルポによる極上のモーツァルトをご堪能いただきたい。 10月12日と14日は、常任指揮者ヴァイグレがチャイコフスキーの代表作「悲愴」を指揮。哀愁ただようメロディをたっぷりと歌わせ、胸に迫るドラマティックな表現で会場を興奮の渦へと誘う。演奏会冒頭、大音量の傑作として名高いモソロフの「鉄工場」での衝撃的な演奏にもご注目いただきたい。また、ウィーン・フィルの奏者を務めた世界屈指のハープの名手メストレがモソロフの協奏曲で共演。ロマンティックな旋律を朗々と奏で、ハープの魅力を余すことなく発揮するだろう。 10月21日は、ヴァイグレがショスタコーヴィチの“最後の交響曲”となった第15番などを振る。旧東ドイツのロシア語を使用する文化の中で育ったヴァイグレは、ロシア音楽にも力を入れてきた。フランクフルト歌劇場では、ショスタコーヴィチの歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」で大きな成功を収めた。今回の第15番は、室内楽的な響きを持ち、ロッシーニやワーグナー作品からの引用を絡めたショスタコーヴィチの自伝的作品とも言われる交響曲。ヴァイグレは確固たる解釈により、この謎めいた曲の神髄に迫るだろう。23年のブラームス国際コンクール、昨年のエネスコ国際コンクールで優勝するなど国際的に高い評価を得ている新星チェリストの北村陽が、ハチャトゥリアン作品で温かな音色と類稀なる音楽性を披露し、会場を沸かせるだろう。≪8月〜10月の聴きどころ≫お申込み 読響チケットセンター 0570‒00‒4390(10時〜18時・年中無休)8月〜9月公演チケット(1回券)発売中/10月〜11月公演チケット7/21(月・祝)発売「第九」公演(東京・横浜) 7/26(土)発売首席客演指揮者 ユライ・ヴァルチュハ指揮者/クリエイティヴ・パートナー鈴木優人常任指揮者 セバスティアン・ヴァイグレ
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