eぶらあぼ 2025.6月号
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ll BooksNewReeaseSeection今月の注目公演ぶらPAL海外公演情報コンサートギャラリー新譜情報川瀬賢太郎©Tomoko Hidakiセバスティアン・ヴァイグレシルヴァン・カンブルラン©読響尾高忠明阪田知樹©Ayustetアウグスティン・ハーデリヒ©Suxiao Yang 児玉隼人©Yuji Ueno北村朋幹©TAKA MAYUMIリーズ・ドゥ・ラ・サール©Stephane Gallois81◆尾高の壮大なブルックナー5/27(火)19:00 サントリーホールS¥8,800 A¥7,700 B¥6,600 C完売指揮=尾高忠明尾高尚忠/交響的幻想曲「草原」ブルックナー/交響曲第9番(コールス校訂版)◆川瀬の華麗なる「新世界」5/31(土)、6/1(日)各14:00東京オペラシティS¥8,800 A¥6,600B¥5,500 C¥5,000指揮=川瀬賢太郎 ピアノ=阪田知樹ラヴェル/ 左手のためのピアノ協奏曲ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界から」 他◆世界的名手ハーデリヒが 注目の初登場!6/22(日)14:00 横浜みなとみらいホールS¥8,800 A¥7,700 B¥6,600 C¥5,000指揮=セバスティアン・ヴァイグレヴァイオリン=アウグスティン・ハーデリヒチャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲ドヴォルザーク/交響曲第7番 他◆名匠ヴァイグレと15歳の天才・児玉が共演!6/28(土)、6/29(日)各14:00東京オペラシティS¥8,800 A¥6,600 B¥5,500 C¥5,000指揮=セバスティアン・   ヴァイグレトランペット=児玉隼人ヴァインベルク/トランペット協奏曲サン=サーンス/交響曲第3番「オルガン付き」 他◆衝撃的! 二人の鬼才が贈る幻想的な一夜7/8(火)19:00サントリーホールS¥8,800 A¥7,700 B¥6,600 C¥5,000指揮=シルヴァン・   カンブルランピアノ=北村朋幹メンデルスゾーン/ 付随音楽「真夏の夜の夢」序曲細川俊夫/月夜の蓮 ―モーツァルトへのオマージュ―ツェンダー/シューマン・ファンタジー(日本初演)◆心震わす「展覧会の絵」7/13(日)14:00 横浜みなとみらいホール7/15(火)19:00 サントリーホールS¥8,800 A¥7,700 B¥6,600 C完売指揮=シルヴァン・カンブルラン ピアノ=リーズ・ドゥ・ラ・サールガーシュイン/ピアノ協奏曲 ヘ調ムソルグスキー(ラヴェル編)/組曲「展覧会の絵」 他≪5月〜7月の聴きどころ≫お申込み 読響チケットセンター 0570‒00‒4390(10時〜18時・年中無休)5月〜9月公演チケット(1回券)発売中 5月27日は、円熟味の増す名匠・尾高忠明が、前半に父・尚忠が作曲した「草原」、後半に強い思い入れを持っているブルックナー作品から交響曲第9番を取り上げる。尾高は熟達したタクトで、引き締まったサウンドと確固たる構築性を生み、ブルックナー特有の壮大な宇宙を描くだろう。 5月31日と6月1日は、名古屋フィルの音楽監督として躍進を続ける川瀬賢太郎がガーシュインの「パリのアメリカ人」やドヴォルザークの「新世界」を指揮。川瀬が生む、躍動的なリズムと華麗なサウンドをご堪能いただきたい。作曲も手掛けるなど世離れした芸術肌を持つピアニストの阪田知樹がラヴェルの“左手”で独自の解釈を展開し、深い芸術性を追求する。 6月22日は、ドイツを代表する名匠ヴァイグレがドヴォルザークの交響曲第7番などを振り、温かく豊潤な響きを築く。現代最高峰のヴァイオリン奏者ハーデリヒが注目の読響初登場。チャイコフスキーの傑作協奏曲で、類稀なる音楽性を発揮する。残券僅少。 6月28日と29日は、ヴァイグレがロッシーニの歌劇「ウィリアム・テル」序曲、サン=サーンスの「オルガン付き」などを指揮。「オルガン付き」では、オペラシティが誇る3826本のパイプオルガンと管弦楽による迫力のサウンドが会場を包み込む。前半には、15歳の天才トランペッターとして話題を呼び、今年2月にはCDアルバムをリリースした注目の新星・児玉隼人が登場。既に国際レベルと言われる完璧なテクニックと、瞬時に空気を変えてしまう煌びやかな音色で、聴き手を魅了するだろう。 7月8日は、鬼才カンブルランが、古典と現代を繋ぐような独創的なプログラムを披露。メインは、ツェンダーの「シューマン・ファンタジー」。シューマンの有名なピアノ曲「幻想曲 op.17」を基に、打楽器もユニークに用いながら色彩豊かな管弦楽作品に仕上げたもの。カンブルランは「日本で紹介したいと思っていた作品。エキサイティングな演奏になるはず」と意欲を語る。前半には、ベルリンを拠点とし、現代作品の演奏にも定評のあるピアニストの北村朋幹が登場。細川俊夫による「月夜の蓮」を弾く。モーツァルトの生誕250周年を祝して書かれた曲で、静けさの中に、蓮の花が開花する様子がドラマティックかつ神秘的に描かれる。カンブルランと北村による化学反応に、ご注目いただきたい。 7月13日と15日は、カンブルランがムソルグスキー(ラヴェル編)の「展覧会の絵」でカラフルなサウンドを生み、フランスの名手ラ・サールがガーシュイン作品で共演する。首席客演指揮者 ユライ・ヴァルチュハ指揮者/クリエイティヴ・パートナー鈴木優人常任指揮者 セバスティアン・ヴァイグレ

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