V5オクターヴを駆けめぐる魔法のハーモニー!□□□□□□海老彰子左より:黒岩航紀、陬波花梨、伊藤万桜©Makito Ishikawa福間洸太朗7/9(水)19:00 東京文化会館(小)問 ジョイフル・アーツ03-6869-6872 https://joyfularts.co.jpヴァーを数多視聴でき、絶対に生で聴いてみたくなるはず!57文:飯田有抄文:長井進之介文:東端哲也 福間洸太朗がプロデュースする「レア・ピアノミュージック」は、コンサートであまり演奏されない作品や、歴史に埋もれた傑作を掘り起こし、多彩なピアニストたちの演奏で届けるシリーズだ。2020年に配信で始まり、22年からは年1回のホール有観客公演も行っている。第38回となる今回は、東京とフランスを拠点に活躍する世界的ピアニスト・海老彰子を迎える。「19世紀から現代に至るフランス音楽の調べ」と題し、海老 伊藤万桜は多岐にわたる活動を展開するヴァイオリニストである。彼女が陬波花梨(サクソフォン)、黒岩航紀(ピアノ)とのトリオで2022年にリリースしたデジタル限定アルバム『夢の色彩』から3年が経ち、待望の第2弾『Once Emerged from the Gray of Night』を6月に発売。その記念コンサートが行われる。プログラムには、ラヴェルのピアノ三重奏曲に久保哲朗の「かつて夜の灰色から浮かび出て ピアノ三重奏のための」(委嘱新曲)などのCD収録曲に加え、それぞれのソロ曲も並ぶ。フランス人作曲家の作品を中心に、3 フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールドのテーマパーク「エプコット」で、1982年のオープン日から稼働している大人気アトラクションの(元&現役)メンバーにより、2015年に結成された混声アカペラグループ「ヴォクターヴ」。ソプラノからバスまで、11人による5オクターヴ=V(5)octaveを誇るワイドな音域を駆使して、ディズニー楽曲やミュージカルナンバーなどをゴージャスに聴かせる彼らが、6月に全国5ヵ所を巡る待望の日本ツアーを行う。 創始者でアカペラ編曲の若き巨匠として広く活躍するジェイミー・レイはテナー担当だが、本グループではまずソの独奏、福間との連弾・2台ピアノによる豪華なステージが繰り広げられる。 フュメの独奏曲「交響的トリル」「ショパンの想い出に寄せ」、ルンツの連弾曲「Let’s go!」などのレア曲、2台ピアノはユイエの「Dreaming cat」やタイユフェールの「二つのワルツ」、それに生誕150年のラヴェルの「スペイン狂詩曲」などが並ぶ。グローバルに活躍する2人が描くカラフルなフランス音楽の世界に、心躍るひとときとなりそうだ。名の精緻な技術、音色の美しさと多彩さを存分に堪能できる選曲だ。ヴァイオリンにサクソフォン、ピアノという異色の編成だからこそ生み出されるサウンドは、聴き手に様々な感動を与えてくれることだろう。そのなかでも特に注目したいのはやはり新曲。幅広いジャンルを手掛け、オーケストラ作品も得意とする久保の楽曲は、3名のアンサンブルが織りなす音色をより魅力的に聴かせる作品となっているはずだ。6/27(金)19:00 東京オペラシティ リサイタルホール問 MIグループ vnfunmi@gmail.com https://maoito.infoプラノがアンサンブルのトーンを決定し、高音から順にサウンドを構築しているのが特徴。それだけに「ディズニー・プリンセスメドレー」のような楽曲は圧巻だろう。他にも“Voctave”で検索すると、女声を中心に声の響きが美しい“うねり”となって胸を揺さぶる名曲カ6/10(火)19:00 横浜みなとみらいホール問 プロアルテムジケ03-3943-6677 https://www.proarte.jp他公演 6/8(日) 長泉町文化センター ベルフォーレ(055-989-0001)6/13(金) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館(新潟日報社ふれあい事業部025-385-7470)6/14(土) 倉敷市芸文館(アルスくらしきチケットセンター086-434-0010)6/17(火) LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)(MIN-ONインフォメーションセンター03-3226-9999)福間洸太朗プロデュース 第38回レア・ピアノミュージック 海老彰子 ピアノリサイタル名ピアニスト二人が奏でるフランスの秘曲たち魅惑のトリオ NewAlbum発売記念コンサート〜Once Emerged from the Gray of Nightユニークな編成で紡ぐ唯一無二のサウンドoctave(アカペラグループ) 夢の国のヴォイス・オーケストラ
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