6/5(木)19:00 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール問 プロアルテムジケ03-3943-6677 https://www.proarte.jp他公演6/1(日) 茨木市文化・子育て複合施設おにクル ゴウダホール(072-631-0296)6/3(火) 富山県民会館(オフィス・カンタービレ090-8854-8245)6/8(日) 昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)(027-221-4321)左より:パリオペラ座の木管五重奏団/サラ・シャイン ©Beate Pietras佐藤元洋ヤン・ヴィドラシュ今井理子 ©Ayane Shindo山本悠流髙橋朋之西本裕矢波田紗也歌小野田有紗稲積陽菜神宮司悠翔関口時正52パリオペラ座の木管五重奏団ショパン・フェスティバル2025 in 表参道若きピアニストたちのフレッシュな個性が煌めく5日間文:鈴木淳史文:萩谷由喜子 その歴史は17世紀末の王朝時代に遡るパリのオペラ座(現在の正式名称はパリ国立オペラ)。この世界を代表する歌劇場のオーケストラの首席奏者たちが6月に来日、「パリオペラ座の木管五重奏団」として日本各地で公演を行う。 フルート、オーボエ、クラリネット、バソン、ホルンによる木管五重奏。フランスには木管楽器の伝統があり、フランス式の楽器をそれぞれ用い、その音色の柔らかさ、そしてカラフルな色彩が特徴的だ。今回演奏されるラヴェルの「クープランの墓」やイベールの「3つの小品」といったフランスのエスプリがあふれる作品では、その魅力を十分に感じられよう。 昨年10月、日本ショパン協会の主催により第5回日本ショパンピアノコンクール2024が開催された。このコンクールは今秋の第19回ショパン国際ピアノコンクールを視野に入れた催しで、第1位30万円、第2位20万円、第3位10万円の賞金の他、上位2名にはポーランドでの予備予選への出場権が与えられ、成田-ワルシャワ間のエコノミークラス往復航空券も提供される。この好条件のもと多くの若手が健闘した。 その時の入賞者らが出演し、5月27日から31日の5日間にわたってカワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」で「ショパン・フェスティバル2025 in 表参道」が開催される。 5月27日~30日の平日4日間は昼公演と夜公演があり、昼公演では、山本悠流、髙橋朋之、佐野元洋、ヤン・ヴィドラシュがショパンゆかりのリサイタル・プログラムを繰り広げる。夜公演 今回は、ゲストとして、オペラ座アカデミーの新進気鋭のソプラノ歌手、サラ・シャインがアンサンブルに加わる。彼女の歌を交えた、モーツァルトの《魔笛》やビゼーの《カルメン》からのアリア、グリーグの「ペールギュント」といった曲目もプログラムされているのは、さすが歌劇場の最初の3夜は日本ショパンピアノコンクールに入選した3人のリサイタルだ。第1夜から順に、小野田有紗、神宮司悠翔、西本裕矢がショパンへの熱い思いをピアノで語る。そして、第4夜・5月30日の夜は専門家によるレクチャーが行われる。講師はポーランド文学、文化論、ショパン関連文献翻訳の第一人者で東京外国語大学名誉教授の関口時正。ピアニスト・青柳いづみことの対談も予定されている。 最終日5月31日は、コンクールの上位3名が出演する「ショパンのコンチェルト」(弦楽六重奏版)公演だ。12時開演の第1部では第3位の波田紗也歌が第1番ホ短調を演奏する。波田は東京藝術大学大学院在学中。14時開演の第2部では第2位の今井理子が第2番5/27(火)~5/31(土) カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」問 日本ショパン協会03-6718-4239 http://chopin-society-japan.com/chopin-festival2025/のアンサンブルだ。トップ奏者たちが奏でる魅惑の響きに酔いしれたい。ヘ短調を弾く。今井は2021年の第18回ショパンコンクールに出場した実力派で、東京藝術大学を経てウィーン国立音楽大学に在学中。第3部では第1位、桐朋学園大学特待生の稲積陽菜が第1番ホ短調とバラード第4番を弾く。繊細な陰影に満ちた2つの協奏曲をそれぞれの瑞々しい感性で聴かせてくれそうだ。弦楽六重奏版への編曲は、東京藝術大学名誉教授でワルシャワのショパンコンクールの審査員歴もある小林仁。 出演者のうち、稲積、今井、西本、小野田、ヴィドラシュは、4月23日~5月4日にワルシャワで開催されるショパン国際ピアノコンクールの予備予選への出場が決まっている。このフェスティバルでも熱演が期待される。“モクゴ”で識るフランス・オペラ殿堂の響き
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