一弦琴（ダン・バウ）の名手レ・ジャンアブデル・ラーマン・エル＝バシャ©Carole Bellaïche廣津留すみれ©Ryuto Kurokawa實川 風©T.Tairadateヘンリク・シェーファー©Marco Borggreveデンマーク国立フィルハーモニー管弦楽団ベトナム国立交響楽団ソフィー・デルヴォー©Co Merzアウシアス・パレホInformation ガルガンチュア音楽祭2025「世界をつなぐハーモニー」会期：4/27（日）～5/5（月・祝） ［本公演］5/3（土・祝）～5/5（月・祝）会場：石川県立音楽堂、石川県立能楽堂、金沢市文化ホール、金沢市アートホール、北國新聞赤羽ホール、イコフスキーのピアノ協奏曲第1番［C42］で指揮台に立つ。はたしてどんな化学反応が起きるだろうか。 ベトナム国立交響楽団は2009年より音楽監督を務める本名徹次の指揮のもと、名手エル＝バシャとの共演によるベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」［C43］や「オーケストラでめぐる映画音楽の世界」［H41］、ベトナムの伝統楽器である一弦琴（ダン・バウ）にスポットを当てた「ベトナム─水の都のオーケストラ」［H51］他に出演する。 地元オーケストラ・アンサンブル金沢（OEK）の公演は多彩だ。ウィーン・フィルの首席ファゴット奏者で、近年は指揮者としても活動するソフィー・デルヴォーとの共演は話題を呼ぶにちがいない［H43］。デルヴォーは協奏曲のソリストと指揮の両方を務める。2022年アルハンブラ国際ギターコンクール優勝の新星、アウシアス・パレホはロドリーゴのアランフェス協奏曲でヘンリク・シェーファー指揮OEKと共演する［C53］。次代を担う才能として世界のギター界から注目を集める逸材だ。「クロージング・ガラコンサート」［C54］では、アーティスティック・リーダー広上淳一がOEKを指揮。ナビゲーターの池辺晋一郎、オーボエのハンスイェルク・シェレンベルガーらとともに華やかに音楽祭を締めくくる。 室内楽やソロにも魅力的な公演が並ぶ。前述のソフィー・デルヴォーは鶴見彩のピアノと共演［A52］。スター・ファゴット奏者のリサイタルを体験できる貴重な機会だ。大ベテラン、オーボエのシェレンベルガーは仁賀環のピアノとともに、シューマンやマルチェッロらの名曲を演奏する［A44］。エル＝バシャのピアノリサイタル［A54］はオール・ショパン・プログラム。こちらもベテランの至芸を堪能できそうだ。日本の若手では廣津留すみれのヴァイオリンと實川風のピアノによるデュオ・リサイタル［A32］が熱い。ガーシュウィンやバーンスタインによるアメリカ音楽プログラムで客席を沸かせてくれることだろう。今年もバラエティに富んだ公演が待っている。43問ガルガンチュア音楽祭チケットカウンター076-232-8118※本文内の［ ］は公演番号です。各公演の詳細は上記ウェブサイトでご確認ください。北陸エリア（福井・石川・富山）
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