eぶらあぼ 2025.1月号
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コンサートギャラリーNew Release Selection新譜情報BooksぶらPAL海外公演情報今月の注目公演小林資典鈴木優人©読響ジョヴァンニ・ソッリマ©Francesco Ferlaヴァレリー・ソコロフローター・ツァグロゼクローター・ツァグロゼク遠藤真理©Yuji Hori85◆新春ニューイヤー! 土日午後の名曲選  鮮烈に響く「ペトルーシュカ」1/11(土)、12(日)各14:00東京オペラシティS¥8,000 A¥6,000 B¥5,000 C¥4,500指揮=小林資典ヴァイオリン= ヴァレリー・ソコロフシャブリエ/気まぐれなブーレチャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲   ストラヴィンスキー/バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)◆ドイツの巨匠ツァグロゼクが登場 喜びの「ジュピター」2/1(土)、2(日)各14:00東京オペラシティS¥8,000 A¥6,000 B¥5,000 C¥4,500指揮=ローター・ツァグロゼクシューマン/「マンフレッド」序曲、交響曲第4番モーツァルト/交響曲第41番「ジュピター」◆巨匠が渾身のタクト! 至高のブルックナー5番2/7(金)19:00 サントリーホールS¥8,000 A¥7,000 B完売 C完売指揮=ローター・ツァグロゼクブルックナー/交響曲第5番◆熱狂!優人が振るベートーヴェン7番 世界的チェリストのソッリマが、 遠藤真理と競演し、白熱の演奏!3/20(木・祝)14:00 横浜みなとみらいホールS¥8,000 A¥7,000 B¥6,000 C完売3/22(土)、23(日)各14:00 東京オペラシティS¥8,000 A¥6,000 B¥5,000 C¥4,500指揮=鈴木優人チェロ=ジョヴァンニ・ソッリマ、遠藤真理(読響ソロ・チェロ)一柳 慧/オーケストラのための「共存」ソッリマ/「多様なる大地」(日本初演)、「チェロよ、歌え!」ベートーヴェン/交響曲第7番 1月11日と12日の《新春ニューイヤー》には、独ドルトムント歌劇場の第1指揮者を務め、「オテロ」「ばらの騎士」「ピーター・グライムズ」など数多くの公演を指揮している小林資典が登場。読響とは21年のデビューで成功を収め、22、23年と続けて客演し、音楽関係者からも「確かな実力者だ」と絶賛された。今回は、新年の幕開けに相応しく、シャブリエ「気まぐれなブーレ」で明るく華やかに始まり、メインにはストラヴィンスキーのバレエ音楽「ペトルーシュカ」を指揮。カラフルなサウンドと躍動的なリズムを引き出すだろう。小林の手腕に期待したい。アシュケナージ、ネルソンス、ヴァルチュハらの指揮でパリ管、クリーヴランド管などと共演するウクライナ生まれの名手ソコロフは、数あるヴァイオリン協奏曲の中でも最も人気の高いチャイコフスキーの協奏曲を弾き、会場を大いに沸かすはずだ。 2月には、1942年ドイツ生まれの巨匠ツァグロゼクが、6年振りに来日する。彼は、ライプツィヒ歌劇場、シュトゥットガルト歌劇場、ベルリン・コンツェルトハウス管などで先進的な手腕を発揮し、数々の録音でも高い評価を得ている。現在、指揮活動は自身のやりたい仕事だけに絞って活動しているため、今回は大変貴重な機会となる。 2月1日と2日は、得意のドイツ・オーストリア音楽から二つの交響曲を指揮。シューマンの交響曲第4番では、様式美を持ちながら、真摯な歌心に満ちた音楽が展開される。メインのモーツァルトの晩年の最高傑作「ジュピター」では、生き生きとしたリズムを引き立たせ、喜びに満ちた演奏が繰り広げられるだろう。巨匠による渾身のタクトが、ドイツ音楽の深い芸術性へと迫る。 2月7日は、ブルックナーの交響曲第5番を指揮。贅肉をそぎ落とした引き締まったサウンドと、確固たる構築性を持ち、壮大な宇宙を描くだろう。残券僅少。 3月20、22、23日は、指揮者/クリエイティヴ・パートナーの鈴木優人が、前半に一柳慧とソッリマという二人の性格の異なる作曲家の現代作品を取り上げ、後半はベートーヴェンの交響曲第7番を指揮する。ソッリマは、イタリアを代表する世界的チェリスト&作曲家で、「100チェロ・コンサート」の企画者としても日本でも有名だ。彼の代表作は「チェロよ、歌え!」。2CELLOSによる動画で知る人も多いだろう。今回、この曲を読響をバックに読響ソロ・チェロの遠藤真理と二人で競演するほか、自作の「多様なる大地」を日本初演する。≪1月〜3月の聴きどころ≫1〜3月公演チケット(1回券)好評発売中/2025年度年間会員券 1/18(土)発売首席客演指揮者 ユライ・ヴァルチュハ指揮者/クリエイティヴ・パートナー鈴木優人常任指揮者 セバスティアン・ヴァイグレお申込み 読響チケットセンター 0570‒00‒4390(10時〜18時・年中無休/12/29〜1/3を除く)

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