2/15(土)16:00 大阪/住友生命いずみホール問 住友生命いずみホールチケットセンター06-6944-1188 https://www.izumihall.jp©YOSUKE SUZUKI飯森範親 ©山岸 伸東口泰之古部賢一 ©土居政則大阪・関西万博に先駆け、世界の音楽を識る旅へ!ジャズとクラシックの魅力を凝縮したスペシャルライブ!62いずみシンフォニエッタ大阪 第53回定期演奏会五大陸を巡るシン・音楽漫遊記文:磯島浩彰文:飯尾洋一 いずみシンフォニエッタ大阪(ISO)第53回定期演奏会のプログラムは、近くに迫った「大阪・関西万博」を音楽でもっと盛り上げられないかと、音楽監督・西村朗の発案から誕生した。2023年9月に急逝した西村は、1970年の「大阪万博」が自分に与えた影響について度々語っていた。10月中旬に行われた記者発表の場で、常任指揮者・飯森範親は、「西村先生の思いが詰まった最後のプログラム。『五大陸を巡るシン・音楽漫遊記』と題して、各大陸を代表する作曲家の作品を一度に聴くことができます。先生と過ごしたISOの25年を振り返ると感慨深いです」と語った。 プログラムを演奏順に見ていこう。アフリカ代表のM.ブレイクの「クウェラ」は、とにかく元気の出る曲。ヨーロッパ代表は、生誕100年の記念年ということで、ブーレーズの「Dérive I」に決定。5曲の中で異彩を放っている。アメリカ代表のヴィラ=ロボスの「ファゴットと弦 ジャズとクラシックの両面で活躍を続ける小曽根真が、2月8日、さいたま市文化センターで角田鋼亮指揮、東京フィルと共演する。再び活動拠点をニューヨークに移すことを発表している小曽根だが、その直前の国内公演となる。 プログラムは前半が2025年に生誕200年を迎えるヨハン・シュトラウスⅡ世の喜歌劇《こうもり》序曲、同じく生誕150年のラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」、ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」、後半がモーツァルトのピアノ協奏曲第9番「ジュノム」(小曽根バージョン)。ガーシュウィンとモーツァルトの2曲にわたって小曽根のソロを堪能できるプログラムだ。ともに小曽根がこれまでにくりかえし取り上げてきた作品でもある。 もともとジャズ協奏曲として構想さ楽合奏のための7つの音のシランダ」は、ISOのファゴット・東口泰之が独奏を務める。「初めて吹く曲。ブラジルの“シランダ”は輪踊り歌のこと。表現力豊かに、元気いっぱい届けたい」と東口は話す。 後半のオセアニア代表・C.ヴァインのオーボエ協奏曲も、ISOの顔と言える古部賢一がソロを吹く。古部は「長年過ごしてきたISOは特別な存在。超絶れたガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」は、クラシックとジャズの両分野にまたがった名曲。小曽根はこの曲にいつも即興を盛り込み、予定調和では終わらないスリリングな体験をもたらす。ガーシュウィンが求めていたのはきっとこんな演奏にちがいないと思わせてくれる。 一方、モーツァルトのピアノ協奏曲第9番「ジュノム」は小曽根バージョンでの演奏だ。ウィーン古典派の作品が小曽根の編曲によりジャズの装いをまとって生まれ変わる。ベースの小川晋平、ドラムスのきたいくにとが加わり、ジャズ・トリオがソリストとしてオーケストラと共演する。これはまったく自由で新しいモーツァルトだ。2/8(土)14:00 さいたま市文化センター問 さいたま市文化センター 048-866-3171 https://saitama-culture.jp技巧で大変だが、曲の魅力が伝わるように演奏したい」と語った。アジア代表は日本の若手作曲家・室元拓人で、このために新曲を書き下ろす。「西村朗氏、川島素晴氏(同楽団プログラム・アドバイザー)よりご指名をいただきました。アジアの新しい響きをお愉しみください!」と力を込めた。ホールに居ながらにしての世界旅行、素敵ではないか!Makoto Ozone with Tokyo Philharmonic Orchestra小曽根 真 × 東京フィルハーモニー交響楽団
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