eぶらあぼ 2024.11月号
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中島光之さん 「山響」の愛称で親しまれる山形交響楽団。2019年に阪哲朗が常任指揮者に就任してからはさらに存在感を増しており、今後も意欲的なプログラムの公演が続々と予定されている。今回は、そんな最近の山響について、団員目線でのお話を聞いた。ご協力いただいたのは、中島光之さん(第1ヴァイオリン)、土屋愛菜さん(オーボエ)、松岡恒介さん(トランペット)の3名。阪といえばやはりオペラ。まずは「演奏会形式オペラシリーズ」の第3弾となる《トスカ》についてたずねた。中島「阪さんが就任されてから《トゥーランドット》や《椿姫》などさまざまなオペラ作品を演奏しており、その魅力をお客様と共有しています。この流れで《トスカ》ができるのはとても楽しみですね。プッチーニ作品はオーケストラも非常に雄弁なのでぜひ注目していただきたいです」土屋「《トスカ》は大好きなので純粋に楽しみですし、ソリストとして出演される森谷真理さんや宮里直樹さんとは以前も共演し、素晴らしい演技と歌唱を披露されていたので、またご一緒できることが幸せです」松岡「プッチーニの作品には素晴らしいメロディやハーモニーがたくさん登場しますが、これを阪さんや日本を代表するソリストのみなさんと作り上げていけることは奏者としての喜びです! そして合唱に取材・文:長井進之介 写真:編集部40阪阪 哲朗率いる山響哲朗率いる山響シリーズ第3弾は《トスカ》シリーズ第3弾は《トスカ》メンバーが語る山形交響楽団のいま、そしてこれから

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