eぶらあぼ 2024.10月号
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AGIOアージョ32©日本コロムビア 第一線で活躍する豪華アーティストが一堂に会する音楽祭「宮田大&横溝耕一が贈る 室内楽フェスティバル AGIO vol.2」が12月13日から15日までの3日間、浜離宮朝日ホールにて開催される。昨年9月の「vol.1」ではのべ2,300人以上の来場者数を達成し、よりパワーアップしての開催となる「vol.2」。音楽祭の発起人であり、お互いを「大ちゃん」「耕ちゃん」と呼び合う親友でもあるチェロ奏者の宮田大と、ヴィオラ&ヴァイオリン奏者の横溝耕一に意気込みを聞いた。横溝「『AGIO』は僕にとって長年の夢でした。日本には素晴らしい音楽祭がたくさんありますが、その多くがオーケストラをメインに据えたもので、地方都市で開催されています。若くて優秀な弦楽器プレイヤーが揃っている東京で、室内楽の音楽祭を開催取材・文:原 典子できないかとずっと思っていました。その夢を、僕がもっとも信頼を置いているプレイヤーであり、人間である大ちゃんと一緒に実現することができて本当に幸せです」宮田「耕ちゃんから最初に『AGIO』の構想を聞いたときから、絶対に実現させる男だと思っていました。耕ちゃんとは桐朋で高校1年生のときに出会って、よくご飯を一緒に食べに行ったり、家に泊まりに行ったりするほど仲がよくて。同級生には、今も活躍している優秀で面白い男子がたくさんいましたが、なかでも耕ちゃんはみんなの人気者でした。そういった彼の人間性が『AGIO』という場を作り出したのだと思っています」横溝「人気者ではないですが(笑)、僕が友だちとして同世代のアーティストに声をかけることで、所属©Shigeto Imura同世代のトッププレイヤーたちが奏でる珠玉のアンサンブルvol.2(チェロ)室内楽フェスティバル(ヴィオラ/ヴァイオリン)&宮田 大横溝耕一

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