eぶらあぼ 2024.6月号
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セバスティアン・ヴァイグレ©読響マキシム・パスカル©Hikaru.☆ダン・タイ・ソン©佐藤寛敏村治佳織©Kazumi Kiuchiカタリーナ・ヴィンツォー©Andrej Grilcマチュー・デュフォー©ヤマハ株式会社エリアス・グランディ©Felix Broede≪6月〜7月の聴きどころ≫82常任指揮者 セバスティアン・ヴァイグレ5月〜9月公演チケット(1回券)好評発売中 / 9月大阪公演チケット(1回券)6/8(土)一般発売!お申込み 読響チケットセンター 0570‒00‒4390(10時〜18時・年中無休)首席客演指揮者 ユライ・ヴァルチュハ指揮者/クリエイティヴ・パートナー鈴木優人◆「ペレアスとメリザンド」の官能的な響き 現代最高峰の巨匠ダン・タイ・ソンが登場6/14(金)19:00 サントリーホールS¥8,000 A¥7,000 B¥6,000 C¥4,500指揮=セバスティアン・ ヴァイグレピアノ=ダン・タイ・ソンウェーベルン/夏風の中でモーツァルト/ピアノ協奏曲第12番シェーンベルク/交響詩「ペレアスとメリザンド」◆衝撃のリズム!気鋭パスカルの「春の祭典」 名手・村治佳織がヴィヴァルディ“春”を弾く6/28(金)19:00 サントリーホール6/30(日)14:00 横浜みなとみらいホールS¥8,000 A¥7,000 B¥6,000 C¥4,500指揮=マキシム・パスカルギター=村治佳織ハイドン/交響曲第22番「哲学者」ヴィヴァルディ/「四季」から “春”(ギター独奏)武満 徹/「虹へ向かって、パルマ」ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」◆注目の新鋭ヴィンツォーが鮮烈デビュー!7/9(火)19:00 サントリーホールS¥8,000 A¥7,000 B¥6,000 C¥4,500指揮=カタリーナ・ヴィンツォーチェロ=ユリアン・シュテッケルコネソン/ 「ラヴクラフトの都市」から “セレファイス” (日本初演)矢代秋雄/チェロ協奏曲 ブラームス/交響曲第2番◆世界的フルート奏者デュフォーが共演!7/13(土)、14(日)各14:00東京芸術劇場S¥8,000 A¥6,000 B¥5,000 C¥4,500指揮=カタリーナ・ヴィンツォーフルート=マチュー・デュフォーハープ=景山梨乃(読響ハープ奏者)ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」 モーツァルト/フルートとハープのための協奏曲ドヴォルザーク/交響曲第8番◆ドイツの俊英とアルバニアの天才が登場7/19(金)19:00 サントリーホール7/21(日)14:00 横浜みなとみらいホールS¥8,000 A¥7,000 B¥6,000 C¥4,500指揮=エリアス・グランディピアノ=マリー■アンジュ・グッチウェーバー/歌劇「魔弾の射手」序曲ショパン/ピアノ協奏曲第1番ブラームス/交響曲第4番 6月14日は、名匠ヴァイグレがシェーンベルクの交響詩「ペレアスとメリザンド」などを指揮。4月の東京・春・音楽祭「エレクトラ」で大成功を収めたヴァイグレが、今回も巨大編成のオーケストラを自在にドライヴし、オペラに長けたタクトで各場面をドラマティックに描き出すだろう。前半には、現代最高峰のピアノの巨匠ダン・タイ・ソンが共演。円熟味の増した深い芸術性を披露し、極上のモーツァルトを響かせる。 6月28日と30日は、ザルツブルク音楽祭やエクサンプロヴァンス音楽祭など世界の檜舞台に登場し、欧州音楽界を席巻するフランスの気鋭パスカルが指揮台に上がる。ストラヴィンスキー「春の祭典」では、全身で踊るように指揮し、起伏に富んだドラマを築く。鋭いリズムや鮮烈な響きを引き出し、野性味溢れるエネルギーで会場を大いに沸かせるだろう。ジャンルを超えて活躍している日本を代表するギタリスト村治佳織は、ヴィヴァルディと武満徹の二つの名曲を弾き、華麗なサウンドを築く。 7月9日は、ベルリン・ドイツ響、クラングフォルム・ウィーン、BBC響などを振るオーストリア・オーバーエスターライヒ州生まれの新鋭ヴィンツォーが初登場。彼女は、24歳でルイージの下でダラス響の副指揮者に就任して一躍有名になった逸材。今回は、コネソン、矢代秋雄、ブラームス作品を並べた意欲的なプログラムで、鮮烈な日本デビューを果たすだろう。ドイツの名手シュテッケルが、矢代の名作として知られるチェロ協奏曲を弾き、深い芸術性へと迫る。 7月13日と14日は、ヴィンツォーがドヴォルザーク8番を振り、哀愁ただよう民俗的なメロディと快活なリズムを引き出し、生命力のあふれた音楽を築くだろう。前半には、シカゴ響とベルリン・フィルの首席として活躍後、フリーで活躍する世界的フルート奏者デュフォーと読響ハープ奏者の景山梨乃の二人がモーツァルト「フルートとハープのための協奏曲」で共演。輝かしいフルートの音色とハープの優美な調べをご堪能いただきたい。 7月19日と21日は、昨年ウィーン響にデビューして注目を浴びるなど欧州で活躍するドイツの俊英グランディが、ブラームス4番をメインとしたプログラムを振る。ブラームス4番では、作曲家が内面に秘めた感情を露わにするだろう。7か国語を使いこなすアルバニア出身の天才グッチは、ショパンの名旋律を瑞々しいタッチで弾き、会場を魅了する。

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