■ 読響チケットセンター0570-00-4390 https://yomikyo.or.jp※2024/2025シーズンの詳細は上記ウェブサイトでご確認ください。27であると同時に、作曲家(2023年に読響創立60周年記念委嘱作品「THE SIXTY」を発表)としても活躍する才人。ベリオとモーツァルト(12/3)、ソッリマとベートーヴェン(25.3/20, 3/22, 3/23)という、古典と現代を組み合わせたプログラムを披露する。なかでも鈴木自身の補筆校訂によるモーツァルトの「レクイエム」は注目だ。尾高は、ショスタコーヴィチの交響曲第5番(25.2/27)で、小林は、ムソルグスキー(ラヴェル編)の組曲「展覧会の絵」(24.8/24, 8/25)で、円熟の演奏を聴かせてくれるだろう。 読響との共演を重ねる、上岡敏之、ローター・ツァグロゼクの登場もうれしい。上岡は、ショスタコーヴィチの交響曲第11番「1905年」(25.1/21)を披露。2019年にブルックナーの交響曲第7番で名演を繰り広げたツァグロゼクは、続いて第5番(25.2/7)を取り上げる。 そのほか、古楽アンサンブル「イル・ポモ・ドーロ」の首席指揮者を務め、バロック・モダン両方のオーケストラを指揮し、鍵盤奏者としても活躍する若き鬼才マクシム・エメリャニチェフの登場は、聴き逃せない。左より:.上岡敏之 ©読響 撮影=藤本 崇/ローター・ツァグロゼク ©読響/マクシム・エメリャニチェフ ©ELENA BELOVA/マキシム・パスカル ©読響/角野隼斗 ©RyuyaAmao/フランチェスコ・トリスターノ ©Greg Massat/マハン・エスファハニ ©Kaja Smithシューベルトの交響曲第8番「グレイト」(24.9/5)、リムスキー=コルサコフの交響組曲「シェエラザード」(9/11, 9/13)などを指揮。また、現代音楽での活躍が著しいマキシム・パスカルがストラヴィンスキーの「春の祭典」(6/28, 6/30)を振るのも楽しみだ。 新しい作品では、角野隼斗とフランチェスコ・トリスターノをソリストに招いて、ブライス・デスナーの「2台のピアノのための協奏曲」(指揮:ヴァイグレ 6/20, 6/22, 6/23)が日本初演されるのが興味津々。ほかに、ミロスラフ・スルンカのチェンバロ協奏曲(独奏:マハン・エスファハニ、指揮:エメリャニチェフ 9/5)の日本初演もある。 新しく優秀なメンバーも加わり、ますます演奏水準を上げている読響は、バロックから現代の音楽まで、幅広いレパートリーで、それぞれの時代に合った最良の演奏を聴かせてくれるに違いない。©読響 撮影=藤本 崇2024/2025シーズンの聴きどころ
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