2024.1/21(日)15:00 トッパンホール問 トッパンホールチケットセンター03-5840-2222 https://www.toppanhall.comジルヴェスター・コンサート 2023 12/31(日)15:00 サントリーホールニューイヤー・コンサート 20242024.1/1(月・祝)、1/2(火)、1/3(水)各日14:00 サントリーホール問 サントリーホールチケットセンター0570-55-0017 suntoryhall.pia.jpシューマンの「子供の情景」は、トッパンホール初登場となるウーリヒによるピアノ独奏だ。彼はヘンスラー・レーベルからシューマンのピアノ曲全集をリリースしたスペシャリスト。持ち前の安定したテクニックと繊細な音色変化を堪能したい。47サントリーホール ジルヴェスター&ニューイヤー・コンサートウィーン・フォルクスオーパー交響楽団年末年始は絢爛たるウィーンの響きにつつまれて サントリーホールの年末年始に華やかな彩りを添えるウィーンの音楽家たち! 今年もジルヴェスター(大晦日)そしてニューイヤーを寿ぐために、オペラ、オペレッタ、ミュージカルの調べならお任せあれのウィーン・フォルクスオーパー交響楽団がやってくる。つややか、あでやかなウィンナ・ワルツ、オペレッタ・ナンバーを嬉々として紡ぎ、客席に楽都の香りまで届けてくれるスペシャリストたちが顔を揃えるのだ。 タクトを執るのはナポリ生まれ、ウィーン育ちの愛すべきマエストロ、グイド・マンクージ。フォルクスオーパー(劇場)ではモーツァルトの《魔笛》からミュージカルまで任され、近年はメルビッシュ湖上音楽祭でも活躍。根っからのカペルマイスター(楽長)でドイツ、ハンガリーでも大人気だ。作曲家でもあるマンクージはニューイヤー・コンサートで自作の「新幹線ポルカ」を披露する。もちろんヨハン、ヨーゼフ、エドゥアルトのシュトラジルヴェスター・コンサート ©N.Ikegami | SUNTORY HALLウス3兄弟、それにスッペ、レハールの名曲、秘曲への期待も限りない。 オーストリア出身の素敵なソプラノ、ベアーテ・リッターと、フォルクスオーパーの看板テノール、メルツァード・モンタゼーリ、それにフォルクスオーパー日下紗矢子 ©Akira Mutoニューイヤー・コンサート ©N.Ikegami | SUNTORY HALLを母体に発足したバレエ・アンサンブルSOVOPウィーン(2組のペア)も公演の主役を演じる。ジルヴェスター・コンサートにはナビゲーターとして八塩圭子も出演。初めての方もウィーンの調べに心地よく抱かれるか夢中になる。フローリアン・ウーリヒペーター・ブルンズ ©Jens Rötzsch ©Marco Borggreve そして、シュルホフの「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲」は、民族的なエッセンスを交え、変化に富んだ作品。クールな日下と深々とした情感で聴かせるブルンズが、息の合ったデュオで、この作品の魅力を十二分に伝えてくれること間違いない。文:奥田佳道文:鈴木淳史トッパンホール ニューイヤーコンサート 2024共演重ねる名手3人の濃密で芳醇なアンサンブル ニューイヤー・コンサートといえども、ガチなプログラムを組むのが、室内楽の殿堂トッパンホールの伝統だ。今回は、ヴァイオリンの日下紗矢子、チェロのペーター・ブルンズ、ピアノのフローリアン・ウーリヒによるピアノ三重奏を中心にした構成。核となるのは、メンデルスゾーンとブラームスのピアノ三重奏曲だ。 メンデルスゾーンの第1番は、情感を宿しつつ躍動する弦楽器に、ピアノがテクニカルに絡む。まばゆい光を放つ日下のヴァイオリンを中心にしたアンサンブルに期待したい。 一方、ブラームスの第1番は、作曲家20歳を越えた頃の作品ながら、50代半ば過ぎに大幅に改訂されたことから、若々しい情熱をはらみつつ円熟味が際立つ音楽だ。メンデルスゾーン作品が春なら、こちらは秋の気配を感じさせる。この作曲家を得意とするブルンズのしっとりとした歌も聴きどころだ。 これらのあいだに、2作品を配置。
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