eぶらあぼ 2023.9月号
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9/10(日)14:00 かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール問 陽向企画Webサイト https://youkouconcert.studio.site65Interview佐藤正浩(指揮/神戸市混声合唱団音楽監督)日本有数のプロ合唱団の響きから感じる日仏の共鳴 1989年設立のプロ合唱団・神戸市シアンと、萩原英彦、三善晃、武満徹と混声合唱団。2021年からその音楽監の対照。 「フランス音楽と、そこに惹かれた日本督を務める。 「合唱メンバーは36人(S11 A8 T8 人作曲家をオーバーラップしたプログB9)。定期的に資格審査を行い、高いラム。それぞれが呼応し合い、響きとしクオリティが保たれています。オペラて共鳴するという感触を得ています」に出演して主役を張るメンバーが何人 リヨン歌劇場やシャトレ座で豊富なも。その持ち声を生かして、ダイナミッ経験を持つ。フランス語を歌にする時クな音楽が作れるのは魅力です。私に難しいのは、“韻律”を理解することが目指しているのは、それを保ちつつ、だという。 「拍節どおり、強拍にアクセントを置く耳を使った純正な響き。繊細なアンサとフランスの音楽を表現できない場面ンブルが自然にできる合唱団だと思いがけっこうあって、それを少しずらしてますし、そこをもっと高めていきたいとやることで味わいが出る。そういうこ思っています」とも試してみたいですね」 自治体(神戸市民文化振興財団)が運 新国立劇場オペラ研修所長の重責営するプロ合唱団は数少ないし、ホールを担うなどオペラ指揮者としての活躍(神戸文化ホール)、オーケストラ(神戸の一方で、合唱には高校時代から密に市室内管弦楽団)とともに合唱団も運営関わってきた。その意味では“合唱畑”しているのは日本で神戸だけだ。 「国際的に認知されている神戸国際の人だ(福島県立会津高校2年生の彼がピアノを弾いた湯山昭〈ゆうやけのフルートコンクールもあるでしょう? 自治体が芸術文化に理解を示してき歌〉は合唱界では伝説)。しかし合唱た。ただ、財政面で市に全面的に頼っファンだけでなく、音楽ファンに広く聴てやっていける時代ではないと思うのいてほしいと話す。 「ふだんオーケストラや他のジャンルで、頑張って盛り上げていきたい。今後どう広げていったらいいか、今はその岐路だと思います」 9月定期「仏蘭西からの贈り物」は、フォーレ、ドビュッシー、デュリュフレ、メ すでにベートーヴェン全曲演奏を達成した彼らが、さらに10年間の経験を重ねて再集結し、新たな門出に選んだ演目は、最高峰の名曲にして難曲の2大作、ベートーヴェン「ラズモフスキー第1番」とシューベルト「死と乙女」。この選曲だけでも意気込みのほどが伝わるというもの。4人の新神戸市混声合唱団 秋の定期演奏会「仏蘭西からの贈り物」9/16(土)14:00 神戸文化ホール問 神戸文化ホールプレイガイド078-351-3349 https://www.kobe-bunka.jp/hall/三浦章宏©Yoshinori Kurosawaしい意欲と覚悟を、熟練の技でじっくりと示してくれるはずだ。のコンサートを聴きに行く音楽愛好家の人たちにも来てほしいですね。そのためにも、日本の合唱曲だけを並べるのではなく、毎回バラエティに富んだプログラムを作っているところです」 高水準のプロ合唱を、合唱マニアの占有にしておいてはもったいない!大林修子青木篤子©Junichiro Matsuo文:林 昌英取材・文:宮本 明©H.Ozawa渡邉辰紀©平舘 平ヴェーラ弦楽四重奏団 ー10年ぶりの復活公演ー名手たちによる卓越したアンサンブルが甦る 在京オーケストラの首席奏者たちによるヴェーラ弦楽四重奏団は、2006年に結成、2013年にはベートーヴェン全曲演奏を達成した。惜しくもその充実期に活動を休止し、知る人ぞ知る存在になっていた名クァルテットだが、嬉しいことに今秋、10年ぶりに復活することになった。 メンバーは、東京フィルコンサートマスター・三浦章宏、元N響第2ヴァイオリン首席・大林修子、東響ヴィオラ首席・青木篤子、東京フィルチェロ首席・渡邉辰紀。各楽団の中枢を担ってきた錚々たる奏者たちで、経験豊富でアンサンブルも熟知し、オーケストラのほかソリストとしても活躍してきた達人がそろう。

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