eぶらあぼ 2022年5月号
56/141

6/15(水)19:00 東京文化会館(小)問 ジョイフル・アーツ042-359-8061 http://joyfularts.co.jp5/11(水)19:00 東京文化会館(小)問 アンサンブル of トウキョウ事務局  03-3426-2010 https://www.ensembleoftokyo.com第143回 アンサンブル of トウキョウ定期演奏会贅沢な“コンチェルトづくし”でモーツァルトを堪能 昨年結成35周年を迎えた「アンサンやさしい星よ、もし天に K.538〉。後者ブル of トウキョウ」は、毎回多彩な編はソプラノ用の名品だがオーボエで演成とハイレベルな演奏で、アンサンブ奏されることも多く、青山も「大好きなルの面白さを追求している。5月の定作品」と意気込む。期はオール・モーツァルトだが、協奏作 弦楽器ソロの2曲には、同団の誇る品4曲、しかもソリストは全員同団メン2人のソロヴァイオリン奏者、小林美恵バー、指揮者は無しという意欲的な内と玉井菜採が登場。ソリストとして国容。トッププレイヤーが集まる彼らな内外で活躍する小林は協奏曲第3番。らではのステージとなる。多くの楽団をリードし、ソロでも深き境 管楽器ソロの2曲は、フルートの名手・地を示す玉井は、ヴィオラの大野かお村上成美による「ロンド K. Anh.184」るとともに協奏交響曲(K.364)を。どと、代表でN響首席奏者のオーボエ青の曲でも細部まで行き届いた交歓が山聖樹によるコンサートアリア〈ああ、楽しめるだろう。贅沢な愉悦の一夜。53福間洸太朗プロデュース 第20回レア・ピアノミュージック舘野 泉 ピアノ・リサイタル知る人ぞ知るピアノ作品を紐解くシリーズ、初のリアル公演 ピアニスト福間洸太朗プロデュースの「レア・ピアノミュージック」は、知られざるピアノ曲を発信するユニークなプロジェクト。これまでYouTubeで展開され好評を博してきたが、6月15日の初リアル開催コンサートでは、舘野泉が日本とフィンランドの現代作品を披露する。かつて病に倒れた舘野は不死鳥のごとく左手のピアニストとして復活。以後作曲家たちとのタッグのもと、様々な名作を世に送り出してきた。今回のテーマは「自然と異形」。フィンランドのアホの「静寂の渦」、ノルドグレン「小泉八雲の〈怪談〉によるバラードIIより〈振袖火事〉」などでは、舘野ならではの透徹したピアニズムが楽しみだ。さらに左手作品でも定評のある光永浩一郎のピアノ・ソナタ「苦海浄土によせる」、温かみのある作風で知られる平野一郎の「鬼の生活 左手のピアノで綴る野帳(フィールドノオト)」全13曲も加わった。舘野が紡ぎ出す自然の光彩に満ちた世界を体感しに、是非ともホールに駆けつけたい。5/14(土)15:00 王子ホール問 プロアルテムジケ03-3943-6677 https://www.proarte.jp小林美恵玉井菜採 ©尾形正茂文:伊藤制子文:林 昌英文:飯田有抄©Akira Muto©Yoshinori Kurosawa大野かおる ©Ayane Shindo浅野真弓(ピアノ) 室内楽シリーズ第7回 ソロ・三重奏・四重奏による名曲コンサート名手たちが奏でる古典派・ロマン派のマスターピース 国内外で豊かなステージ経験を重重奏曲第4番「街の歌」、そしてブラームねてきたピアニストの浅野真弓。ソロスの四重奏曲第1番を取り上げる。ベーはもちろん、室内楽やピアノデュオ、歌トーヴェンとブラームスがどちらも20曲伴奏などのアンサンブルでも高い代で書き残した意欲作を、合奏の名手評価を得ている浅野が、2017年からたちがどう聴かせてくれるか楽しみだ。継続しているのが「室内楽シリーズ」なお、本シリーズでは浅野の独奏も披露だ。毎回、弦楽器奏者たちとの充実しされる。今回はショパン作品3曲「ワルたアンサンブルを聴かせ、人気シリーツ op.34-3」「ノクターン op.27-2」「バズとなっている。ラード第1番」である。高貴かつ情熱的 第7回目となる今回は、東京都交響楽な浅野のショパンにも期待が膨らむ。団のメンバーである渡邉ゆづき(ヴァイオリン)、石田紗樹(ヴィオラ)、森山涼介(チェロ)を迎えて、ベートーヴェンの三

元のページ  ../index.html#56

このブックを見る