eぶらあぼ 2019.12月号
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622020.2/1(土)15:00 三鷹市芸術文化センター問 三鷹市スポーツと文化財団0422-47-5122 http://mitaka-sportsandculture.or.jp/三浦一馬(バンドネオン) × 松本和将(ピアノ) DUO鬼才二人のほとばしるパッションが音楽を躍動させる文:東端哲也松本和将 日本が誇る小松亮太のもとで10歳からバンドネオンを始め、2006年に別府アルゲリッチ音楽祭にて、この道の最高峰であるネストル・マルコーニと出会い、アルゼンチンに渡って師事。08年の国際ピアソラ・コンクールでは史上最年少で準優勝。アルゲリッチやバシュメットら巨匠たちと共演を重ね、12年にはマルコーニとの師弟デュオ公演も大きな話題を呼び、20代にして若きスターとなった三浦一馬。端正な佇まいながら時に官能的な表情も見せ、幅広いレパートリーでこの楽器の新境地を開拓してきた彼が、三鷹市芸術文化センター 風のホールに初登場。エリーザベト王妃国際音楽コンクール第5位入賞の名手・松本和将のピアノを得て、ピアソラの「ブエノスアイレスの冬」にガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」と敬愛する二人の作曲家の作品に挑み、それぞれの楽器でソロ演奏も披露。実力派同士の絶妙なコンビネーションに期待が高まる!12/9(月)18:30 昭和音楽大学南校舎5階 ユリホール問 昭和音楽大学アートマネジメントコース企画制作室  044-959-5121 https://www.tosei-showa-music.ac.jp/昭和音楽大学音楽芸術運営学科アートマネジメントコース企画制作演習企画公演 Vol.2Borderless Songs ̶性別を越える音楽達̶麗しき男装歌手たちの魅力に迫る文:岸 純信(オペラ研究家) オペラの中で、女性が男装して演ずる登場人物を「ズボン役」と呼ぶ。となれば、宝塚のカッコいい男役が連想されるだろうが、オペラのそれは18世紀から存在し、《フィガロの結婚》のケルビーノのようなませた少年から、《ばらの騎士》のオクタヴィアンのように、理性と血気を備えるヒロイックな青年もいる。オペラでは何より「声のコントラスト」が大切で、多彩な声音を作曲家が操れば音楽も物語も膨らむのである。現実とは異なる歌声でキャラクターの「心」を味わう手段として、ズボン役は昔から愛されてきた。 そこで、この12月、昭和音楽大学アートマネジメントコースが企画立案するコンサート「Borderless Songs ―性別を越える音楽達―」にご注目を。学生たちが、丹呉由利子(メゾソプラノ)、北薗彩佳(同)、杉山沙織(同) を軸としてズボン役の名場面を一挙にご紹介。解説付きのステージで、声とドラマが爽やかに溶け合うさまをお楽しみに。三浦一馬12/11(水)15:00 19:30 Hakuju Hall問 Hakuju Hallチケットセンター  03-5478-8700https://www.hakujuhall.jp/第151回 リクライニング・コンサート 毛利文香 ヴァイオリン・リサイタルフランス音楽のみずみずしい魅力溢れるひととき文:林 昌英 若手ヴァイオリニストの代表的存在のひとりである毛利文香が、Hakuju Hallのリクライニング・コンサートに登場。「若手実力派によるフランス音楽の旬」と題して、フランス近代の名品3曲を披露する。 毛利は2015年パガニーニ国際コンクール第2位、19年モントリオール国際音楽コンクール第3位などの入賞歴のほか、すでに国際的な演奏活動を繰り広げている名手で、慶應義塾大学文学部卒業という経歴をもつ才人でもある。今回はドビュッシーのソナタ、メシアンの「主題と変奏」、フォーレのソナタ第1番と、フランスのヴァイオリン音楽の魅力が味わえるプログラムを用意。これを彼女の抜群の名技と情熱溢れる演奏で堪能できるのは嬉しい。 共演は、17年日本音楽コンクール第3位入賞、その後も確実にキャリアを広げている期待のピアニスト、原嶋唯。これまでも共演を重ねている毛利と原嶋だけに、深く気心の知れた演奏が楽しめそうだ。同世代の実力派たちのフレッシュな演奏で、エスプリの効いたフランス音楽に浸る1時間。原嶋 唯毛利文香 ©Hisashi Morifuji

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