eぶらあぼ 2019.9月号
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32群馬県高崎市に新しい音楽と舞台芸術の拠点が誕生!ガラス張りの開放的でモダンな外観高崎駅から至近の好立地 「音楽のある街」高崎市に、新たな芸術文化の拠点、高崎芸術劇場が誕生する。高崎芸術劇場は、大劇場、音楽ホール、スタジオシアター他からなり、オペラやオーケストラ、リサイタル、さらにはロック・コンサートや演劇にも使用できる音楽と舞台芸術の殿堂だ。今後は群馬音楽センターに代わって、群馬交響楽団の本拠地としても利用される。 9月20日のオープンを前に、一足先に劇場内部を取材する機会を得たのでその様子をご報告したい。 東京駅から高崎駅までは新幹線で約50分。高崎駅東口を出ると、わずか徒歩5分で高崎芸術劇場に到着する。取材時にはまだ工事中だったが、駅からペデストリアンデッキで直結され、雨の日でも傘をささずに劇場へ直行できるようになるという。駅からのアクセスは抜群によい。 モダンな外観の劇場の内部に一歩足を踏み入れると、大きなガラス面を活用した開放的な空間が待っていた。内部の雰囲気は、オープンかつシック。細部までデザインが行き届いていて、とても美しく居心地のよさそうなスペースなのだ。広大なステージと最新の舞台機構を擁する大劇場 この高崎芸術劇場の顔となるのが、2030席からなる大劇場。オペラやオーケストラ、ミュージカルなどの公演に用いられる。写真からもわかるように、深い赤色をベースとした温かみのある色調が特徴で、この色は江戸前期から使われている「栗梅」という伝統色なのだとか。一見して、舞台の間口の広さが感じられるが、28メートルの間口は群馬音楽センターと同等。一方、客席は2階までに留められている。上階席であっても上り取材・文:飯尾洋一高崎芸術劇場9月20日オープン緩やかな弧を描き、栗梅色で統一された大劇場客席
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