eぶらあぼ 2019.9月号

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185コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報ぶらPAL今月の注目公演公演情報この上なく、豪華な顔合わせだ。ヴィオラの川本嘉子と、ピアノの小山実稚恵。共に日本を代表する名手として、国際的な活躍を続ける2人が、ドイツの“3大B”を奏でる。まずは、川本のソロでバッハの無伴奏チェロ組曲第2番を。小山もソロでベートーヴェンのソナタ第31番を披露。そして、オルガン作品から編曲のブラームス「11のコラール前奏曲」からの抜粋、同じくヴィオラ・ソナタ第1番をデュオで。NHK交響楽団コンサートマスターの伊藤亮太郎が、絶対の信頼を置く弦の盟友たちと紡ぐ、妙なる調べ。第2弾は、ヴィオラ柳瀬省太、チェロ横坂源とのシューベルトの三重奏曲第1番、ヴァイオリン横溝耕一とヴィオラ大島亮＆柳瀬、チェロ辻本玲が加わってのブラームスの五重奏曲第1番、さらに、全員が揃ってのチャイコフスキーの六重奏曲「フィレンツェの思い出」と、多彩な編成で弦楽アンサンブルの魅力を知らしめる。夜クラシック Vol.22堤 剛（チェロ） ＆ 仲道郁代（ピアノ）佐野隆哉（ピアノ）錦織 健（テノール）夕部奈穂（口笛） ゆうべの祈り Vol.5川本嘉子（ヴィオラ） ＆ 小山実稚恵（ピアノ）デュオ伊藤亮太郎と名手たちによる弦楽アンサンブルの夕べ Vol.2 9/27（金）19：30 文京シビックホール9/25（水）19：00 東京文化会館（小）9/23（月・祝）14：00 調布市グリーンホール9/27（金）19：00 浦安音楽ホール9/26（木）19：00 静岡音楽館AOI9/24（火）19：00 ヤマハホール川本嘉子小山実稚恵 ©ND CHOW伊藤亮太郎 ©M.Satoi天賦の美声と幅広い表現力、颯爽とした舞台姿で人気のテノール、錦織健。今回は、経験豊富なコレペティトゥーア（伴奏ピアニスト）で、オペラに精通した河原忠之との共演。《セビリアの理髪師》ほか、ロッシーニのオペラの名アリアから、山田耕筰「この道」など日本の歌曲、ニーノ・ロータ「ロミオとジュリエット」ほか映画音楽、さらにクイーン「伝説のチャンピオン」とロックの名曲まで、多彩に歌い尽くす。錦織 健 ©大八木宏武(都恋堂）河原忠之 ©三浦興一2011年に国際口笛大会の成人女性の部で準優勝を果たし、多くのステージを通じて、口笛の奥深い魅力の“伝道”を続けている夕部奈穂。そんな彼女が自らの姓をなぞって、「ゆうべの祈り」と題したリサイタル・シリーズ第5弾。作曲家・宮崎滋のピアノ・編曲で、バッハやチャイコフスキーなどのクラシックや中山晋平「ゴンドラの唄」など懐かしい調べ、宮崎へ委嘱した「口笛の子守唄」ほかオリジナル作品の初演と、多彩に披露する。人気実力派アーティストが、気さくなトークを交え、お気に入りの名曲を披露するシリーズ「夜クラシック」。我が国が誇るチェロの巨匠・堤剛が初登場し、シリーズ“常連”のピアノの名手・仲道郁代と共に、滋味豊かなハーモニーを紡ぎ上げる。ステージは、ベートーヴェンの第3番とブラームスの第1番という、2つの名ソナタに加えて、ベートーヴェン「《魔笛》の主題による変奏曲」とドビュッシー「月の光」を取り上げる。堤 剛 ©鍋島徳恭仲道郁代 ©Kiyotaka Saito「色彩感」と「抒情性」。大胆にして繊細。そんな彼の魅力が、存分に発揮されるステージとなろう。フランス国立管弦楽団をはじめ、国内外の一線楽団と共演するなど、国際的に活躍する実力派ピアニスト、佐野隆哉。今回のリサイタルは、リスト「巡礼の年 第2年『イタリア』」とラヴェル「鏡」のそれぞれ全曲に、メシアン「幼児イエスに注ぐ20の眼差し」から第15曲と、骨太なラインナップに挑む。