eぶらあぼ 2019.5月号
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34第1回 5/13(月) 第2回 8/9(金) 第3回 12/2(月) 第4回 2020.3/26(木)各日14:00 Bunkamuraオーチャードホール問 東京フィルチケットサービス03-5353-9522 http://www.tpo.or.jp/※発売日などの詳細は上記ウェブサイトでご確認ください。東京フィルハーモニー交響楽団 渋谷の午後のコンサート。2019-20シーズントーク付きの名曲コンサートを平日昼間に楽しむ好企画文:飯尾洋一 最近、活況を呈しているのが平日昼間のオーケストラ公演。平日夜や週末よりも、平日の昼のほうが出かけやすい。家庭や仕事の事情でそんなライフスタイルを送る人々は決して少なくない。 東京フィルが2019-20シーズンから新たにスタートさせる「渋谷の午後のコンサート。」も平日昼のシリーズだ。会場はBunkamuraオーチャードホール。毎回14時開演で、年4回の公演が開かれる。プログラムには人気曲が並び、指揮者のトークも入る。チケット価格はお手頃。だれもが気軽に楽しめて、なおかつ演奏は本格派というのが基本コンセプトだ。 第1回は東京フィル桂冠指揮者の尾高忠明の指揮で開催される。ラヴェルの「ボレロ」やシベリウスの交響詩「フィンランディア」、スッペの喜歌劇《軽騎兵》序曲、レハールのワルツ「金と銀」といった、親しみやすい小品がとりそろえられた。いずれもその作曲家のエッセンスが詰まった傑作ばかり。 第2回は2015年まで常任指揮者を務めたダン・エッティンガーが招かれる。大谷康子のヴァイオリンによるサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」、モンティの「チャールダーシュ」、ベートーヴェンのロマンス第2番他の小品に加えて、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」が演奏される。エッティンガーが起伏に富んだ音のドラマを作り上げてくれることだろう。 第3回は円光寺雅彦が指揮。山崎伸子のチェロによるエルガーの「愛の挨拶」とチャイコフスキーの「ロココの主題による変奏曲」、ベートーヴェンの交響曲第5番 「運命」他のプログラムは聴きごたえ十分。 第4回は「炎のマエストロ」こと小林研一郎が、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」で熱く燃える。村治佳織のギター・ソロによるロドリーゴの「アランフェス協奏曲」も人気を呼びそうだ。 「渋谷の午後のコンサート。」の楽しみはコンサートホールの中だけにはとどまらない。Bunkamura館内の「ドゥ マゴ パリ」や「ロビーラウンジ」では、コンサート当日にチケットを提示すれば飲食代が10パーセント割引になる。また、隣の東急百貨店本店でもお得な半券サービスが用意される。コンサートとあわせて、ランチタイムやカフェタイムをゆったりとくつろぎたい。村田 望(ソプラノ) ヴォーカルリサイタル Vol.10バッハのカンタータからオペレッタ、ミュージカルまで色とりどりの歌を文:東端哲也 モーツァルトのオペラへの出演から、宗教曲やオラトリオのソリスト、ミュージカルなど、幅広い舞台経験を持ちつつ、フリーアナウンサーとしてテレビやラジオのパーソナリティ、ナレーションなどでもマルチな才能を発揮するソプラノ、村田望。これまでに神奈川県民ホールを舞台にさまざまなテーマでソロ・リサイタルを隔年開催し、その多彩なプログラムで注目を集めてきた彼女だが、第10回目の内容もかなり魅力的。バッハのカンタータからヴェルディのオペラを経て、オッフェンバックのオペレッタ5/26(日)14:00 神奈川県民ホール(小)問 スタジオ エスポワール090-2207-0031 http://nozomi-murata.com/やヴァイルの《三文オペラ》の世界に。そこから一気にミュージカルの扉を開いて、後半はソンドハイムやロイド・ウェバー作品のオンパレードに、果ては通好みのジェリー・ハーマン『ラ・カージュ・オ・フォール』からのナンバーまで盛り沢山。オルガン(早川幸子)やピアノ(中澤美紀)のソロも挟みつつ、オペラ・ハウスやブロードウェイの華やかな雰囲気で会場を包んでくれそうだ。左より:尾高忠明 ©Martin Richardson/ダン・エッティンガー ©Stuttgart Philharmonic Orchestra/大谷康子 ©Masashige Ogata/円光寺雅彦 ©三浦興一/山崎伸子 ©武藤 章/小林研一郎 ©山本倫子/村治佳織 ©Ayako Yamamoto

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