eぶらあぼ 2019.5月号
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153コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPAL一歩先んじていなければならない。良い音楽だと思うものには勇気をもってチャレンジをしていく」と力を込めた。楽団は、22年の楽団創設50周年に向けて、さらなる進化を目指す一年となる。 また、この夏、すみだトリフォニーホールとタッグを組んで行われる「すみだサマーコンサート2019」(7/27)についての紹介も行われた。楽団側からの声かけで、地元・墨田区両国にある日本大学第一中学・高等学校演劇部とのコラボレーションが実現。曲目はプロコフィエフ「ロメオとジュリエット」組曲(抜粋)で、演劇と音楽を融合したステージをプレゼンテーションする試みだという。この日の会見では、同校の学生など関係者も登壇した。新日本フィルハーモニー交響楽団https://www.njp.or.jp/■BBC Proms JAPAN 2019 開催記者 発表 今年10月30日から11月4日にかけて東京と大阪で開催される、「BBC Proms JAPAN 2019」の記者発表が3月19日に駐日英国大使館にて行われ、駐日英国大使のポール・マデン、BBCラジオ3/BBCプロムス/BBCパフォーミング・グループス 最高責任者のアラン・デイヴィー、ヴァイオリニストでBBC Proms JAPAN 2019 PRアンバサダーの葉加瀬太郎らが登壇した。 1895年よりスタートした「BBC Proms」(以下プロムス)は、ロンドンを中心に毎年夏に行われる、世界最大級のクラシック・ミュージック・フェスティバル。 デイヴィーは今回の日本での開催について「日本、そしてアジアで初めてのプロムス開催となります。プロムスの物語になんと素晴らしい新たなチャプターが加わることでしょう。私どもはプロムスを特別なものにしてきましたので、そのすべての要素を日本に持ってまいります」と語った。 そして葉加瀬は「プロムスは僕の愛する英国音楽の宝です。今回この記念すべき公演のアンバサダーという、大変名誉な仕事を仰せつかりました。クラシック音楽を心の底から皆で楽しむという長年培ってきたプロムスの精神をしっかりと引き継ぎ、楽しく美しい音楽を日本にも伝えられたらと願っています」と述べた。 日本初開催となる今回は、BBCスコティッシュ交響楽団が、デンマーク出身の首席指揮者トーマス・ダウスゴーに率いられ初来日を果たす。 また、プロムス恒例のエルガー「威風堂々」第1番が演奏される注目の最終夜「Last Night of the Proms」では、葉加瀬が自身の楽曲をオーケストラと共に演奏する他、森麻季(ソプラノ)、ジェス・ギラム(サクソフォン)、ワディム・レーピン(ヴァイオリン)らが出演する。BBC Proms JAPAN 2019https://www.bbcproms.jp/■「東京2020 NIPPONフェスティバル」 にドミンゴが出演 来年の東京オリンピック・パラリンピックにあわせて開催される、公式文化プログラム「東京2020 NIPPONフェスティバル」の記者会見が行われ、クリエイティブディレクターの小橋賢児、箭内道彦やフェスティバルマーク制作者の野老朝雄ら関係者が出席した。 2020年4月から9月にかけて実施される同フェスティバルは、「Blooming of Culture 文化は、出会いから花開く。」をキャッチフレーズに掲げ、日本の文化を国内外に発信。共生社会の実現を目指して多様な人々の参加や交流を生み出し、文化・芸術活動を通して多くの人が東京2020大会に参加できる機会をつくり、大会に向けて機運を高めることを目的としている。国や地方自治体、文化団体と連携したイベン左:葉加瀬太郎 右:アラン・デイヴィー Photo:M.Otsuka/Tokyo MDE左より:古宮正章(東京2020組織委員会 副事務総長)、小橋賢児、青柳正規(同 文化・教育委員長)、箭内道彦、野老朝雄、SHELLY(東京2020組織委員会文化・教育委員会 委員)Photo:I.Sugimura/Tokyo MDE
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