eぶらあぼ 2019.4月号

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コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPAL127首席客演指揮者 コルネリウス・マイスター山田和樹4月から常任指揮者に就任 セバスティアン・ヴァイグレお申込み・お問合せ 読響チケットセンター（10時～18時/年中無休） 0570‒00‒4390　https：//yomikyo.or.jp/2019年度年間・上期会員券＆6月までの1回券、絶賛発売中！≪2019年4月～5月の聴きどころ≫　4月4日は、クラシック音楽界に新風を吹き込む鈴木優人のタクトで新シーズンを迎える。マルチな才能で八面六臂の活躍を続ける鈴木は、ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」から躍動感あふれる音を引き出し、当時の衝撃を現代に蘇らせるだろう。自ら編曲するラモーの歌劇「優雅なインドの国々」組曲では、チェンバロで通奏低音を弾きながら指揮。ショパンのピアノ協奏曲第2番を弾くジュニエは、史上最年少でボン国際ベートーヴェン・コンクールに入賞し、20歳でエリザベート王妃国際コンクール第2位に輝いたフランスの新鋭。瑞々しく透明感のある美音で奏でる名旋律をお楽しみいただきたい。　17日は、現代作品で類稀な才能を発揮しているエストニアの鬼才エルツが、3年ぶりに登場。出世などのキャリアに無頓着で、音楽に純粋な心で打ち込んでいる貴重な指揮者だ。過去の客演では、どんな名曲からも新たな解釈を引き出し、観客をハッとさせてきた。今回はトゥールの新作「幻影」にはじまり、得意の近現代曲が並ぶ。メインはシベリウスの最高傑作として名高い交響曲第5番。社会が戦争へと突き進む中、雄大な北欧の大自然とそこに生きる人間の美しさを描いた感動的な作品だ。白鳥の群が空へと消えてゆく衝撃的なラストを、深く味わっていただきたい。前半には、欧州で注目を浴びるヴァイオリンのフラングがストラヴィンスキーの協奏曲を弾く。ラトル指揮ベルリン・フィルと共演する実力派と、読響の管楽器の名手らによる丁々発止の掛け合いにご注目を。　27、28日に登場する首席客演指揮者マイスターは、昨年9月にシュトゥットガルト歌劇場の音楽総監督に就任し、今年1月にはメトロポリタン歌劇場にデビューして成功を収めた。名曲「展覧会の絵」で華麗なサウンドを響かせてその手腕を発揮するだろう。前半は巨匠カザルスが見出した20世紀の名チェリストとしても知られる、カサドのチェロ協奏曲。チェロ愛好家に隠れた名曲として知られるが、演奏機会は少なく必聴だ。独奏はブラームス国際コンクール優勝などの受賞歴を誇る上野通明。幼少期をスペインで過ごした上野が朗々と歌い上げる、エキゾチックで美しいメロディに酔いしれたい。　いよいよ5月には、ヴァイグレと読響の新時代が開幕。得意のドイツ音楽をメインに3つのプログラムを指揮する。就任披露演奏会となる14日は、ブルックナーの傑作、交響曲第9番で壮大な世界を築き上げる。ヘンツェ「7つのボレロ」との組み合わせも魅力的。18、19日はブラームス交響曲第4番などを指揮。24、26日はベートーヴェン「英雄」でドイツ本流の腕を振るい、音楽の神髄に迫る。ユリア・ハーゲン©Neda Navaee鈴木優人©Marco Borggreve岡田 奏©Kazashito Nakamuraヴィルデ・フラング©Marco Borggreveセバスティアン・ヴァイグレ©読響コルネリウス・マイスター©読響◆鈴木優人の「ペトルーシュカ」4/4（木）19：00 サントリーホールS¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C完売指揮：鈴木優人　ピアノ：レミ・ジュニエラモー／歌劇「優雅なインドの国々」組曲ショパン／ピアノ協奏曲第2番ストラヴィンスキー／バレエ音楽「ペトルーシュカ」◆豊潤なサウンド　〈ドイツ音楽名曲選〉5/18（土）、19（日）14：00東京芸術劇場S¥7,500 A¥5,500 B¥4,500 C¥4,000指揮：セバスティアン・ヴァイグレピアノ：岡田 奏ロルツィング／歌劇「ロシア皇帝と船大工」序曲モーツァルト／ピアノ協奏曲第21番ブラームス／交響曲第4番◆鬼才エルツが振る　シベリウス第5番4/17（水）19：00 サントリーホールS¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C¥4,000指揮：オラリー・エルツヴァイオリン：ヴィルデ・フラングトゥール／「幻影」（日本初演）ストラヴィンスキー／ヴァイオリン協奏曲武満 徹／星・島（スター・アイル）シベリウス／交響曲第5番◆ヴァイグレ×読響　新時代の幕開け5/14（火）19：00 サントリーホールS¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C完売指揮：セバスティアン・ヴァイグレヘンツェ／7つのボレロブルックナー／交響曲第9番◆人気のマイスターが登場　華麗なる「展覧会の絵」4/27（土）、28（日）14：00東京芸術劇場S¥7,500 A¥5,500 B¥4,500 C¥4,000指揮：コルネリウス・マイスターチェロ：上野通明プロコフィエフ／交響曲第1番 「古典」カサド／チェロ協奏曲ムソルグスキー（ラヴェル編）／組曲「展覧会の絵」◆ヴァイグレ入魂の「英雄」5/24（金）19：00 サントリーホール5/26（日）14：00 横浜みなとみらいホールS¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C完売指揮：セバスティアン・ヴァイグレチェロ：ユリア・ハーゲンワーグナー／「ニュルンベルクのマイスタージンガー」　　　　　第1幕への前奏曲シューマン／チェロ協奏曲ベートーヴェン／交響曲第3番 「英雄」