eぶらあぼ 2019.2月号
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132るドヴォルザーク「スターバト・マーテル」(9/1)で長年本拠地としてきた群馬音楽センターに別れを告げる。 高崎芸術劇場での記念すべき最初の公演でタクトを執るのはアレクサンドル・ラザレフ。群響初演となるグラズノフ「四季」とプロコフィエフ「ロメオとジュリエット」(抜粋)という二つのバレエ音楽を披露する(10/26)。そのほか、井上道義によるブルックナーの交響曲第7番(ノヴァーク版)(11/23)、飯守泰次郎が振るブラームスの交響曲第2番(20.1/25太田、1/26)、クリスティアン・アルミンクによるマーラー「復活」(独唱:天羽明惠、小山由美)(2/29)と、新ホールの響きを存分に楽しめる演目が続く。そして、大友直人(今年3月で音楽監督を退任)が、得意とするエルガーの交響曲第2番でシーズンを締めくくる(3/21,3/22すみだ)。群馬交響楽団http://www.gunkyo.com/■大西宇たかおき宙がPremiereオペラ財団国際 声楽コンクールで優勝 Premiereオペラ財団国際声楽コンクール(審査委員長:リチャード・ボニング)のファイナルが12月1日にニューヨーク市内で行われ、バリトンの大西宇宙が優勝した。大西は「ホロストフスキー特別記念賞」も受賞し、故人の夫人より賞を授与された。「感無量です。一位のみならず、心から敬愛し、目標としてきたホロストフスキー記念特別賞を受賞できたことは、憧れのバリトンであり、同じレパートリーを共有する者として非常に嬉しく思います」と大西は喜びを語った。大西はジュリアード音楽院卒業後、シカゴ・リリック・オペラに所属。2月には、カーネギーホールでシベリウス「クレルヴォ交響曲」のソリストを務めることになっている。Premiere Opera Foundationhttps://www.premiereoperafoundation.org/■2019年度武満徹作曲賞ファイナリスト 決定 1997年より始まり、2019年度で21回目を迎える武満徹作曲賞の譜面審査の結果が発表された。同賞は、毎年一人の作曲家が審査にあたるのが大きな■京響が2019年度ラインナップを発表 京都市交響楽団が2019年度のラインナップを発表した。定期演奏会は京都コンサートホールにて11演目17公演が予定されている。常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザーの広上淳一は、五嶋龍(ヴァイオリン)との共演によるコルンゴルトの協奏曲とラフマニノフの交響的舞曲(2019.6/21)や、森谷真理(ソプラノ)とのマーラーの交響曲第4番(20.3/28,3/29)など全3公演を振る。また、常任首席客演指揮者である高関健はスメタナの連作交響詩「わが祖国」(全曲)(19.7/27,7/28)を、下野竜也はベートーヴェンの交響曲第6番「田園」など(9/21,9/22)を披露する。 客演指揮者には、オール・プロコフィエフ・プロを振る井上道義(4/12)、新鋭のカーチュン・ウォンのほか、ペーター・ダイクストラ、ラルフ・ワイケルトなど多彩な顔ぶれが並ぶ。ソリストはイリヤ・ラシュコフスキー(ピアノ)、ラグンヒル・ヘムシング(ヴァイオリン)ほか。 なお、特別演奏会では、ユベール・スダーンがメンデルスゾーンの序曲「静かな海と楽しい航海」と「第九」を振る(12/27,12/28)ほか、クレメンス・シュルトがニューイヤーコンサートでシューマンの交響曲第3番「ライン」を披露する(20.1/12)。 広い年齢層が楽しめる内容が好評のシリーズ「オーケストラ・ディスカバリー2019」の今年度のテーマは「オーケストラへようこそ!」。広上、高関、下野に加え宮川彬良(指揮/ピアノ)が登場する全4公演は、共演に松田理奈(ヴァイオリン)、藤田真央(ピアノ)らを迎え、豊富なプログラムが組まれている。京都市交響楽団https://www.kyoto-symphony.jp/■群響が2019/20シーズンのライン ナップを発表 群馬交響楽団は、2019/20シーズンの定期演奏会ラインナップを発表した。今年4月より小林研一郎がミュージック・アドバイザーに就任。また、10月以降、この秋オープンする高崎芸術劇場の大劇場へ本拠地を移し、楽団にとってもいろいろな意味で新しい環境へと移行する一年となる。 小林の就任披露演奏会となるシーズン開幕公演は、「皇帝」(ピアノ:清水和音)&「英雄」というベートーヴェン・プロ(2019.4/13)。小林はこのほか7月の東京オペラシティ公演にも登場予定。名誉指揮者の高関健は、群響との録音もあるマーラー「夜の歌」を12年ぶりに再演(5/25)。円光寺雅彦によるメンデルスゾーン「スコットランド」(6/22,6/23桐生)に続き、大井剛史が振©Dario Acosta

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