eぶらあぼ 2018.7月号
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187コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報ぶらPAL今月の注目公演公演情報りゅーとぴあに設置された、グレンツィングオルガンのオーバーホールが完工。歴代の専属オルガニスト3人が一堂に会し、ホール20年の歩みを振り返りつつ、“三者三様”の響きを紡ぐ。初代の吉田恵はレーガー「ソナタ第2番」に、バッハを交えて。2代目の和田純子はムファットの第1番やバッハのニ長調、2つの「トッカータ」などを。そして、現職の山本真希がデュリュフレのコラール変奏曲ほかを披露する。フルートの上野由恵ら気鋭のソリストや、東京交響楽団のオーボエ荒絵理子ら在京楽団の管楽器の首席奏者と、若手の実力派が集結し、独創的かつ先鋭的な活動を展開する「東京六人組」。今回は、ドイツのルートヴィヒ・トゥイレ(1861~ 1907)による「六重奏曲」が軸に。ドヴォルザーク「管楽セレナード」(六重奏版)や、モーツァルト「トルコ行進曲」(磯部周平編)など、創意あふれる構成と変幻自在の妙技で魅せる。古今の佳品が、名匠の手で共鳴しあう。石橋史生は東京藝大大学院からミュンヘン音大に学び、ドイツでの教育現場を経て、ソリストとして活躍。現在は東京学芸大教授として、後進の指導にも力を注ぐ。今回のステージは、「イタリア協奏曲」と「フランス風序曲」、バッハの2つの傑作で幕開け。ここへ武満徹「遮られない休息」を挟み、シューベルト「ソナタ第18番」で締め括る、独特の響きの世界を築き上げてゆく。珠玉の名曲が、新たな響きの衣を纏う。神奈川フィルの名手たちによる、好評の室内楽シリーズ『名曲の午後』。節目の第10弾には、ソロ・コンサートマスター﨑谷直人が率いる弦楽アンサンブルが登場し、シューベルトの弦楽四重奏曲の傑作「ロザムンデ」をダイナミックに再構築する。さらに、㟢谷とピアノ草冬香、ヴァイオリン小宮直、ヴィオラ大島亮、チェロ山本裕康でシューマン「ピアノ五重奏曲」も併せて披露する。オルガン・トリニティ ~歴代専属オルガニストによるジョイント・コンサート~石橋史生(ピアノ)東京六人組 ―木管五重奏+ピアノ神奈川フィルの名手による室内楽シリーズ 「名曲の午後」第10回7/28(土)14:00 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館7/22(日)14:00 東京文化会館(小)7/31(火)19:00 めぐろパーシモンホール(小)7/26(木)14:00 フィリアホールさあ出かけよう、オーケストラの国へ。子どもから大人まで、家族揃って楽しめる夏休みの恒例企画。飯森範親指揮の東京交響楽団、ナビゲーターの朝岡聡が、今年も多彩な音に溢れる世界へ誘う。ロッシーニ《ウィリアム・テル》序曲など、名曲が満載。ディズニーの耳慣れた旋律で、楽器ごとの音色を知る。小学生ヴァイオリニストの村田夏帆をソロに迎えての協奏曲、指揮や歌、合奏に挑戦するコーナーも。飯森範親(指揮) 東京交響楽団夏休みオーケストランド!7/28(土)14:00 埼玉会館飯森範親 ©山岸 伸朝岡 聡東京六人組﨑谷直人テレビドラマや映画化もされた、大人気コミック『のだめカンタービレ』。特別編成オケの生演奏と、スクリーン投影されるイラストで、登場人物たちが身を置いた世界を体感できる、茂木大輔の企画・指揮・ナビゲートによる人気シリーズも第3弾に。映画『最終楽章』前編に登場した交響曲第6番「悲愴」や、若手の松本蘭をフィーチャーした「ヴァイオリン協奏曲」、序曲「1812年」など、チャイコフスキーを特集する。茂木大輔の生で聴くのだめカンタービレの音楽会 vol.37/28(土)14:00 調布市グリーンホール茂木大輔松本 蘭 ©Yoshinori Kurosawa山本真希和田純子吉田 恵©岡本洋子

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