eぶらあぼ 2018.5月号
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215コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報ぶらPAL今月の注目公演公演情報昨年、かつしかシンフォニーヒルズ開館25周年を快演で彩ったNHK交響楽団が、再び舞い降りる。知将・広上淳一の指揮で、グリーグの「ペールギュント」組曲第1番と第2番では、極彩色の幻想の世界を現出。そして、2011年にヴィエニャフスキ国際コンクール第2位となった新進気鋭のヴァイオリニスト、小林美樹を独奏に迎えたチャイコフスキーの協奏曲では、濃密で劇的なロマン派の薫りを紡ぎ出す。幼少から井口基成ら名匠の薫陶を受け、東京藝大からパリ国立高等音楽院に学び、マリア・カナルス国際コンクールで入賞、世界を股に掛けて活躍を続けてきた実力派ピアニスト、山田富士子。日本音楽コンクールなど数々の登竜門で審査員を務める名手が、ハイドンのソナタ第46番(変イ長調)とシューベルトの即興曲集(D935)に、ラヴェル「鏡」全5曲を挟み込む独創的なプログラムに、その多層的なピアノの美学を投影する。夢の世界を思わせる、華麗な音色に身を委ねてみたい。世界的なハープ奏者で、一昨年にはデビュー30周年を迎えた吉野直子が、12年ぶりに兼松講堂へ降臨。名曲の数々を披露する。西原稔・桐朋学園大教授の案内で、まずはバッハ「シャコンヌ」やシューマン「アラベスク」などソロ作品を。そして、高井優希指揮の兼松講堂シンフォニエッタを伴い、ヘンデルとロドリーゴの「アランフェス」という2つの協奏曲を弾く。広上淳一(指揮) 小林美樹(ヴァイオリン)NHK交響楽団 ベストクラシックスチェンバロの日! 2018フランソワ・クープラン生誕350年記念第32回 くにたち兼松講堂 音楽の森コンサート吉野直子の華麗なハープの世界佐藤ひでこ(ピアノ)山田富士子(ピアノ)川口静華(ヴァイオリン) &橘きつたか高昌男(ピアノ) デュオリサイタル5/27(日)16:00 かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール5/19(土)、5/20(日) 世田谷/松本記念音楽迎賓館5/13(日)14:00 一橋大学兼松講堂5/30(水)19:00 浜離宮朝日ホール5/25(金)19:00 紀尾井ホール6/8(金)19:00 兵庫県立芸術文化センター(小)5/19(土)14:00 JTアートホール アフィニス©Akira Muto清新な響きに、驚かされよう。東京藝大・同大学院に学び、米アスペン音楽祭などで研鑽を積み、数々の登竜門で実績を重ねて、幅広く活躍するヴァイオリンの川口静華。そして、東京藝大からジュネーヴやパリに学び、イル・ド・フランス国際ピアノコンクールを制して、モダン・古楽の両面で活躍する橘高昌男。2人の名手が邂逅し、モーツァルトのK.379にプーランク、フランクと3つのソナタの佳品を奏で上げる。川口静華 ©YOSHINOBU FUKAYA/auraY2橘高昌男©Eiji INAコンサートやレクチャー、体験演奏など、多面的にチェンバロの魅力を紹介する「チェンバロの日!」。今年は、フレンチ・バロックの巨匠フランソワ・クープランの生誕350年にちなみ、有田千代子ら名手たちによる演奏や、水戸茂雄や関根敏子ら研究者による講演を開催。また、一般参加者が交代で「クラヴサン曲集」全曲を弾くリレーコンサートも敢行する。さらには、誰でもチェンバロに触れる試奏タイムも。有田千代子広上淳一 ©Greg Sailor小林美樹 ©Shigeto Imura東京音大からポーランドやカナダに学び、国際派ピアニストとして将来を嘱望されていた矢先、難病に侵され、やむなく活動を停止した佐藤ひでこ。しかし、2年前に奇跡的に回復を果たし、今年3月には「23年ぶり」のリサイタルを成功させた。今回は、ベートーヴェンの第31番、シューベルトの第13番、プロコフィエフの第6番と3つの名ソナタを軸に。蘇ったロシアン・ピアニズムで紡ぐ美音に、奏でる喜びを託す。

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