eぶらあぼ 2018.5月号
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179コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPAL■新日本フィルが2018/19シーズンラ インナップ発表 新日本フィルハーモニー交響楽団が3月26日に都内で会見を行い、2018/19シーズンのラインナップを発表した。墨田区は、すみだトリフォニーホール開館前の1988年から「墨田音楽都市構想」を掲げ、同楽団と連携。両者のフランチャイズ提携は30周年の節目を迎えた。会見では、今秋で就任3シーズン目に入る音楽監督の上岡敏之、ソロ・コンサートマスターで音楽監督補佐の崔文洙らが登壇した。 新シーズンのキャッチコピーは、「スプーン一杯の音楽があれば、人は、幸せになれる」。トリフォニー・シリーズ「トパーズ」では、シーズン開幕を飾る上岡のR.シュトラウス交響詩3作のほか、フィリップ・ヘレヴェッヘがシューマンの交響曲第2番を披露。サントリーホール・シリーズ「ジェイド」には、上岡のブルックナー交響曲第9番&「テ・デウム」、マーラー「復活」やベルトラン・ド・ビリーが振るブラームス「ドイツ・レクイエム」など声楽・合唱も参加する重厚なプログラムが並ぶ。また、アフタヌーンコンサート・シリーズ「ルビー」に、ハイドンのオラトリオ「四季」を振るソフィ・イェアンニン、そしてファリャ「三角帽子」などを聴かせるアロンドラ・デ・ラ・パーラという二人の女性指揮者が登場するのも注目ポイント。 「楽譜を読むという作業に到達点はない。それをずっと地道にやっていく」と語るマエストロ上岡のもと、今年の秋、新しいシーズンがスタートする。新日本フィルハーモニー交響楽団http://www.njp.or.jp/■大坂フィルのコンサートマスターに須山 暢大が就任 大阪フィルハーモニー交響楽団は、4月1日よりコンサートマスターとして須山暢大(のぶひろ)が就任したことを発表した。これにより同楽団は田野倉雅秋、崔文洙との3名によるコンサートマスター体制となった。須山は、都立芸術高校を経て、東京藝術大学音楽学部を卒業。第1回宗次エンジェルヴァイオリンコンクール、シオン・ヴァレ国際ヴァイオリンコンクールなどの入賞歴を持つ。これまでにサイトウ・キネン・オーケストラ、紀尾井シンフォニエッタなどで演奏し、日本各地の主要オーケストラにコンサートマスターとして客演している。大阪フィルハーモニー交響楽団http://www.osaka-phil.com/■高松国際ピアノコンクールで古海行子 が第1位、伏木 唯が第3位に入賞 3月12日〜25日にかけて開催された、第4回高松国際ピアノコンクールで古海行子(やすこ)が第1位、伏木唯が第3位に入賞した。第2位はカンテ・キム(韓国)。古海はさらに委嘱作品演奏者賞をはじめとする5つの特別賞も受賞。同コンクールは2006年にスタートし、4年に一度の開催。今回より第3次審査に室内楽が導入された。 古海は、1998年神奈川県生まれ。第7回福田靖子賞選考会第1位、第20回浜松国際ピアノアカデミーコンクール第2位に入賞。現在は昭和音楽大学に在籍、江口文子に師事。 伏木は、90年北海道出まれ。東京藝術大学を卒業後、ベルリン芸術大学、同大学修士課程を経て、現在同大学国家演奏家資格課程に在籍。第79回日本音楽コンクール入選、第63回マリア・カナルス国際ピアノコンクール第6位入賞。パスカル・ドヴァイヨン、村田理夏子の両氏に師事。高松国際ピアノコンクールhttp://www.tipc.jp/■平成29年度 芸術選奨が決定 平成29年度(第68回)芸術選奨の贈呈式が3月13日、都内で行われた。音楽部門では、作曲家の近藤譲が文部科学大臣賞を、指揮者の杉山洋一が文部科学大臣新人賞を受賞した。また、舞踊部門では、ダンサーの佐東利穂子が文部科学大臣賞を、バレエダンサーの福岡雄大が文部科学大臣新人賞を受賞した。会見から 左より:横山利夫(新日本フィルハーモニー交響楽団 専務理事)、崔 文洙、上岡敏之、宮内義彦(同 理事長/オリックス株式会社シニア・チェアマン)、荻原康子(墨田区文化振興財団 常務理事)、上野喜浩(同 音楽事業係長)Photo:I.Sugimura/Tokyo MDE表彰式から 左より:伏木 唯、古海行子、カンテ・キム©BANAZO

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