eぶらあぼ 2017.11月号
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142新潟市民芸術文化会館 主催公演〒951-8132 新潟県新潟市中央区一番堀通町3番地2 http://www.ryutopia.or.jpお問合せ・ご予約:りゅーとぴあチケット専用ダイヤル025-224-5521主催:公益財団法人 新潟市芸術文化振興財団りゅーとぴあオンライン・チケット http://www.ticket.ne.jp/ryutopiaticket/(11:00~19:00)●キエフ国立フィルハーモニー交響楽団 「2つの第九」12/23(土・祝)15:00 コンサートホール指揮=ヴァハン・マルディロシアンソプラノ=イワンナ・プリシュアルト=オリガ・タブリナテノール=オレクサンドル・チュフピロバリトン=アンドリー・マスリャコフドヴォルザーク/交響曲 第9番「新世界より」 ホ短調 op.95ベートーヴェン/交響曲 第9番「合唱付き」 ニ短調 op.125S¥8,300 A¥6,200(当日各¥500増)キエフ国立フィルハーモニー交響楽団●オペラシアターこんにゃく座 オペラ《森は生きている》12/24(日)15:00 コンサートホール原作=サムイル・マルシャーク (湯浅芳子訳による)台本・作曲=林 光 演出=大石哲史全席指定 おとな¥3,000 こども(4歳~高校生)¥1,500森は生きている●りゅーとぴあ★オルガン・クリスマスコンサート 201712/2(土)17:00 コンサートホール指揮・テノール=辻 裕久ソプラノ=佐竹由美メゾソプラノ=押見朋子バリトン=牧野正人オルガン=山本真希合唱=にいがた東響コーラス管弦楽=りゅーとぴあ・メサイア・アンサンブル ほかバッハ/カンタータ第140番「目覚めよと呼ぶ声がして」より 第4曲ヘンデル/オラトリオ「メサイア」(抜粋) ほかS¥3,000 A¥2,000 Sペアシート¥5,000辻 裕久山本真希(りゅーとぴあ専属オルガニスト)●第104回新潟定期演奏会/東京交響楽団12/3(日)17:00コンサートホール指揮=ジョナサン・ノットホルン= ジャーマン・ホルンサウンドシューマン/ 4本のホルンと管弦楽のための コンツェルトシュテュック op.86ベートーヴェン/交響曲 第3番 変ホ長調 op.55「英雄」 ほかS¥7,000 A¥6,000 B¥4,000 C¥3,000 D¥2,000ジョナサン・ノットジャーマン・ホルンサウンド●りゅーとぴあ・1コイン・コンサートVol.93 「変幻自在な音色“クラリネット”」12/8(金)11:30 コンサートホールクラリネット=金子 平ピアノ=鈴木慎崇F.メンデルスゾーン/春の歌岡野貞一/朧月夜G.ヴェルディ(L.バッシ編)/ 歌劇「リゴレット」の旋律による 演奏会用幻想曲 ほか全席自由 ¥500(チケットレス/当日会場にてお支払ください)金子 平©読響鈴木慎崇●第105回新潟定期演奏会/東京交響楽団2018.1/14(日)17:00 コンサートホール指揮=飯森範親ピアノ= アレクサンダー・ガヴリリュクプロコフィエフ/ 交響曲 第1番 ニ長調 op.25「古典交響曲」 ピアノ協奏曲 第1番 変ニ長調 op.10ムソルグスキー(ラヴェル編)/組曲「展覧会の絵」S¥7,000 A¥5,000 B¥4,000 C¥3,000 D¥2,000飯森範親©Ryo Kawasakiアレクサンダー・ガヴリリュク*りゅーとぴあ友の会N-PACmate会員募集中*入会案内をご請求ください友の会事務局025-224-5631(平日10:00~18:00 休館日除く) npac@ryutopia.or.jp 明治の頃だったか、森林太郎(後の文豪、森鴎外)が仕事で新潟を訪れることになった際、「あの栄える街、新潟に赴くことができる」と歓喜雀躍した気持ちを友人への手紙にしたためたという話を聞いたことがあります。列島の太平洋側を「表日本」と言うようになったのは近代のこと。かつては日本海側こそが、海上交易の表玄関でありました。そもそも新潟は、信濃川と阿賀野川という我が国を代表する大河(片方は我が国最長、もう一方は水流量最大級)の河口にありましたから、国内物流の大中心地。明治33年に出版された鉄道唱歌北陸編で「戸数万余の大都会」と歌われるほどでしたので、鴎外の喜びもむべなるかな、という気がいたします。あまり知られていないことですが、新潟におけるヘンデル「メサイア」の演奏もまた、長い歴史の積み重ねがありました。昭和43年12月、新潟県民会館の大ホールに歌声を響かせたのを嚆矢として、以来連綿と44年間、毎年恒例、師走の風物詩として定着するほど演奏され続けてきたのでありました。中心を担ったのは新潟大学教授だった故久住和麿氏とそのお仲間の方々。市民の皆様がほぼ自力でこれを成し遂げたことは、地方音楽史における快挙として記録されるべきことのように思われますが、残念ながら氏の御逝去と共に平成23年、年の瀬に鳴り響くハレルヤの伝統は幕を閉じました。今年12月2日のりゅーとぴあオルガン・クリスマスは、久しぶりに年の瀬に鳴り響くメサイアです。抜粋ではありますが、オーケストラ、合唱、大オルガンの共演による、特別の一夜をお楽しみください。(事業企画部H)“りゅーとぴあ”今月の聴きもの10/27(金)発売
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