201706
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208最高峰の精鋭が結集したプロ集団として、わが国の吹奏楽シーンをリードし続けている「東京佼成ウインドオーケストラ」。今回は、2014年から首席客演指揮者を務めるトーマス・ザンデルリンクが登場。チャイコフスキーのバレエ音楽「白鳥の湖」のハイライト(大橋晃一編)、ストラヴィンスキー「管楽器のための交響曲」(1947年版)に、吹奏楽界のレジェンド、リードによる「『ハムレット』への音楽」を挟み込む。「クウォーター・グッド・オフィス」は、若手演奏家や被災地復興の支援活動に取り組むNPO。29回目となるチャリティコンサートの発起人に名乗りを上げたのは、日本を代表するヴァイオリニストで、楽壇生活50周年を迎えた徳永二男。ソロでのバッハ「シャコンヌ」や、ピアノ坂野伊都子、ヴィオラ鈴木康浩、チェロ毛利伯郎と名手たちを迎えての、ブラームス「ピアノ四重奏曲第1番」など、佳品を披露する。月の6ザ・セイント・オラフ・クワイヤートーマス・ザンデルリンク(指揮)東京佼成ウインドオーケストラ 第134回定期コンチェルト・イタリアーノ スペシャル・アンサンブル イタリアバロック Mazzo di Madrigale(世俗歌曲の花束)石田多紀乃(ピアノ)クウォーター・グッド・オフィス 第29回チャリティコンサート 徳永二男と仲間たちロベルト・トレヴィーノ(指揮) 広島交響楽団第371回定期6/1(木)19:00 横浜みなとみらいホール6/2(金)19:00 京都コンサートホール(小)6/10(土)14:00東京芸術劇場 コンサートホール6/8(木)19:00ヤマハホール6/2(金)19:00浜離宮朝日ホール6/10(土)18:30紀尾井ホール6/9(金)18:45広島文化学園HBGホール文:笹田和人トーマス・ザンデルリンク「ザ・セイント・オラフ・クワイヤー(聖オラフ合唱団)」はアカペラ大国・アメリカにあって、2世紀にわたり、独自の歌唱スタイルで最前線を疾走してきた名門。1912年の設立以来、毎年のツアーを通じて、国際的にもその名を知られる。90年から指揮者を務める、アントン・アームストロングに率いられての来日ツアー。バッハやブラームス、現代アメリカのエリック・ウィテカーなど、美しいハーモニーを聴かせる。幅広いレパートリーに真摯な姿勢と奥深い洞察力で対峙する、実力派ピアニストの石田多紀乃。精力的なステージ活動や録音の一方、後進の指導にも力を注ぐ。東京芸大・同大学院に学び、デビュー以来、20年以上続けているソロ・リサイタル。今回は、バッハ「フランス組曲第6番」、ラヴェル「クープランの墓」「前奏曲」、平尾貴四男「ピアノ・ソナタ」(1948)、フランク「プレリュード、フーガと変奏曲」(原田愛編曲)を弾く。アントン・アームストロング今年は、ルネサンスからバロックへの“扉を開け放った”、クラウディオ・モンテヴェルディの生誕450年。鬼才リナルド・アレッサンドリーニ率いる「コンチェルト・イタリアーノ」が、そのマドリガーレ(世俗歌曲)や、同時代の器楽曲の魅力を伝えてくれる。チェンバロを駆るアレッサンドリーニ、ソプラノのモニカ・ピッチニーニら5人は、イタリア古楽界が誇る精鋭揃い。古の人々の喜怒哀楽が、生き生きと甦る。モニカ・ピッチニーニリナルド・アレッサンドリーニウィーン・フィル初の女性管楽器首席奏者となった、ファゴットのソフィー・ダルティガロング。広島交響楽団の定期に登場し、モーツァルトの協奏曲のソリストとして、美音を披露する。タクトを振るのは、アメリカ期待の俊英ロベルト・トレヴィーノ。ドヴォルザーク「交響曲第7番」やブラームス「ハイドンの主題による変奏曲」の瑞々しい響きも併せて、2人の“時代の寵児”がもたらす、変革の風を感じたい。ロベルト・トレヴィーノ ©DRソフィー・ダルティガロング 徳永二男 ©Hikaru HoshiPhoto:T.Osato

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