eぶらあぼ2017.5月号
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717/4(火)19:00 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール問 W・Takashi実行委員会080-5050-8451 http://duotakashi.wixsite.com/20170704山本貴志(ピアノ) × 佐藤卓史(ピアノ) 衝撃のデュオ2017“Wタカシ”の熱演、ふたたび!文:飯田有抄ユーリ・シモノフ(指揮) モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団 共演:上原彩子(ピアノ) 大谷康子(ヴァイオリン)ロシアの名曲を豪華ソリストたちとの共演で文:山田治生7/3(月)19:00 東京芸術劇場 コンサートホール問 コンサート・ドアーズ03-3544-4577※モスクワ・フィル来日公演の詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。http://www.concertdoors.com/ 「衝撃のデュオ」とはまさに、である。ピアノ音楽ファンなら「そうか、この二人は同い年で同名だったのか!」とあらためて気付き、ときめくことだろう。 1983年生まれの山本貴志と佐藤卓史。山本は2005年のショパン国際ピアノコンクールで第4位となって一躍注目を浴び、ワルシャワ在住の現在も国内外のオーケストラとの共演を重ねて活動の幅を広げている。佐藤は07年シューベルト国際コンクールで優勝し、「シューベルト・ツィクルス」をはじめとする精力的なコンサート活動を展開し、レコーディングも盛んに行っている。 そんな“Wタカシ”が今年、彩の国さいたま芸術劇場で久しぶりにデュオ・リサイタルを行う。初めて共演したのは08年にさかのぼる。10年にも横浜や西宮でデュオ・リサイタルを開催して大 ロシアを代表するオーケストラの一つであるモスクワ・フィルハーモニー管弦楽団が首席指揮者ユーリ・シモノフとともに来日する。モスクワ・フィルは、1951年に創設され、60年にキリル・コンドラシンが首席指揮者に就任し、大きな飛躍を遂げた。コンドラシン&モスクワ・フィルは、61年にショスタコーヴィチの交響曲第4番の、62年には同第13番「バビ・ヤール」の世界初演を手掛ける。そして史上初のショスタコーヴィチ交響曲全集の録音も敢行している。マーラーの交響曲第9番の日本初演も、彼らによって行われたのであった。現在の首席指揮者シモノフは、ボリショイ劇場の首席指揮者を経て、98年からモスクワ・フィルを率いており、ロシア的な骨太でドラマティックな演奏を聴かせてくれるに違いない。 今回の来日公演ではロシアの名曲を中心とした様々なプログラムが組まれているが、とくに7月3日の東京芸術劇場公演では、彼らの十八番ともいうべきチャイコフスキー「悲愴」のほか、ロシア反響を呼び、13年には大阪交響楽団と共演して話題となった。 今年で34歳となる二人。トップクラスのピアニストの彼らが「若手」から「中堅」へと、実力も評価も移り行く大切な時期を迎える今、伸びやかに、ぶつかり合い、掛け合いながら再びアンサンブルする。これは楽しみだ! モーツァルトの2台ピアノのためのソナタから華やかに幕開ける。彼らのマニアック(?)で知的な側面を反映してか、グレツキの連弾作品やルトスワフスキの2台用の変奏曲も飛び出す。チャイコフスキーの「くるみ割り人形」(エコノム編)で締める一夜は、文句なしに楽しい雰囲気となりそうだ。の20世紀の協奏曲での日本を代表するアーティストたちとの共演が楽しみだ。 チャイコフスキー国際コンクール優勝以来国際的に活躍し、進境著しい上原彩子のショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番。そして、デビュー40周年を迎え、最近は他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも行うなどますます活躍の幅をひろげ、人気を高めている大谷康子によるプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番。抒情豊かな名曲で、大谷がベテランならではの美しい演奏を聴かせてくれることであろう。左:山本貴志 右:佐藤卓史大谷康子 ©尾形正茂上原彩子ユーリ・シモノフ

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