eぶらあぼ2017.5月号
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40恒例の書道企画公演テンベンベびわ湖ホール声楽アンサンブル(昨年の公演より)沼尻竜典 ©RYOICHI ARATANI琵琶湖を臨むメインロビーの「キオスク」では無料公演を楽しめる大植英次 ©飯島 隆京都フィルハーモニー室内合奏団前夜祭から盛り上がる、びわ湖ならではの企画が満載 本公演に先立って、28日の夜にびわ湖ホールオリジナル企画の「前夜祭コンサート」が開かれる。びわ湖ホール芸術監督で指揮の沼尻竜典と日本センチュリー交響楽団が演奏するのは、世俗カンタータとして人気の高いオルフの「カルミナ・ブラーナ」だ。神秘的かつ迫力に満ちたこの作品で合唱を担当するのは、その名も「ラ・フォル・ジュルネびわ湖『カルミナ・ブラーナ』合唱団」。びわ湖ホール声楽アンサンブルや大津児童合唱団も加わる。この祝祭的なステージで、舞曲の祭典の幕開けを楽しもう! 「0歳児からのコンサート」が2日間で4公演もあるのも、びわ湖の大きな特徴。京都フィルハーモニー室内合奏団、三味線DUO NAZNAといったバラエティに富んだアーティストが、ワルツやバレエ曲、ソーラン節、ジプシーの踊りなど、きっと子ども達が踊りたくなってしまうようなプログラムが満載だ。 今年のテーマを思い切り満喫したいなら“さまざまな民族のダンス”と題された、大植英次(指揮)と大阪フィルハーモニー交響楽団の公演へ(公演番号29-L-3、4/29)。ブラームスのハンガリー舞曲、ドヴォルジャークのスラヴ舞曲など、エネルギッシュな民族舞曲で会場が一体となることだろう。 人気オペレッタとウィンナ・ワルツの世界もぜひ楽しんで! びわ湖ホール声楽アンサンブルがオペレッタ「こうもり」を上演(演奏会形式)(30-M-1、4/30)。華麗なる舞踏会のムードを堪能しよう。 びわ湖と言えば例年話題となる書道パフォーマンス(滋賀県書道協会)も忘れてはいけない(29-M-1、4/29)。今年は「打楽器のリズムに筆が踊り出す〜書道、世界のリズムと出会う〜」と題され、打楽器の安永早絵子らが演奏する三木稔作曲「マリンバ スピリチュアル」などとともに、踊るような筆さばきと圧巻の書がご覧いただける。 ギター好きの人は、初来日するテンベンベの公演(30-M-3、4/30)へ! メキシコの民俗音楽にはさまざまなタイプの民俗ギターが使われる。音色も豊かなギターの他、なかなかお目にかかれない珍しい伝統楽器、温かな声の女性シンガーも登場し、ハッピーな気分になれる民俗音楽が披露される。ラ・フォル・ジュルネびわ湖2017[前夜祭] 4/28(金) [本公演] 4/29(土・祝)・4/30(日)びわ湖ホール、ピアザ淡海、遊覧船ミシガン、大津港http://lfjb2017.biwako-hall.or.jp/びわ湖
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