eぶらあぼ 2017.3月号
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171コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPAL(11/17,11/18)にも注目。ソリストにはソプラノのモイツァ・エルトマンや、ヴァイオリンの諏訪内晶子、樫本大進、庄司紗矢香、五嶋龍らが出演する。NHK交響楽団http://www.nhkso.or.jp/■遠藤真理が読響のソロ・チェロ奏者に 就任 読売日本交響楽団は、2017年4月から遠藤真理が同団のソロ・チェロ奏者に就任すると発表した。 遠藤は、東京芸術大学を首席で卒業、モーツァルテウム音楽大学修士課程を最高点で修了。これまで、03年日本音楽コンクール第1位、06年「プラハの春」国際コンクール第3位(1位なし)、09年齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。国内外のオーケストラと共演、室内楽奏者としても活躍している。読売日本交響楽団http://yomikyo.or.jp/■ラデク・バボラークが山響の首席客演 指揮者に就任 山形交響楽団が、2018年度より同団の首席客演指揮者にラデク・バボラークが就任すると発表した。期間は3年間。 バボラークは、1976年チェコ生まれ。プラハ音楽院で学び、94年ミュンヘン国際コンクールで優勝。これまでにチェコ・フィル、ミュンヘン・フィル、バンベルク響、ベルリン・フィルのソロ・ホルン奏者を歴任。近年指揮者としては、自ら創設したチェコ・シンフォニエッタや水戸室内管などに出演。山響とは、2016年10月に指揮者・ホルン奏者として共演している。山形交響楽団http://www.yamakyo.or.jp/■いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭  2017 が開催 4月28日から5月5日まで「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭 2017」が行われる。会場は、石川県立音楽堂、金沢市アートホール、北國新聞赤羽ホールのほか、福井、石川、富山の北陸エリア。 テーマは「ベートーヴェンが金沢にやってきた!」で、国内外の著名アーティストが、ベートーヴェンの交響曲、ピアノ協奏曲、ピアノ・ソナタの全曲演奏などを行う。指揮者はユベール・スダーンや広上淳一らが、オーケストラは、オーケストラ・アンサンブル金沢、ベルリン・カンマーシンフォニー、高雄市交響楽団(台湾)が、ピアニストはバリー・ダグラス、横山幸雄、近藤嘉宏、三浦友理枝や金子三勇士らが出演する。そのほかヴァイオリンの三浦文彰や地元出身のメゾソプラノ鳥木弥生らが登場する。 邦楽と洋楽のコラボレーションや、俳優の西村雅彦らが出演する音楽劇の上演、若手演奏家たちによるライジングスター・コンサートなど様々なプログラムも予定されている。また、地元演奏家や子どもたちが参加できるプログラムもある。 同音楽祭のプリンシパル・フェスティバル・コンダクターを務めるユベール・スダーンは、「美しい金沢という都市で街が誇るオーケストラと一緒にベートーヴェンの音楽を演奏できることを楽しみにしています。ベートーヴェンは私たちをひとつにすることでしょう。音楽祭すべてのお客様に『歓喜』があふれることを祈っています」とコメントを寄せた。いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭http://www.gargan.jp/■2017年春に浦安音楽ホールが誕生 今春、JR新浦安駅近くに新しい音楽ホール「浦安音楽ホール」が誕生する。同ホールは、「親密な空間でアーティストの息遣いをダイレクトに感じることができる音楽専門ホール」の「コンサートホール」(303席)と、「シアター形式や全面フラットなど様々な形状で利用できる多機能ホール」の「ハーモニーホール」(201席)からなる。そのほか合唱、楽器練習や、リハーサルなど用途に応じて使えるスタジオ5部屋も備え、グランドピアノとアップライトピアノが使用可能。 4月14日に諏訪内晶子による「こけら落としコンサート」でオープン。オープニングシリーズとして、仲道郁代による「ピアノ開きコンサート」(4/29)、高橋悠治&ヴィルタス・クヮルテット+1(5/28)、ダン・タイ・ソン(6/17)による演奏会などが行われる。 コンサートホール内観 提供:浦安音楽ホール©読売日本交響楽団

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