eぶらあぼ 2017.3月号
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126◆インターネット(パソコン・スマートフォン・携帯電話)から、座席を選んでチケットのご予約ができます! ◆シルバー(65歳以上)、U25(25歳以下)、ハンディキャップ割引/託児サービス(有料、要予約)あり。詳細はお問合せください。 ◆出演者・曲目などが変更になる場合がございます。ご了承ください。お申込み・お問合せ=都響ガイド 03-3822-0727(月~金/10時~18時 土日祝/休み)  ※主催公演開催日等は休業または営業時間が変更となります。        都響WEBチケット http://www.tmso.or.jp音楽監督:大野和士 終身名誉指揮者:小泉和裕 桂冠指揮者:エリアフ・インバル 首席客演指揮者:ヤクブ・フルシャジョン・アダムズの新作、ギルバート×都響による期待の日本初演名演を繰り広げるギルバート&都響、新たな「英雄」伝説が生まれるドイツで研鑽を積んだ小泉のベートーヴェン、メンデルスゾーン、シューマン「また都響に来られて、うれしい。このオーケストラが大好き。」―リハーサルで日本語で語りかけたアラン・ギルバートを盛大な拍手で迎える楽員たち。両者の好相性を物語る光景の一つです。初共演のブラームス第1交響曲(2011年7月)以来、ベートーヴェン第7交響曲(2016年1月)、そしてマーラー第5交響曲(2016年7月)と、共演を重ねるたびに衝撃的とも言える名演を繰り広げているギルバート&都響の組み合わせは、ファンの間でも語り草です。数々の名指揮者との歴史を持つ都響から、なお新しい響きと壮絶な表現を引き出すギルバートは、すでに都響には欠かせない指揮者の一人。録音や評判だけでは伝えきれないその実力を、ぜひ会場で体験してください。盟友バルナタンとのラフマニノフはもちろんのこと、耳慣れたベートーヴェンの≪英雄交響曲≫が、まさに音楽史上の革命的作品であることを実感させてくれることでしょう。都響と絆深く信頼が厚い、終身名誉指揮者というタイトルを唯一持つ小泉和裕が今回採り上げる作曲家は、ドイツ・ロマン派を代表するベートーヴェン、メンデルスゾーンです。「本当に素晴らしい作品には何度も立ち戻ることができます。取り上げる度にいつも新しい可能性を見いだすことができるのです。スタンダードと呼ばれる作品には、いつもまでも変わることのない真実があり、それをきちんと示したいと向き合ってきました」とインタビューで語る小泉。作曲家と真摯に向き合う小泉和裕の音楽を、じっくり味わい深く聴くことができる公演です。■第830回 定期演奏会Cシリーズ 4/22(土)14:00 東京芸術劇場コンサートホール■大阪特別公演 4/23(日)14:00 フェスティバルホール指揮=アラン・ギルバート ピアノ=イノン・バルナタンベートーヴェン/劇付随音楽《エグモント》序曲 op.84ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲 op.43ベートーヴェン/交響曲第3番 変ホ長調 op.55《英雄》(4/22)S¥8,000 A¥7,000 B¥6,000 C¥5,000 Ex¥4,000(4/23)S¥5,800 A¥4,300 B¥2,800 BOX¥7,800■プロムナードコンサートNo.372 4/29(土・祝)14:00 東京オペラシティコンサートホール指揮=小泉和裕 ピアノ=キム・ソヌクベートーヴェン/バレエ音楽《プロメテウスの創造物》序曲 op.43ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37メンデルスゾーン/交響曲第3番 イ短調 op.56《スコットランド》S¥7,000 A¥6,000 B¥5,000 P¥3,600■第828回定期演奏会Aシリーズ 4/17(月)19:00 東京文化会館■第829回定期演奏会Bシリーズ 4/18(火)19:00 東京オペラシティ コンサートホール指揮=アラン・ギルバート ヴァイオリン=リーラ・ジョセフォウィッツラヴェル/バレエ音楽《マ・メール・ロワ》ジョン・アダムズ/シェヘラザード.2 ─ヴァイオリンと管弦楽のための劇的交響曲(2014)(日本初演)【ジョン・アダムズ70歳記念】S¥8,000 A¥7,000 B¥6,000 C¥5,000 Ex¥3,700(4/17)P¥4,000(4/18)都響の2017年度は、アラン・ギルバートが指揮する2つのファンタジーあふれる物語で開幕です。ラヴェルの名曲《マ・メール・ロワ》(マザー・グース)は、夢のように美しく神秘的な前奏曲を持つバレエ版で。現代屈指の人気作曲家ジョン・アダムズの《シェヘラザード.2》は、パリのアラブ世界研究所での『千一夜物語』の展覧会を訪れたアダムズが、シェヘラザードの資料に触発され、現代においても過酷な状況を生き抜かねばならない女性たちに思いを巡らせて作曲の筆を執った作品で、特定のストーリーは持たないものの、狂信者たちに追われ、裁判にかけられながらも、ついに自由を獲得する女性の姿を描き出し、そこに暴力や抑圧に対する非難を込めています。現代の事件や社会問題を扱った数々の問題作でも知られるアダムズらしい新たな話題作であり、主人公たる妖しくも激烈な独奏ヴァイオリンが、準ソリスト風に扱われるツィンバロンを含む管弦楽と渡り合う、文字通りドラマティックかつ幻想的な交響絵巻です。アラン・ギルバートリーラ・ジョセフォウィッツ©Chris Leeアラン・ギルバート©堀田力丸イノン・バルナタン©Marco Borggreveキム・ソヌク小泉和裕©堀田力丸

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