eぶらあぼ 2017.2月号
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31Information第4回 アート×アート×アート 音楽×ダンス×スイーツチェンバロと踊る“お菓子”な世界2/21(火)19:00 Hakuju Hall (スイーツ付)問 Hakuju Hallチケットセンター03-5478-8700http://www.hakujuhall.jp/ ちなみにチケットはスイーツ代込みだ。 K「お菓子、何がいいでしょうね」 S「たとえばマカロン・タワーはどうでしょうか。みんなきっと写真を撮りたくなりますよ。でも、チェンバロの形のマカロン・タワーなんて無理ですよね?」 K「すごいですね! チェンバロの形はどちらかというとチョコレートのほうがイメージしやすいかもしれません」 と、本気なのか冗談なのか、取材中にもいろいろなアイディアが湧いてくる。 一方、チェンバロとヒップホップの相性はどうなのだろうか。まして中学生時代、携帯の着メロがメシアン(!)だったという優人少年。育ってきた環境は違うはずだ。 T「僕は昭和の歌謡曲が好きでよく聴いてました。鈴木さんは同い年だから、広瀬香美さんの『ロマンスの神様』が流行ったり、SPEEDが流行ったりしていた頃ですよ」 S「あ、SPEED! 懐かしいですけど、曲は全然知らないな。J-POPは最近のほうがまだ詳しいんですよ。それこそTAKAHIROさんが振り付けされた欅坂46のプロモーション・ビデオをYouTubeで見ました!」 T「おーっ! 本当ですか」 S「父がバッハをやっているもんだから、小学生の頃はクラシックの中でもほとんどバッハしか知りませんでした。古いものから、順番に聴いていきたいタイプなので、ベートーヴェンすらあまり知らなかったんです」 K「僕はブルーハーツとかBOØWYとかX-JAPANとかの世代です」 T「一番ロックな感じですね。ロック(菊地)→J-POP(TAKAHIRO)→クラシック(鈴木)と、だんだんマイルドなほうにグラデーションになってきましたね」 S「あれ? そのグラデーションはちょっと違うかもしれません。バロックのチェンバロ曲は、かなりとんがっているんですよ。実際チェンバロの音の波形を見ると、ピークがとんがってますし。同じチェンバロでも、今回弾く武満徹の曲はバロックよりマイルドですね。ちなみに今回は、マドンナの『ハング・アップ』まで弾いちゃいます(笑)」 T「日本に帰ってくると、他のジャンルの方と一緒に作るチャンスが少ないので、こうやって新しい音楽と出会えるのは、非常にやりがいを感じます。耳でも、目でも、舌でも楽しめる、新感覚エンターテインメント(笑)。何か新しい刺激を感じていただけたらいいですね」 S「そうそう。それぞれのジャンルのファンの方に、ぜひ飛び込んできてほしいですね」 というわけで“飛び込んで”みたのがこの写真。理屈抜きで刺激的な楽しいイベントであろうことが、容易に想像できるのでは?TAKAHIRO(振付家/ダンサー)N.Y.のアポロシアターで開催されたTVコンテストにて史上初の9大会連続優勝を果たし、殿堂入り。雑誌『Newsweek』の「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれ、マドンナのワールドツアーにダンサーとしても参加。CM、TV、PV、イベント、歌手などの振付やエクササイズを考案、大阪芸術大学客員准教授を務めるなど、多方面で活躍中。
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